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和音を知れば、歌がもっと自由になる〜ポップスに秘められたコードの魅力〜

ポップスの曲を聴いていて、心に響く瞬間やぐっと感情が揺さぶられるフレーズに出会ったことはありませんか?
その背後には、実は「和音(コード)」が大きく関わっています。
最近のポップスでは、より繊細で複雑なコードが使われており、それが曲全体に深みを与えています。
和音の秘密を知れば、歌や演奏の幅が驚くほど広がり、今までとは違う視点で音楽を楽しめるようになると思います。
今回は、そんなコードの魅力とその効果をわかりやすく解説していきます。

和音とは、2つ以上の音が同時に鳴ることによって生まれるサウンドのことを言います。
ポップスの楽譜などに“C”や“Am”などと記載されているのが“コード”です。
コードは基本的にはドミソなど3つの和音で構成されますが、7番目の音が入ったり(C7)、4番目の音が入る(Csus4)ことで全く違う響きになります。
今では当たり前のように使われているセブンスコードは、モーツァルトの時代に始めて使われたのですが、その時は『革命』と言われるくらい衝撃的な和音だったそうです。

さて現代では、さらに複雑なコードが生まれ、より繊細なハーモニーが作れるようになりました。
曲を聴いていて「エモいな…」と思う場所は大抵コードに秘密があります。(笑)
ちなみに“エモい”とは“emotion(感情・情緒)”のことでメロディーの中で情緒を感じるところですね。
メロディーの一部で特別なコードを使うことで、“晴れ”でもなく“雨”でもなく“お天気雨”のような表現ができるのです。

また、コードをどう繋ぎ合わせるかという“コード進行”によっても曲の雰囲気が変わります。
コード進行にはパターンがあり、このパターンは現在出尽くしてると言われていますが、それでも革新的なコードを使ったり、「そこでこのコード使う?」のような斬新なコード進行をするアーティストは“新しい”と言われたりします。
また、アーティストそれぞれにも個性が出ますよね。
個人的には藤井風さんやKing Gnuさん、Official髭男dismさんが好きです。

ピアノやギターでコード弾きをマスターすると、コードの微妙なニュアンスを感じることができ歌う時には表現の幅が非常に広がります。
例えば、Cのコード(ドミソ)の中のドと、Amのコード(ラドミ)の中のドは同じドですが響きが全く異なります。
複雑なコードを使えばさらにニュアンスを変えることができます。
このようにコードを感じ作曲者の意図したことを読み取って表現する、というのも歌の楽しさの1つです。

コードはギターやピアノであれば、ウェブサイトやアプリなどで簡単に知ることができるのでご興味のある方は検索してみてください。

音楽理論は難しく感じるかもしれませんが、一度理解してしまえば新しい音楽の楽しみが広がります。
ぜひコードを感じながら歌や楽器を楽しんでください♪


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