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第59回 北海道グルメガイド(低クオリティ回前編) #ブックブックこんにちは

ブックブックこんにちは!

東京・神楽坂かもめブックスの柳下恭平と札幌・北18条Seesaw Booksの神輝哉、2人の書店店主が好きな本のことについて話すPodcast番組「ブックブックこんにちは」。このnoteは当番組ディレクターの山本リオが裏話をお伝えするマガジンです。

対面収録ならではの臨場感をどうぞ!


今回は札幌での対面収録!神さんのご自宅のリビングで録りました。リアル対面収録になると低クオリティになる傾向はなんでだろう......。

いつもはリモートでFacebookメッセンジャーのビデオ通話で繋ぎながら、それぞれのマイクで収録した音源を合体させて編集しています。

今回、お気づきでしょうか、マイク一つでリアルで録っていることもあり、右から柳下さん、左から神さんの声が聴こえる臨場感でお届けしています!

ときおり、外で子どもたちの遊ぶ声が入っていますが、和やかな昼下がりを感じながらお聴きいただけたら!(と言いつつ、二日酔いで2%のパフォーマンスとのことで、ローテンションスタートです。)

今回はオープニングトークもなければテーマトークもお便りも、なんなら本の紹介すらありませんので、ディレクター日記もいつもと趣向を変えて!札幌・ニセコで行ってきたお店紹介〜!!

すべて神さんのご案内によるものです。本当に本当に楽しかったなぁ。楽しすぎて、すみません、写真の記録がほとんどありません。みなさま、ぜひ札幌シーソーブックスを目的地とした旅に出るときのご参考にしていただけたらと思います!

札幌編

すすきの・千歳鶴(日本酒と海鮮)

直営 千歳鶴
https://maps.app.goo.gl/5KsyfcipVV7c2ZKe8?g_st=ic

まずはフラフラと夜の街「すすきの」へ。夜の街と言いましたが、気合いを入れすぎて17時前から繰り出したので、まだ全然お店が開いていません。神さんの後ろをついて、雑居ビルの2階を覗いてみたり、路地を入っていったりしたけれど開いてない。

まずはお魚でも食べますか!と入ったのが、地酒「千歳鶴」の直営店。日本酒はもちろん千歳鶴です。おつまみで印象的だったのは「氷下魚」というお魚を焼いたもの。

「氷下魚」って読めます?北海道の方には当たり前なのかな。「こまい」と読むそうです。つい俳優の宮沢氷魚さんの顔が浮かんでしまい、「ひ...こまい、おいしいですね!」と何度か言いかけました。焼き魚を手でほぐして、そのままマヨネーズをつけて食べるのがまぁ美味しい。

それに、鮭の「めふん」という珍味もいただきました。これは鮭の内臓の塩辛なんですけど、塩気が強くてプルプルで、まぁなんて日本酒に合うんでしょう!これこそ「飲まさる」ってやつですね。

メニューの煽り文にも「飲まさる」!!

〜さる、という言葉についてはこちらの回でどうぞ。

すすきの・めんよう亭五条店(ジンギスカン)

さくっとお魚を食べた後は、ジンギスカンに行きましょう!......と勢いよく外に出てみたものの、さすが札幌、どこのジンギスカン屋さんもいっぱいで入れません。行く先々で行列を見ては断念し、のれんをくぐれば満席で。よーーーーうやく奇跡的にカウンター席につけたのが、こちらのお店でした。

めんよう亭 五条店
https://maps.app.goo.gl/x5DMF4YSJMYT9hop9?g_st=ic

人数を見て適度な量をお母さんが教えてくれるので、言われるがままに注文。もう他のお客さんが焼いてるジンギスカンの匂いですでに白いご飯が進みそう。

ジンジンジンジンジンギスカン!

これだー!これを待ってたー!とばかりに、話す言葉も少なく、黙々と食べてしまいました。

余談ですが、ブックブックこんにちは運営チャットで神さんが投下した脳内エンドレスループ爆弾がこちら。一度聴くと本当に耳から離れなくなります。

神さんから速攻で届いた解説写真

札幌南二条・カタコト(ベトナム料理)

札幌の夜は長いです。どんどん行きます。この時点でたしかまだ20時半くらい。お次はベトナム料理!

BIA HOI カタコト
https://maps.app.goo.gl/1UwsajoDTbR1NYej6?g_st=ic

お店に先に入った神さんが「えー!久しぶりー!」という声をあげていたので、てっきり店主の方とご挨拶をしているのかと思いきや!まさかの再会が!

ーーここでちょっと東京の話題ーー

以前、去年の11月に神さんが東京に来て収録をした後に、東京は東陽町にある「古本と肴 マーブル」さんに伺いました。

古本と肴 マーブル
https://maps.app.goo.gl/PGPkPF1oWan41CvG7?g_st=ic

シーソーブックスでもイベントをされたというマーブルさん。本のセレクトも、日本酒のセレクトも、そしてお料理もすんごくおいしい。

マーブルさんのある東陽町は神楽坂から東西線で一本!かもめブックスとはしごできちゃう!

ーー東京の話題ココマデーー

で、ですよ。話を札幌に戻します。カタコトに入って神さんが驚いて挨拶していたのは、なんと!マーブルの店主・サキさんだったのです!

待ち合わせしていたわけでもなく、普段は東京にいらっしゃるというのにこの偶然。カタコトのクラフトビールやベトナムの焼酎ネップ・モイのソーダ割なんかがどんどん進んじゃうおつまみも美味。(すみません、このあたりから酔っ払い始めて写真がありません)

おいしいだけじゃなく、人と人の交差点になるような、そんな偶然の出会いや再会がある素敵なお店でした。カタコトの店主の方の「ホカロン」と書かれたニット帽がイケてるなぁと思ったら、腹巻きでした。札幌の人の防寒バリエーションの豊かさに感動。

札幌南一条・KUMADE(ワインとおいしいごはん)

驚かないでください。まだ札幌について一夜目です。4軒目です。当番組のヘビーリスナーでもあるツヨシさんの素晴らしいお店、KUMADE。

KUMADE ワインとお酒
https://maps.app.goo.gl/ZW493exwQY6JJY4E8?g_st=ic

もうね、ほんっとうにワインもお料理もおいしいんです。パスタも絶品。いろんなお店でワインを飲みますが、KUMADEで飲んだワインは記憶にしっかり刻まれる。どんなにベロベロに酔っ払っていたとしても、ワインの味とエチケット(ラベル)はなんでか忘れないのです。

ディレクターのInstagramストーリーより

この日は札幌で久々の再会となるゲストたちや、予期せぬタイミングでたまたま東京から来ていた面々、北見や上川など北海道中からも知り合いが集まる集まる!最後には十数名いたんじゃないでしょうか。

思い返せば1年前、去年の4月に公開収録に参加したときは、私だけ10年ぶりの札幌、知り合いもほとんどいないアウェイな場所でした。パーティーとか飲み会が減った生活が続き、克服してたと思ってた人見知りを全力で発揮してしまっていたのが去年のKUMADE。それが今ではみんな知ってる!札幌大好き!となっているこの変化を、ここで感じられたのがとても嬉しかったです。

でも、ついつい貸切営業のときにばかり行っちゃうKUMADEなので、次こそは通常営業のときに食べに行きたい!



ニセコ編

今回のディレクター日記は本気でグルメ回として全力を出すと決めたので、まだまだ続きます。記憶の限り振り返ります。

喜茂別・中山峠の道の駅(あげいも)

何を隠そう、私はジャガイモが大好きです。書いてませんでしたが、新千歳空港に着くなりカルビー直営店の揚げたてポテチを2つも買うほど芋が好き。

これは新千歳空港のカルビー直営店で食べた揚げたてポテチ。上は超ピザポテト。

ジャガイモジャガイモと言っていたら、ニセコに向かう道中で神さんがなんと素敵な寄り道の提案を!

道の駅 望羊中山
https://maps.app.goo.gl/wjhWaNYawYGfGWUJA?g_st=ic

どうやらここの「あげいも」っていうのが名物らしい。あげいも。聞き慣れないけど直訳したら「フライドポテト🍟」ってことでしょ?やっぱりジャガイモ自体がおいしかったりするのかな、なんて考えていたら「結構ボリュームあるので、柳下さんとリオさんと僕で1本くらいでいいかもしれませんね」と神さん。ん?1本?

これが峠のあげいもだ!

なるほど!こう来たか!ずっしり重い串には、小ぶりなジャガイモを丸ごとアメリカンドッグのような衣で包んで揚げたものが3つ。ジャガイモがほくほくむっちりで、なんで今までこの料理に出会ってこなかったのか。ジャガイモの純粋な美味しさを味わえて嬉しい。神さんのブレーキ(夜のごはんのことも考えて)がなければ、1人で一本いってました。あぶなかった。

帰りにも寄りたいなぁと思っていたけれど、二日酔いの神さん柳下さんを見て言い出せなかったのはここだけの秘密です。

ニセコ・Pyram Organics & Plants(オーガニック食材のはかり売り)

食べてばかりでしょ。そうなんです。びっくりするほど食べてばかりなんです。さらにお土産にも食べ物を買おうとしちゃう。先に言っておきますが、北海道から帰ったらしっかりと二重顎が育っていました。おいしいもの、多すぎる!(幸せな悩み)

ニセコエリアに入ってまず到着したのはオーガニック食品のはかり売りのお店。

Pyram Organics & Plants
https://maps.app.goo.gl/xm5d2tjPB7pJG7Vu7?g_st=ic

殺菌済みのリサイクルの空き容器に、ほしい食材をほしい分だけ入れて、はかり売りができるのです。

種類も豊富!写りきらないほどまだまだある。

目うつりしながらも、ミューズリーやドライフルーツ、チャイの茶葉、ピーナッツバター、ピスタチオバター(!)、ミックスナッツ、ゆで卵のような匂いのする岩塩、などなどとめどなく購入。

特に丸ごとバナナのドライフルーツというのがすごかった。そもそも輪切りにされたバナナなら想像つくのですが、1本丸ごとドライにしているので、見た目も立派なごぼうのような感じ。それがね、車に乗ってからも紙袋を通してあまりに芳醇な香りを放つんです。我慢できなくなって、神さん、柳下さんに1本ずつどうぞとお渡しして、みんなで早速食べました。バナナの甘さも強いうえに、洋酒に漬けたのかな?というほどコクがある。

運転席と助手席の2人には見えないだろうと、こっそり1人でおかわりしてたら食べ終わってしまいました。だっておいしかったんだもん。

Pyramで買った食材のおかげで、東京に戻ってからの自炊生活も豊かになりました。最高。


ニセコ・SPROUT(コーヒー)

車に乗る前に、せっかくだからコーヒーでもテイクアウトしますか!という神さんの提案のままに向かったのは、Pyramのすぐお隣。

SPROUT
https://maps.app.goo.gl/fFM6vE7dhU5dX2ic6?g_st=ic

店内の入り口すぐ横には焙煎機。コーヒーの良い香りの向こうの席を見渡せば、客層はかなりグローバル。とうとうニセコにやってきた!という気持ちが高まる光景です。

みなさん休暇でいらしている観光客の方が多いせいか、ゆったりとリラックスしている空気が流れていて、とても気持ちの良い店内。実は直前まで、車中の後部座席でリモート会議をしていたのもあって、ようやくオンとオフが切り替わった感じがしました。

お店の方とも、これから温泉に行きたいんだけれどどこが良いかとか、今年の雪は溶けるのが早いとか、季節を感じられるおしゃべりも嬉しい。あっという間に出来上がり、カフェラテをテイクアウトしました。

ニセコ・Bang Bang(レストラン)

この日のディナーは、夏のニセコ公開収録ツアーでのバーベキューでお世話になったシンジさんの働くBang Bangへ。

Niseko Bang Bang
https://maps.app.goo.gl/hpgee1g4PNKYNcgP9?g_st=ic

今回の配信でも話題に上がっていたBarGyu+のシンさん、Pyramのマサキさん、マサミさんも合流しました。

北海道の本気の刺身

やだもうなに、お刺身美しいし輝いているんですけど。ウニなんてとろけちゃうし。(またしても酔っ払って写真はここまで)

ジャガイモが好きというと、昔からこのお店の名物だという「じゃがれん草」という料理も勧めていただきました。じゃがいもとほうれん草なんて美味しいに決まってる!はい!おいしい!ラクレットポテトも良かったなぁ。

もちろんジャガイモはほんの一部で、焼き鳥も幸せでした。というかメニューの品数が本当に多くて迷っちゃう。今思い返しながら、ニセコには何泊かして、Bang Bangに何度か通う必要があるんじゃないかと思えてきました。お腹いっぱいで諦めてしまった、もっと食べたいものがたくさんあったのを思い出してきちゃった。必ずまた行きます。

ニセコ・BarGyu+

さあお待ちかね!大トリです!今回の札幌ニセコ収録ツアーの最大の目的地!Gyu+(ギュータス)!

Bar Gyu+
https://maps.app.goo.gl/9WZKH8eEHVWJQzhq7?g_st=ic

この自販機のドアを、雪景色に囲まれた中で見るのが憧れでした!念願叶った!

Gyu+のオーナーであるひさしさんには、夏の公開収録でもゲストとしてご参加いただきました。

(実はこの回、私のPodcast編集デビューでした。感慨深いなぁ。)

Gyu+については上記夏の公開収録回や、今回の配信回でも詳しく話していますので、ぜひお聴きくださいね!

しかし冬のGyu+、素晴らしかったです。夏にも飲んだノーザンジントニックも、夏の爽やかな緑に囲まれた中で飲むのと、ライトアップされた中にふんわりと雪が舞う闇夜を眺めながら飲むのとでは、また違った味わい。

徐々にハスカップで赤く色づいていくのが粋。

ホットバタードラムには北海道のバニラアイスが使われていて、ラムの香りと、優しくて濃厚な甘さ、それに3月の雪降る夜に嬉しい温かさと、心の芯まであたたまるホットカクテルでした。隣のテーブルにいたお客さんたちとの出会いもあり、賑やかでおいしくて楽しい幸せな夜でした。

冬の間しか開かないGyu+は今季の営業は終わってしまっているようなので、Instagramやサイトなどで営業日はぜひチェックしてください!

番外編

以上でお店紹介は終わりなのですが、最後に番外編。千歳空港から高速バスで札幌市内まで向かった後、車で迎えにきてくれた神さんが「ようこそ!」と挨拶しながらサッと手渡してくれたのがこれ。

ファイブミニ!!今思えば、食い倒れツアーの初手として嬉しい&大事な差し入れだった気がしてきました。

さて、グルメガイド(という名の北海道旅振り返り)をしてたら、本編をだいぶ無視したディレクター日記になってしまいました。ま、いっか。次回も低クオリティ回が続きます!低クオリティと言いつつ、二日酔いも覚めて元気になってきた2人の元気な声でエネルギッシュになっているはずだからお楽しみに!

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