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冴える夜の思いで話

深夜三時。早くに寝てしまったせいで目が覚めて寝付けやしない。この先の未来の不安と焦燥感で胸が締め付けられる。未来のことを考えて、調べれば調べるほどに今わたしにできることは何も無くて、それがなんだか、とてももどかしい。

写真フォルダを漁る。半年ほど前のものが、随分遠くに感じられる。あの時の私は今の私みたいな時間を過ごしていたのだろうか。時間は進むのが早いのか遅いのかわからないけど、怖いなと思う。つぎ、気が付いたときには息が絶えているかもしれない。

あ、そういえばこの子。どうなったんだろう。前に喧嘩して、そのまま連絡取らなくなっちゃった子。あの時強く言い過ぎちゃったかな。今更だけど、ごめんねって心の中で謝る。あなたが今も未来も幸せでいてくれればいいな。

そう言えば最近、耳にピアスを開けた。記念として開けてもらった。鏡を見る度に、ピアスを見る度に、ああまたひとつ大人になったなって感じられて、何だか不思議な気持ちになる。小さい頃、ふとした瞬間に色んな人のピアスを見てきたからだろうか。あんなに小さい時は憧れだったのに、セプタムを開けたあとは憧れもなにも無くなった。セプタムを開けた理由は、あそこが一番痛いって聞いたから。ファーストピアスで一番痛いところを開けちゃえば、ほかは痛くないとあの時は本気で思ってた。狂気の沙汰すぎる。

前の学校にいっつもニコニコしてる先生がいて、すごい可愛くて大好きだった。だから私もニコニコしてようかなとか思ったり。案外、口角上げ続けるの結構難しくて、でも意識してでも口角上げてると何だかイライラしないし余裕が生まれる気がする。うん、これいいかもって最近思った。

新しい靴欲しいなって思ってもうずっと時間が流れた気がする。でもどんな靴が欲しいかこれっていうデザインがなくて、うーんって唸りながら何時間ネットサーフィンしてるのって話。でも、買い物は出会いだからしょうがないのかもしれない。

お手紙ってすごい大事だと思う。私は時々みんなから貰った手紙を読み返すし、それがあるだけで全然気持ちが違う。って言ったら嘘になるんだけど、暇つぶしに読むのに丁度いいよね。なんかみんなから愛されてるなぁって嬉しくなるし。私は手紙書くのが大好きだから、結構みんなに手紙渡してると思う。だから今頃その手紙が誰かの暇つぶしの役に立ってるといいなあと思う。

手紙が好きになった理由は明確にある。小学校四年生の時だったと思う。研修のキララ先生が来た時。その頃の私はすごく恥ずかしがり屋で、来たばっかりの先生は、いつもみんなに囲まれてて私は全く先生とお話ができなかった。だけど、不慣れな先生が頑張って授業してたり、みんなと仲良くしてるのを遠くから眺めていることも好きだった。先生がいなくなる最終日、私は手作りのペンギンのぬいぐるみを先生に渡した。そしたら先生が私に、住所教えてくれた。「ここに手紙出してくれたら、先生お手紙書くね」って。今となってはそれ大丈夫なの!?ってツッコミたくなるけど、先生に言われた次の日にはもうお手紙を書いてだした気がする。その時に、私が先生のことこう書いたの。「キララ先生が教室に入ってきた瞬間、教室に灯りがついたかのようにパッと明るくなった」
そうしたら次のお手紙で先生が、私の事たくさん褒めてくれて、それでお手紙が好きになった。だけど二年くらい文通をした後に、お返事が来なくなっちゃった。けど、次のお手紙いつ来るかな?ってワクワクしながら毎日郵便ポストを開ける生活はとても楽しかったのを覚えている。


そんな幸せな思い出を沢山これからも作ってきたいと思うし、私と出会った人も、全員幸せになりますように!

それじゃあ。おやすみ。

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