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読書日記~『その本は』

例によって、図書室が閉まる10分前に選んだ本。「今日返却された本」の棚から見るのだが、そこで見つけた。

表紙の写真が出ない。ま、いっか。
表紙。
「その本は、表紙に二人の男の名前が 書いてありました」です。
その二人が、又吉直樹とヨシタケシンスケ。

装幀はきれい。型押ししてあるし、中のページも、由緒ある古書みたい。
中身。
私はおもしろかった。プロローグ、第一夜~第十三夜、エピローグ。二人が世界中を回り聞いてきた話を、交互に王様に語る。毎回「その本は」と始める。どれもそれぞれの特徴が現われている。

ヨシタケ氏は、以前に読書日記を書いた「日々憶測」のような、ナンセンスのような、でも本質を突いたような。「グフッ!」と笑ってしまう。又吉氏は、読ませる、泣かせる。中にはシュールな話も。

二人の、本に対する愛があふれていると思った。

絵はもちろん、ヨシタケシンスケ。中身は、どうなんだろう。合作かなあ。

でも、私が戸惑ったのは、終わり方。
なんだ、これは?

何回も見た。考えた。本のレビューも読んで、他の人の感想も見た。オチ?
わからん。

でも、そうしているうちに気がついた。
そっか!!!!!!!

間違っているかもしれないけど。私はそう思うことにした。
読んだ時のお楽しみに、これ以上は言わないでおくね。



*ヘッダーはお借りしました。少しミステリアスな本棚を探しました。

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