エンジニアの組織開発

エンジニアの組織開発⑧ 第1歩

「世界を驚かす革新的な技術を みんな と創り出す」ために、「組織開発」をやるぞ!と決意はした自分に、運営会社の方から素敵なギフトがありました。そのギフトとは、組織開発の基盤を創るための具体的な活動の提案です。この提案がなかったら、自分はやる気だけがカラ回転して、副作用が大きくなっていたかもしれません。

運営会社の方からの提案は2つありました。

 ① 所属している部署全体に対するワークショップを開催すること

 ② 1on1を継続すること

①②を実施するにあたり、実施回数の目標値を定めて実施することにしました。具体的には①については、「1回/半期、ワークショップを実施する」。②については、「2週間に1回(30分~1時間)、1on1を実施する」と決めました。そして、何よりも、実施回数をクリアすることが目標ではなく、「世界を驚かす革新的な技術を みんな と創り出す」ための信頼関係を作り出すことに重点を置くと心に誓いました。そして、みんなの前で、

「世界を驚かす革新的な技術を みんな と創り出すために、ワークショップと1on1をします。もっと、みなさんのことを知りたいし、自分のこともしってもらいたいんです。」

と宣言をしました。1週間に30分~1時間も時間(工数)を取られることに対する反発などがあるかな?と思っていたのですが、意外と好意的に受け取ってもらえました。当時は1on1という言葉自体は珍しく、少なくとも、自分が働いている会社では誰もやっていませんでした。好意的に受け入れられたこともあり、安堵感と挑戦心が入り混じっていたのを覚えています。

そして、この実施回数という目標値が、自分を苦しめることになるとは、この時点では全く想定できていなかったのです。

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