誇羅志 瞳

目標だった創作大賞2024 小説応募、無事終えました。これからは本来の【ものづくり】の…

誇羅志 瞳

目標だった創作大賞2024 小説応募、無事終えました。これからは本来の【ものづくり】の記事や作品UPなど交えながら続けて行きたいです。自然の欠片を素材にした【ものつくり】に勤しむハンドメイド作家です。

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  • 【共同運営マガジン】頑張る隊

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    ここは自分らしく頑張る人たちが集まるマガジンです(*´ω`*)決して人に強要するわけではなく、自分らしく自分のペースでほんの少し前向きに生きようと頑張るマガジンです(*´∀`*)共感してくださるかたはぜひご参加お待ちしています✨

  • 後らがヨミムン

    マガジンタイトルは地元の方言で後から読むもの、という意味です。 個人的に読む予定の記事置き場ですが、今はジャンル分けしていません。

  • ご挨拶

    note開設の経緯を簡単にまとめました。

最近の記事

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天の道~真実の行方1話

あらすじ 神聖な領域であるはずの病院の中に、ハラスメントの要素を兼ね備えた ワンマンなボスの存在があった。とにかく怒らせると厄介なこの 人物に段々と操られていく理性を無くした『心』は次々に罪を生み…… 命を守る筈の領域は、もはや鬼の巣と化して行く。 そんな状況に想い悩むひとりのナースが遭遇するミステリアスな出来事は 彼女に天からのメッセージだと悟らせる。 真実を伝えようとする者がいた それは只、二度と同じ過ちを起こしてほしくないとする 願いからに他ならなかったが 同じく真

    • 💛ロック

      干潮時の潮が引いた際に、ぽっかりと現れるハートロック。 なので、干潮時さへ見図れば季節を問わず見れるのだが 冬は周囲の荒波を被ってしまうので、やっぱり穏やかな波の夏場が一番。 太陽の光を浴びての透明度も比べ物にならない。 💛の形ってなんで、こんなにも人の心をほっこりとさせるのだろう? これまでも、幾度となく私の心を癒してくれた大好きなスポットです。 #夏の1コマ

      • 天の道~真実の行方 最終話

            2章ー⑨ 最近の雨は、時に尋常じゃない雨量を観測し、河川の氾濫、土砂崩れによる道路の寸断、建物の損壊と言った大きな災害へ発展する時がある。 この地域はつい最近、そんな被害に見舞われたばかりだった。 それは、ちょうど、瞳が砂浜体験をしたその夜から、幾日も降り出した激しい雨の影響を受け発生したものだった。 道路が川のように水嵩を増し、何台もの車がプカプカと浮かぶ程の凄ましい雨の降り方は生まれてこの方、初めて目にする光景だった。後にそれは、ゲリラ豪雨と呼ばれ、全国各地へ

        • 天の道~真実の行方19話

               2章ー⑧                             「瞳の為に、何処へでも行って証言してあげるから」 いざとなったら、順子の言ってくれた、この言葉が助けてくれる… 巻き込みたくない一心で、5年前に受け取らなかった順子の真心を 今こそ使わせてもらっていいかな?心の中でそっと呟いた。 順子は今でもそう言ってくれるだろうか、、順子の誠意が、今は褪せたものだとしても、それを咎めようという気は更々なかったが、一方で少し不安を感じる自分もいる。親友ではあるが、

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        天の道~真実の行方1話

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        記事

          天の道~真実の行方18話

               2章ー⑦                            実証出来ない『手』の正体、、其処から先、次々に繋がっていくものにさへ 「自分の妄想なのだ」と、念じ込もうとしていた瞳だが、又しても偶然が重なり合うようにしてやってきたのは、それから間もなくの事だった。 「こんな現実離れした話し、誰が信じてくれよう」 そんな常識を払い除けてくれた同僚の西原千里の言葉が、漠然と思い描いていた瞳の発想を揺ぎ無いものにしていくのだが、自然と話せるシチュエ―ジョンが与えられた

          天の道~真実の行方18話

          天の道~真実の行方17話

                 2章ー➅ 気分が海へと誘われる陽光のせいもあり、趣味を通した久しぶりの海での物色に、瞳は夢中になっていた。 どこかに……朽ち果てそうな命(貝殻)はないか、視線は砂浜に注がれ そんな物を探し求めていた矢先、異様な物体が瞳の目に飛び込んで来た。 その形から、一瞬何であるかも容易に飲み込めず、よく確かめる為にと距離を縮めても、理解するまでに時間の間が必要な程だった。 と、言うより、目にした物に対して理解や判断力の思考回路が遅れてついてくる、、以前、悪夢の中で経験し

          天の道~真実の行方17話

          天の道~真実の行方16話

                2章-⑤                            順子は今でも、そう言ってくれるだろうか? 当時、親友の順子が言ってくれた言葉を思い出す。 月日が経ち、あれから5年が過ぎようとしている。 あの頃を引きずっているのは、自分だけかも知れない。 それほど、、月日は経ったというのに、、 瞳を突き動かしてくれた竹内玲奈、そして順子の、当時の記憶を辿りながら瞳はある人物に宛て、手紙をしたためようとしていた。 新しい人との出会い、新しい生活は5年という歳月を経

          天の道~真実の行方16話

          天の道~真実の行方15話

                 2章―④ ‟秘密の仲間”と瞳の相違点が、決定的に出来上がり、それまで‟当事者”から聞かされた話の上に、乗っかっていただけに過ぎず前に出る事を躊躇っていた瞳は、立場を飛び越えてしまった。 「このままじゃ、自分自身を追い込んでしまう」 「もう、此処に居るのは限界だ!」 その夜、親友の順子に、そんな思いをぶつけた。 「瞳は、潔癖症だからなぁ」 何かにつけ瞳の一大事に、いつも正面から向き合ってくれる順子。 だが、単に昼間の心の叫びを伝える為だけじゃなかった。 呼べば

          天の道~真実の行方15話

          天の道~真実の行方14話

                   2章-③                                医師の指示で動く医療現場で、不在の小早川が出した口頭指示だったのか 小早川の最も嫌う‟搬送”を避ける為、師長自身が出した結論だったのか 師長が口を開かない限り、真相は闇の中。 しかし、手を下した師長の根底にあるのは、やはり此処の環境である。 瞳は毎日、何故、『師長はあんな事までしてしまったのか』と、考え続ける 日々を送っていた。 もしも、小早川の指示によるものだとしたら、、 その場に

          天の道~真実の行方14話

          天の道~真実の行方13話

               2章ー② 此処は、渓流会病院の3階病棟。 産婦人科をメインとする夜の静まりかえった病棟内に、ストレッチャーの ガラガラとけたたましい音が鳴り響き、分娩室へと向かっている。 とにかく一刻を争う分娩が、今まさに行われようとしていた。 妊娠28週で破水してしまい、もはや防ぎようもない出産に臨む 若い母親は、必死に叫んでいた。 「私は、どうなってもいいから!!お願い!この子だけは助けて!」 ストレッチャーを誘導しながら、順子と瞳が母親に対し交互に声を掛け合う 「大丈夫…

          天の道~真実の行方13話

          天の道~真実の行方 12話       2024小説大賞応募作品

                天の道~真実の行方 2章-① 此処はともすれば 大なり小なりに、生と死を賭けたヒューマンドラマの生み出される場所。 門を開けば、病める人達が救いを求め、今日も大勢訪れてくる。 己の感傷に浸る間もなく、その流れに身を置けば 頭と身体は、おのずと別々に動き出す。 立ち止まる事を知らない時間の中に、忙しく身を任せている事が 今の瞳の救いとなっていた。 この歪んだ環境の世界で、穏やかに時間が進む事など あり得ないと知っていながら 此処で生きて行こうと決意した瞳にとっ

          天の道~真実の行方 12話       2024小説大賞応募作品

          天の道~真実の行方11話

               悪夢からの目覚め 大きな犠牲を払ったけれど、3階病棟の歴史を変える事に繋がるのなら 今回の件は、その為のひとつの通過点として 已むを得なかった事にしよう 此処で終わらせてしまおう 何よりも、今後の病棟の為…… これで、今の小早川を以って、封印された3階病棟は これから変わっていけるだろう 嬉しそうに満面の笑みを浮かべる由美の顔がある。 その期待感はどんなであろう。 未だかつて、見た事ないような由美の笑顔。 本当に何とも言えない位の、いい表情の由美の笑顔が暫く映し

          天の道~真実の行方11話

          天の道~真実の行方10話

              フラッシュバック③ それまでの物々しい状況を物語る一切の片づけが終了し 綺麗に整理されたNICUに、急変を知らせる連絡を受け 途中から外で待機していた家族は、ようやく面会を許され 中に入って来た。 夜間の急な呼び出しに、駆けつけられたのは父親一人だけだった。 カイザー(帝王切開)のオペ後という事もあり、父親の意思を優先に 母親にはショックが大きいだろうと考慮され、急変の事も その後の結果も、伏せられたままだった。 今頃、病室のベッドで、自由の利かぬ身体を横たえ 何

          天の道~真実の行方10話

          天の道~真実の行方 9話

                 フラッシュバック② 夜勤帯は当然、手薄で他を看ながら、それ以外はNICUに 付きっきりの看護をしていた由美が授乳室の瞳の元へ 血相を変えて駆け込んできた。 「野中先輩!大変!あの子・・今、糖水をあげたら 真っ黒になっちゃって……もう……恐ろしいわ」 こんな事態になる事が、予め予測出来ていたからこそ 搬送を囁いていたナース達…… 案の状、その予測が現実のものとなり動きだした。 SpO2 の低下を確認すると共に由美へDrコールを依頼する瞳。 一刻も早い救急対

          天の道~真実の行方 9話

          天の道~真実の行方8話

               フラッシュバック① 妊娠中毒症の母親からカイザー(帝王切開)によってたった今 生まれたばかりの赤ちゃんは、オペ室から戻ると同時に NICU(新生児集中治療室)のクベース(保育器)管理とされた。 小児科医の居ない形ばかりとも云えるNICUで 付きっ切りで処置をして施しているのは、まだ、オペ室で 母親のオペを執刀中の身動きの取れない小早川に代わり この病棟の師長であり助産師兼の海江田由紀子だった。 師長、助産師という立場上、必然的に小早川と接する機会が多く その心

          天の道~真実の行方8話

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          noteを始めて2週間弱か~ 💛の数からして私の小説、全然見てもらえてない・・・ よし書くぞ~で此処の仕様、良く分からないまま見切り発車して 小説投稿から始めたけど、あまりの閲覧者の少なさにパタッと 立ち止まってみた。 やっぱり先に何かしらの設定が必要だった?? 今更だけど、noteの始め方を見てみた なぁに?自己紹介とプロフィールって別なの?! 慌ててプロフィールを書く そして何?SNS連携って・・ え~!小説書いてるの内緒でばれたくないんですけど! それなりにやって

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