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中学生の自律、主体性って何?~新聞記事より

2024年7月25日(木)の朝日新聞夕刊から。
取材考記 「麹町中ダンス部騒動」
「生徒の自律」守る難しさ

以前、ダンス部がヒップホップを踊れなくて・・・
というニュースはなんとなく聞いていた。

昨日の取材考記はその事を取り上げていた。記事:森下香枝編集委員

この中学校をめぐっては、ダンス部だけではないとある。

2014年~19年度の校長が「自律した生徒を社会に送り出す」ことを掲げて改革を進めた。宿題や定期テスト、担任の廃止。私服を認めたのもその一つ。その教育改革は注目を集めた。

それが、昨年の4月に着任した校長が、この改革を次々と覆しているというのだ。標準服も義務化された。

校長の言い分はこうだ。
「学力の低下が理由」
「以前の改革は、主体性や自律を旗印に、指導を回避してきた」

【私】
これを読んで私が思ったのは、「子どもたちにとっては、どうなのか」ということだった。
社会人の話だが、「リーダー(管理者・上司など)として、人の成長を促すのは、主体性を上げること」と教わってきた。

どうしたらいいのか、本人が考えて答を出し、行動に移す。それが成長や成果に繋がる」と言われてきた。私もそう思う。

これを中学生に当てはめるのは違うのだろうか。
高校生ならいいのだろうか。実際、自由な校風を掲げる学校もある。

「自律」「主体性」
大いに結構と思うのだが、「従わせる指導」のほうが優先されるのだろうか。改革の後、この中学は成績がとても落ちたのだろうか。荒れたのだろうか。

確かに、以前の改革は先進的だなと思うけどね。
以前の学校を知っている生徒は、今の体制をきっと窮屈と思うかもしれない。のびのびと学校を送ることができているだろうか。

もちろん、一面的な事は言えない。今の指導体制の方がいいことだってあるに違いない。

私の学生時代なんか、中学はド田舎で、制服なんかなかったけど、高校では当たり前だったし。定期テストも当たり前で、何の疑問も持たなかった。

ただ、「従わせることが教育で、指導で」というのはちょっと違うんじゃないかなと思ったのだ。中学生だって、考え、判断する力は持っているはず。それを育てるのが教育じゃないのかな。

ヒップホップだって、生徒がやりたかったら、やらせてあげたらいいのに、と思う。責任は取ると約束させて。ダンスに責任なんか、あるんか。そこに愛はあるんか。(コマーシャル)


*新聞記事を読んだだけで、よくわからないまま素直な感想を書いています。反論もあると思う。いろいろな意見があって当たり前。

*ヘッダー、お借りしました。セーラー服に憧れていた。

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