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アパレル人生 好きなことを仕事にする。

22歳から27歳まで僕はアパレル会社に勤めていました。

子供の頃から洋服が好きで、身だしなみに関心が強かった僕は、知り合いの伝手でアパレル会社に入社した。

目的は洋服の作り方を学ぶため。

伝手とゆうこともあり、初めから希望していたデザイナーのアシスタント的な位置で仕事をさせてもらえた。

ずぶの素人な僕は一から学び始めます。

社会人としての基礎、デザイン作業に必要なイラストレーターやフォトショップなどなど。

好きなことを覚えるのに苦労は感じなかった。
時間をかけてでも身につけようと夢中になった。

アシスタントをしてから二年後に僕はデザイナーになり

そのまた一年後にはクリエイティブディレクター兼デザイナーになった。

洋服を作る作業にプラスして雑誌に入稿する広告作成も行い、HPの物撮り、広告写真の撮影・キャスティング・ロケハン。
全てやった。

既存のブランドデザインを任されていたので、自分が作りたい洋服、着てる服とでは乖離している。

ブランドイメージを崩さずに流行りを取り入れて、お客様の飽きないような物を作る。

この作業がなんとも難しかった。

流行りのさらに早い業界だったから。

業界では先駆者的なブランドだったのが、時を重ねるにつれて廃れていく。
自分の無力さを感じた。

最終的にブランドは他の会社に買収していただき、結果ブランドは消滅してしまった。

僕はなぜかほっとしていた。
もうつくらなくてもいいんだ。


憧れのマルタン・マルジェラも引退するときに言っていた。
「もうシーズンはない」

僕がこの経験で感じたのは、流行りは終わるし物凄いスピードで切り替わるということと、自分が作りたいものを自分の責任で作るということ。

お客様目線も大事だけれど、もっと新しいことをお客様に提案して、お客様についてきてもらうようなブランド体制を取れればよかったと思っている。


今僕は建設業や営業の会社をやっている。

デザイナーとゆう経験が僕をクリエイティブ思考にしてくれた。

あの失敗から10年経ち、今度は自分の表現したいものを作ろうと思っている。

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