岬多可子の第6詩集『あかるい水になるように』を読む。第5詩集までもよかったが、本書は群を抜く。「くらいなかの火のはじまり」に息を呑む。「標本帖」は、無私を得るとはこういうことかといたく感じ入る。「山荘の花の実」は溜め息しか出ない。うまく言葉にならない。この詩集は一生ものになる。
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