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読書日記「仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋さんで学んだ」

庭の生け垣にしているキンモクセイが満開で、2階まで香ってきます。


読んだ本は全部記録するコーナー。

『仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋さんで学んだ』
川上徹也著
ポプラ社


 タイトル、長っ!
公民館の図書室から借りました。

あらすじ
 出版社に就職した新人社員、大森理香。慣れない仕事に戸惑いますが、小さな書店主との出会いが仕事人生を変え、そして成長していきます。
 書店主は実在だそうです。書店の経営も苦難に満ちていますが、そのたびに一生懸命できることを探して努力し、人との交流を広げ、もがきながら乗り越えていきます。


感想①~④

 感想を書いていきます。もう返してしまったので、記憶だけで書きます。
相変わらず本筋から外れるかも。


①読み始めて、「よく就職できたな」というのが最初の感想。失敗するし何も知らないし。こんなところから始めてすみません。就活が舞台だった「正欲」を読んだ後だったからかも。
 いやいや、そこはフィクションだから。


②でも、彼女もよくやった。とにかく本を読んだ。教えてもらったリストに従って、とにかく読んでいく。仕事で壁にぶつかっても突破していく。自分の強みを生かす。そうしたら、うまくいくんだな。そんな理香が生き生きとしています。

 新人でこんなにうまくはいかないだろうけどなあと、へそ曲がりはちょっと思うけど。
いやいや、そこはフィクションだから。


③書店主の小林さん。仕事とは結局、「誠実」なんだなと思いました。それと「信頼」

 小さな書店で頑張っていると言えば、二村知子さんの「隆祥館書店」に一度だけ行ったことがあります。作家さんの講演でした。X(Twitter)をフォローしています。

 「誠実」「品性」「本質を捉える」などの大事な言葉が、この、ともすれば殺伐とした世の中から消えていきませんように、と私は思います。

④書店の危機が言われています。本書の中でも、小さな書店が消えていくことが書かれていました。


 私は本屋さんが好きです。昨日もつい2冊買ってしまいました。アマゾンでも買うけど、なるべく本屋さんで買いたい。
 でも、後輩と話をしていると、本を買うより、なるべく借りたいとのことでした。お金がないと。


 そんなこんなありますが、マンガチックな表紙も合わせて、読みやすくて仕事について教えてもらって、そして元気になる本だと思いました。


 図書室のスタッフの方も、「この本、面白いですよね」と言っておられました。どの本を借りるのか、知られるのはちょっと恥ずかしいけど、読んだ本について語りたいというのはある。今度感想を聞いてみよう。



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