2020/07/05

起きた。今朝はピザトースト。ちゃんと朝起きたのでえらい。でも、二度寝はした。昨日は二度寝しなかった。次はちゃんとずっと起きててえらいを目指そう。その次は呼吸してえらいとか、生きててえらいとか言い出すだろう。ちゃんとメシ食ってえらいとかもあるかもしれない。

お昼ごろに、スーパーに行って様々なものを買った。様々な草、パンを2斤、合鴨ロース、ドレッシング、そうめん、牛乳、とろろいも、バナナ。あと切り株のパン。久しぶりに買った。こんなところである。

すごい……。リアルタイムで見ていたらどうなるかと工程を想像して、気が遠くなりすぎる。カナさんの羊毛フェルトのお人形は、すばらしくかわいいのだが、じゃあ世の中にもっともっと羊毛フェルトのお人形が増えればいいのにと思っても、そうはならない理由がつまっている気がする。「神業とは、手間のかかる方法である」とは、どなたの言葉か忘れてしまったけど、それである。

さて、もちろん今日も、そして明日まで、僕は例の小説に取り掛かっている。応募の規定から書いたものの内容にも進捗にも触れられないのだが、とにかく、僕にとって簡単なことではない。その点は疑いようがない。デフノートは「そこら辺を適当に140歩から1400歩あるいてきて」という制約に似ている。「ういーっす」家をと出かけていって、よくいく自販機で爽健美茶とか買って帰ってくれば一丁上がりみたいな感じだ。

一方で短編小説への投稿は「2000歩から4000歩で可能な、最高のツアーを組んでください」なので、その2000歩から4000歩を何度も何度も何度も繰り返し歩いて「本当にこのルートでいいんだな?本当だな??? そこの道は、右足から歩き始めるのでいい? あ、あそこの喫茶店は無視していい??! 寄るの?!!え、ここでも食うの? さっきの店で死ぬほど食ったのに!!!??何ツアーなのこれ?? え、目的地変えたい? 正気??」みたいなことを死ぬほど繰り返しており、最終的には同じ道の左側を通るか右側を通るかみたいなことまで、全道路で総ざらい検討したりすることになるのである。手間がかかる。手間がかかるのだ。

こうして、気が遠くなるほどの手間と向き合いつつあって僕が苦しんでいる頃合いには、実際に気が遠くなるほどの手間をこなしてゆくカナさんが、この世に存在することを、大変心強く思える。文章おかしくない……ですよね。

- 睡眠 0-5, 7-12 (11h)

今晩は、すやっと寝られる感じがある。書いたもののその日のバージョンをを印刷して枕元に置いて寝るのは、修士論文を書くときに良くやった儀式だ。やってみるか。


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