Sekai no owari 「2010-2019」

新しい日本の大きなバンドは殆ど聴いてなかったが、最近のバンドだと唯一聴いて良かったのがsekai no owariだった、聴いたアルバムは「entertainment 」と「earth」でこれは結構良かった、というかかなり良かった、しかし最近ジャズに傾倒していたために、あまり聴いていなかった。

なぜ良かったというと、自分が今まで聴いていた日本の大きなバンドというのは基本男女間の愛や希望を歌ったものが殆どだった。

勿論sekai no owari というバンドもそういった曲もあるが、地球環境や戦争、いじめ、世界平和…そういった曲が全面に押し出されいたからだ、確かに自分が聴いてきた日本の大きなバンドもそういった内容の曲はある。

しかしそういった曲はラブソングの中に幾つかある、という感じでそれがメインではなかったからだ、しかも曲が物凄くキャッチーで聴く人を選ばない、万人受けする要素があり完成度も高い、プロテストソングというとつい力が入ってしまうが。

Sekai no owariというと「虹色の戦争」が代表曲だが自分がsekai no owariの一曲を選ぶとしたら「illusion 」だ、この曲はsekai no owariがどういうバンドか、どういうテーマを歌っているか、体現しているような気がする。

別に「illusion 」だけでなく、他の曲も同じくらい良い曲もある、久しぶりに「いいんじゃないか」と思ったバンドだったりする。

このベストアルバムはsekai no owariの代表曲を手っ取り早く聴ける内容になっている、CDを新品で買うと確かに高い、2500円とかするが…まあたまには買ってみてもいいかもしれない。

「2010-2019」というと自分は会社員として働き始めた時であるが、丁度日本の音楽やロックを聴かなくなった時期だったような。

この歳になると新しいバンドを今まで聴いていたアーティストと同列に並べることは難しい、さっき「日本の大きなバンド」といったがサザンオールスターズとミスターチルドレンであるが、それらのバンドと同じように聴いても良いかもしれない。

タワーレコードやTsutayaに行くと膨大な数の音楽がある、これだけ多くの音楽があると「今まで聴いたことのないような新しい音楽」をクリエイトするのは難しい、というか殆ど不可能だろう、またこれだけ無数のアーティストがいると一つ頭抜け出すのは至難の技である。

その中でもsekai no owariというバンドは抜きに出た個性的なバンドなのかもしれない。

自分もライブ配信しているが、自分のようなアマチュアのライブ配信にも僅かながら一応常連さんがいて曲を聴いてくれるというのはそれだけでもマシだと思った方がいいかもしれない。

前の記事で「新しいのは聴かないかもしれない」と書いたがやはり最近の音楽も聴いた方が良いかもしれない。

…どっちなんだ(笑)

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