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(DDC presents) We Love "Spaghetti Disco" : SELECTED BY ..... (#01)

信じられないと思いますが、2020年の今、またイタロ・ディスコが来ています!1980年から、40年たった今!2000年ごろにもリバイバルブームがありましたが、2015年のBest Record Italyの復活や、Dark Entries Records による、再発ラッシュ、影響力のあるLes Yeux Orangeなどによるイタロ、リエディットブームなどここ5年くらいでまた、イタロが燃えています

 DJ SHIKISAI主宰レーベルDiesel Disco Club第3弾リリースにあたって、DJ SHIKISAIとDJ Pigeonが、DJ人生の中で出会った素晴らしいDJ/クリエイター/ライター/ドラァグクイーン/その他有識者の皆様My Favorite Italo Discoをお聞きしました!

 東京は勿論、関西、沖縄、果ては国外、本場であるイタリアのアーティストにお伺い。Techno/Houseは勿論、Hip Hop的視点、更には80年代当時のディスコ箱付きDJ視点に至るまで幅広いセレクションとなりました!是非お楽しみください! (by DJ SHIKISAI & DJ Pigeon)

 SELECTED BY....
Max Essa / MAYURASHKA / MAXIM / Mushrooms Project / MAYUDEPTH / nonSectRadicals(macharr & inu) / Kotetsu Shoichiro / Kza (Force Of Nature) / YUKI "T-GROOVE" TAKAHASHI / AFR / Watusi / DJ RUMMY / CHERRYBOY FUNCTION / 村岡勇治 / DJ Mizuki / Mura-T / MEEBEE a.k.a KAZUHIRO ABO / Dazzle Drums / DJ No Guarantee / DJ TOMO ASAHINA / Torei / REMI / Hattori  / Takeshi Sato / Rachel D'Amour / Severino / Daichi, Oozne, Kamome (Vinyl Youth) / TOMC / CALPISS / 坂田律子 / MSTAG / DJ SHIKISAI

   →→→ # PART 2 はこちら
   →→→ ★ PART1紹介曲 全曲視聴YOUTUBE プレイリスト (全100曲)

(※ 当記事での "Italo Disco"はイタリア産だけでなく、イタリア風、イタリアンというくくりでチョイス頂いております。)

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Max Essa

 1993年にWarpからデビュー。Paper Recordings, D.i.Y Discsなどから作品を発表。2005年Bear Funkと活動を開始。2枚のソロアルバム、レーベル主宰スティーヴ・コーティとのコラボアルバムを2枚Soiree名義でリリース。Is It Balearic?からの2枚目のシングルを「Panorama Suite」は高い評価を得、プロ名声を確立することとなった。2008年日本に移住。多くのパーティーにゲストDJとして招かれプレイ。2010年には、自身主宰のレーベルJansen Jardinを立ち上げる。

 1. 4M International - Space Operator (Instrumental) [1982]

 2. Red Dragon Band - Let Me Be Your Radio (Part One) [1980]
https://www.youtube.com/watch?v=Uy6Q_uN_9h4
 3. Biba - Close To You (Instrumental) [1983]
https://www.youtube.com/watch?v=KSJgPUBbkG0

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■ MAYURASHKA
 ハウスを軸にテクノ/インディー/ディスコをプレイ。NTS RadioやBerlin Community Radioなど国外へのミックス提供、音楽連載執筆のほか、国内のクラブ、DOMMUNEやBoiler Room Tokyo、Red Bull Music Festivalなど出演。2019年からはMari Sakuraiと共にオーガナイズするパーティ"KRUE"と"I/O"を始動。

 1. Charlie - Spacer Woman [1983]

 コズミックで甘い女性ボーカルが乗ったものが好みでとくに切ないメロディラインがセンチメンタルな気分にさせてくれるspacer womanは大好き…。
他の曲はブレイクポイントがあるので嫌でもあがっちゃいますね。

 2. B.W.H. - Livin' Up  [1983]
https://www.youtube.com/watch?v=fhiIWNOEhoE
 3. Gaucho - Dance Forever [1983]
https://www.youtube.com/watch?v=IePWwZ1kPjE

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■ MAXIM(マキシム)
 東京在住のフランス人のドラァグクィーンのマキシム。
女装でショーガール、ホステス、モデル、DJ、女優など様々な活動中。
マキシムといえば、ダンスフロアに必ず現れるパーリーガール。

 ヨーロッパ育ちのぼくの中では、ダサいと思われていたイタロディスコがずっと好きだったが、イタリアからフランスに移民したお母さんの家族から
「イタリアのものを好きになっちゃだめ」という影響受けて、素直に楽しめず、罪悪感を感じながらこっそりで聞いてた。
 今振り返ると、想像してた自分の元と湿気てる夏の終わりの切ない夜の音になって、そもそもイタロディスコは一体どんなものなのかと考えて、「これは怒られそう」と思いながら、大好きな曲3つを紹介する。

 1. Lustt - Pillow Talk [1983]

 夜中のラジオによく聞いてた曲で、この世界観がとても好き。ドリーミーで、ロマンチックで、エッチのもあって、聴き心地よすぎて一晩リピートで聴ける。

 2. Desire - Bizarre Love Triangle [2020]
https://www.youtube.com/watch?v=TUVy3MfVFaY
 New Orderの名曲をカバーしたDesire。Italians Do It Betterレーベル所属のJohnny Jewel(Chromatics)がプロデュースした曲で、原曲より切なく、2020年にイタロディスコは生きていく。

 3. Sissy - Queen Of Discotheque [1984]
https://www.youtube.com/watch?v=aLxXTBjPkKk
 同じ業界のイニシエのドラァグクィーンが好きそうな曲。図々しくて音がちょっと安くてこちらもイタロを代表する曲。

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■ 水原佑果
 2012年にモデルデビューして以降、細野晴臣イエローマジックショー2やTOWA TEIのMVにも出演し、ファッション誌やモード誌をはじめ、TVCMや広告など多数出演中。ファッションアイコンとしての支持が高く、インスタグラムのフォロワー数は37万人を突破。DJとしての活動もスタートし、デジタル全盛の時代にあえてアナログレコードにこだわったDJプレイで、モデル業にとどまらず、幅広く活躍中!

 1. Baby's Gang - Happy Song [1983]

  幼少期に父親の影響でBoneyMを良く聴いていて、そこでこのカバーヴァージョン"Happy Song "と出会いました!とてもハッピーな気持ちにさせてくれる私のお気に入りの一曲です♪

 2. Gaz Nevanda / I.C. Love Affair (FFDisko Edit) [2017]
https://www.youtube.com/watch?v=LqpjatweRwk
 心地よいリズム感とポップなメロディーによってワクワク元気ハツラツなバイブスになります♪

 3. Spellbound ‎- ABCDEFGHIJKL.O.V.E, I Love You, Baby [1983]
https://www.youtube.com/watch?v=jwctT1NXw30
 スペーシーな世界観を体感できます♪
ロボット的なサウンドがフューチャリスティックを醸し出されています!
いつも聞きたくなる印象的なメロディーも特徴的 :)

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■ Mushrooms Project
 giorgio giriとmarco lentanoが2003年に結成したDJユニット。彼らの活動範囲は故郷イタリアから欧州全土へ、10年後formenteraのようなibizaのビッグクラブでプレイするまでとになった。2008年から始めた楽曲製作ではbear funk / electric minds / under the shade / is it balearic? / jansen jardenなど様々なレーベルから楽曲をリリースしてきた。

 1. A Number of a Name - Sharevari [1981]

 イタロディスコのレパートリーは広大すぎるんだけど…今おもいつくのはこれらのタイトルかな。 Giorgino(Mushroom Project)
 (The repertoire Italo disco is very vast... at the moment I can think of these titles...) 

 2. My Mine - Hypnotic Tango [1983]
https://www.youtube.com/watch?v=gHvA0QFDoVY
 3. Problems d’amour - Alexander Robotnick [1983]
https://www.youtube.com/watch?v=jMN9_7tPFCY

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■ MAYUDEPTH (四季協会/MOTORPOOL)
 DJ / Producer 学生時代より東京そして滞在していたニューヨークでレコードを買い集めるようになりDJとしてのキャリアをスタート。ソロプロジェクトPUNKADELIXとして活動し、2016年よりMAYUDEPTH名義で楽曲制作を始動。DJ SHUFFLEMASTER主宰のテクノ・レーベル”四季協会”などから作品をリリース。現在Contactで開催されている”MOTORPOOL”のレジデント。https://soundcloud.com/punkadelix23

 1. Gaznevada - Special Agent Man (Female Version) [1983]

 I.C. LOVE AFFAIRと並び大好きなGaznevadaの妖艶スローモーナンバー。

 2. Hypnosis - Pulstar [1983]
https://www.youtube.com/watch?v=NvyzI8g4NUc
想像力高まるSFディスコ、B面はブレードランナーのサントラカバー。

 3. Fred Ventura ‎- Future Unknown [1990]
https://www.youtube.com/watch?v=4zm-fQCjLPs
 今最もお気に入りのイタロサウンドコンピ、Fred Venturaの88’-92’未発表作品集から。

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■ nonSectRadicals(macharr & inu)
 1985年に結成されたDJ&リミックス集団、MOANA INTERFACE DEVICEの田村雅章氏と、同じく、85年に結成された日本初のリミックス・チーム〈THE JG’s(Dj Honda,Dj Kooもメンバーだった)〉の三好史氏によって結成されたエディット〜リミックス・チーム。Latin Rascalsのエディット・ミュージックの虜で実際に磁気テープを使っていたが、オープンリールからProtoolsへ機材が進化した現在でも、その〈edit〉を武器に、歌謡曲〜Jポップ〜アニソン〜映画音楽までジャンルを問わず無数の楽曲をリミックス(もちろんオリジナルも)をしている。

 日本にイタロに興味がある人って僕だけなのかと思ってた。3曲って一番悩む曲数なんだよね、あれもいい、これもいいって余裕がないけど、もうこれしかないでしょ!って絞るには多いからね。というわけで

 1. Robert Camero - Love Games [1989]

 2. Meccano - Activate my heart [1986]
https://www.youtube.com/watch?v=A2EwXAxUTPk
 3. Valerie Dore - The Night [1984]
https://www.youtube.com/watch?v=WewEulcC5JE

 イタロディスコ、ハイエナジー についてはよくユーロビートと間違われて解釈されていて、DJと話していても、家でもユーロ聞くんだ?とか、ハイエナジー ってイブリントーマスの事?とかトンチンカンな話になるから人に話すのは嫌だった。
 唯一当時理解してくれていたのはNao Nakamuraさんだけで、日本に帰って来ると「田村くんの選曲大好き!」と言って夜中にMIDのスタジオに遊びに来てくれていたかな。
 ビルボードにハイエナジーチャートがあった期間は本当に短かったんだけど、イタロにはないニューウェーブ感がある曲があったりするんだけど、ネットとか無いから、聴いてみないと分からないのに加え、買いたくてもメジャーレーベルが多くて大量に入って来ないからウィナーズで押さえるしかないんだけど、高いから一度に買い切れなくて、どんどん取り置きが増えて大変だった。
 曲に関する話からずれちゃったけど、イタロディスコは純粋にイタリア産って思われているけど、オランダ、ベルギーとかのレーベルも多かったし、イタリアに固執したモノばかりではなかったんだよね。
 そんなヨーロッパの甘酸っぱい思いをまとめてくれたのが、モンスターデベロッパーのBERNHARD MIKULSLIだった。
 後にZYXミュージックになる訳だけど、ZYXレーベルはそんなイメージがあったから、渋谷にディスコを新規オープンさせる時にZYXって名前にした事もあったけど、周りの人はそれが由来だって誰も分かっていなかった(笑)

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■ Kotetsu Shoichiro 小鉄昇一郎
 ライター/ミュージシャン。1990年生まれ。香川県在住。STUDIO MAV/ピクニックディスコ。トラックメイカーとしてラッパーやCMに音楽提供する傍ら、ライターとしてダンスミュージックを中心に『ミュージックマガジン』『ユリイカ』ほか各種媒体にて取材/執筆も行なう。

 1. Eddy Huntington - Meet my friend [1987]

 松ちゃんの昔の番組(一人ごっつ)の『タイムスリップショッピングダンス』というコーナーで使われてて、ただその番組のDVDだと、ライセンスの都合か「保留音」みたいなスカスカの謎のダブ・バージョンに差し替えられてて、それを聴いた後でオリジナルを聴くと遡及的に「格」が感じられます。
 2. Koto - Japanese Wargame (Edit) [2011]
https://www.youtube.com/watch?v=pL3YAPNjN_M
 Anfrando Maiolaらによるプロデューサー・チームで、「Chinese Revenge」などエキゾチック・インチキ亜細亜テイストのシングル・ヒットで知られています。これは彼らの代表曲のエディットもので、イナタさはそのままに耐久性アップ。イタロ関係なくなっちゃいますがこのErosレーベルのエディットはどれもいいです。
 3. Pink Project / Der Da Da Da [1982]
https://www.youtube.com/watch?v=9vFnbIY0M98
 割と定番だと思うんですが、最近原曲(Trio - Da Da Da)をよく聴いてたので……。企画モノだけど結構こだわりを持ってやってそうというか、好きな歌をボコーダーで唄うワクワク感があると思うんですが、どうでしょうか。あとよく聴くとベースラインがたまにMCハマー笑。

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■ Kza (Force Of Nature)
 DJ, Producer サンプリング/ヴァイナル文化への強い愛情を胸に、ダンス・ミュージックを独自のスタンスで追求し続けるDJ/プロデューサー。2009年KZA名義初の1st ALBUM 『D.A.E.』をMULE MUSIQのサブ・レーベルENDLESS FLIGHTからリリース。2010年12月最新シングル”LE TROUBLANT ACID”をリリース。また2010年よりアナログのみのRE-EDIT専門レーベルLET’S GET LOSTをスタート。

 1. B.W.H - STOP [1983]

 個人的に一番好きなItalo Discoです。

 2. Evo - Din-Don (Instrumental) [1983]
https://www.youtube.com/watch?v=gBI4v-F0jpY
なんと表現したらいいかわからないのですが、雰囲気が好きです。

 3. Blue Night – Turn Me Loose [1983]
https://www.youtube.com/watch?v=WPk0uAZvWtk
 哀愁系です。10分以上という時間を感じさせない展開がナイスです。

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YUKI "T-GROOVE" TAKAHASHI
 東京を拠点に活動するリミキサー、アレンジャー、コンポーザー、プロデューサー。Joey NegroやSkeme Richardsの「お気に入りの10曲」でそれぞれT-Grooveによるリミックス楽曲がピックアップされる。2017年に日本とフランスで同時発売されたオリジナル・アルバム『Move Your Body』、リミックス・アルバム『Diamonds』はベストセラーを記録するなど、国内外で注目されている。

 1. Heather Parisi / Disco Bambina [1979]

 どこまでもキャッチーでポップで元気でPVはダサい。当時のイタリアは日本の戦隊モノアニメが大流行してたせいか、ちょっと日本のアニソンに通じる部分があるかも。
 まあ、アイ・ライク・ショパンとかチャチャチャとかもそうだけど、イタリア人と日本人って感性が似てるから、カバーしても全く違和感がないんだよね。最近のイタリアはわからないが笑
 バンビーナは売り方とメディア戦略と時代がうまーくあえばメガトン級にカバーヒットすると信じてる (笑)

 2. Stefania Rotolo -  Disco-Tic [1979]
https://www.youtube.com/watch?v=ItqcC_gY-Ls
 3. Raffaella Carra - Drin Drin [1979]
https://www.youtube.com/watch?v=UYza1qla9b0

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AFR (STONE-COLD CLASSIC)

 関西でDJをしています。”GRAND HOTEL”というMIXCDや、"MAKE IT HAPPEN"というMIXTAPEをリリースしたことがあります。今はmixcloudで"STONE-COLD CLASSIC"というラジオ番組を配信しています。皆さまにパーティーでお会いできるのを、楽しみにしております! 

 1. N.O.I.A. - True Love [1984]

 イタロの良さがじわじわと分かってきてから、ずっと大事にかけ続けている個人的クラシックのイタロを3曲選ばせてもらいました!

 2. Kano - Queen of Witches [1983]
https://www.youtube.com/watch?v=AFlmX1DZI4M
 3. Clio - Faces [1985]
https://www.youtube.com/watch?v=kw3mlykbAfk

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Watusi (Coldfeet)
 COLDFEETのプログラマー/ベーシスト/DJ。’07年リリースの「I Don’t Like Dancing」は、パーティーアンセムとなり、アジア4都市を含む36カ所のツアーも各地で超満員のクラウドを魅了する。’13年にはディスコ/ブギー・ミュージックのディスク・ガイド「DANCE CLASSICS Disc Guide」を発売。’15年には「21世紀の正しいディスコ」をキーワードにユニット、Tokyo Discotheque Orchestraをスタート。「日本から未来へ繋がっていくバレアリックな音楽」を量産/発信し続ける。

 1. Easy Going - Fear [1979]

 2ndアルバムのこの曲、ゲイ・アンセムとしてクラシックと呼ばれている人気曲。どんなハコでかけてもタイトル通り密室感溢れヒタヒタと迫るくるサウンドが病みつきになる程。ご存知、John "Jellybean” Benitezによる15分越えのMixはイタロDJにはマストな1枚。

 2. Harry Thumann - Underwater [1979]
https://www.youtube.com/watch?v=0PLrSPcJJTc
 ミュンヘンのエンジニアでもあるサウンド・プロデューサーHarryの1st アルバム収録のこちら。LOFTクラシックスの1曲としても有名ですが、今聞いてもなんともハイパーかつ高揚感溢れるイタロと言うキーワードそのものの様な曲。高揚感を煽るコズミック/スペーシーなシンセに絡んでくるストリングスの派手やかさは、イタロの代表格。

 3. James Otis White Jr. - Baby Come On [1983]
https://www.youtube.com/watch?v=HM9HyZXThhk
 もう一方のイタロ系、こちらはBest Record Italyから昨年12インチもリイシューしていたイタロ・モダン・ブギーと呼ばれるサウンドを代表する1曲。ぶっといシンベラインにディスコカッティングなエレキギター、絶妙なクールな音使いのジワジワ系ミディアム・テンポに少々アウトするファルセット混じりのボーカルは何ともイタロ!

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DJ RUMMY
 大阪のアイドルグループUNDERHAIRZのDJ担当。DJ名を適当に変えながら個人でDJ活動もしている。覆面DJチームBikini Bros. RadioのDJ bATh StoPとしても活動していた。

 1. Muriel Dacq - Tropique [1985]

 2. Moses - We Just [1985]
https://www.youtube.com/watch?v=Fhwj658XfZ8 
 3. My Mine - Hypnotic Tango [1983]
https://www.youtube.com/watch?v=gHvA0QFDoVY

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CHERRYBOY FUNCTION
 00年代のアンダーグラウンドフェス、クラブで名をしらしめ、ExT Recordingsから2007年にリリースしたTHE ENDLESS LOVERSは2007年のクラブアンセムとなり、00年代最高のトラックメイカーと賞賛される。2010年にはライブストリーミングチャンネルDOMMUNEでの約80分に渡るライブパフォーマンスを行い大きな話題となった。リミックスワークスもDE DE MOUSE、七尾旅人、タルトタタンなどから、こまどり姉妹までメジャー~アンダーグラウンド問わず、多岐に渡り行っている。

 1. Talko - The Hustle [1983]

 2. Plustwo - Stop Fantasy [1983]
https://www.youtube.com/watch?v=uCLsfJ7OrV0
 3. Kasso - One More Round [1981]
https://www.youtube.com/watch?v=wG-1JTa7meM

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YUJI MURAOKA/村岡裕司
 音楽評論家。マライア・キャリーやイル・ディーヴォ等の取材/ライナーノーツで活躍。仕事の原点はジョルジオ・モロダー/ドナ・サマーで、今もディスコ大好き。特にイタロは外せない。ユーロ/ハイエナジーの全盛期前のChangeやKano、Vivian Vee、プロデューサーではStefano Pulga、Mauro Malavasi、Claudio Simonetti、Celso Valliあたり。アナログシンセがダンスフロアとファ□クしたようなアヴァンギャルドなサウンドは不滅です

 1. Peter Jacques Band - Myghty Fine [1980]

 Fire Night Danceで日本でもおなじみのピーター・ジャック・バンドの2ndアルバム収録曲。日本未発に終わったが、名曲揃いのすごい一枚。これはシングルにならなかったが、異次元に引き込まれるような危険なサウンドに目が眩む。

 2. Easy Going - Go Away Little Girl [1982]
https://www.youtube.com/watch?v=f-YVZK-1dJM
 映画「サスペリア」で知られるゴブリンのクラウディオ・シモネッティがアレンジした名曲の一つ。ヴィヴィアン・ヴィーと共に彼のイタロ・ディスコの代表作で、イタリアのみならずアメリカやヨーロッパでもヒットした。ゲイテイストが炸裂したような、危険な香りを凝縮させたダンス・クラシック。

 3. Jimmy Ross - First True Love Affair (Larry Levan Mix) [1981]
https://www.youtube.com/watch?v=SaxrkEc2eQ0
 イタロ系の名レーベル、Fulltimeの曲はどれも素晴らしく、再発もされて新しい世代にも支持されている。その看板的な一曲で、Kanoでも知られるステファーノ・プルガがプロデュースしている。ラリー・レヴァンのミックスで全米ディスコチャートでも大ヒットした。

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■ DJ Mizuki (Okinawa Delays)
 沖縄のクラブRED ROOMのオーナーであり、Claremont 56よりリリースする、バレアリック系ユニット、Okinawa Delays のプロデューサー。DJ歴は30年以上にわたる。

 1. New Sin - Old Man (12'' Version) [1984]

 2. Bruno Mosti - Zero Gravity (Instrumental) [1984]
https://www.youtube.com/watch?v=S9yIRP0nb-o
 3. Patrizia Pellegrino - Musica Spaziale (Flemming Dalum Remix) [2014]
https://www.youtube.com/watch?v=26_WDPPfVzQ
 4. O'GAR - Playback Fantasy [1983]
https://www.youtube.com/watch?v=G2owvwKrq3E
 5. Valerie Dore - Get Closer [1984]
https://www.youtube.com/watch?v=jSYoyqpF0ww

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 Mura-T a.k.a. Mulatino
 1986年に神戸のディスコでDJを始める。Old School / Disco / Latin Freestyle / J Groove DJとして現在も大阪で活動を続けている。
 ハイエナジーやラテンフリースタイルなどの再評価ムーブメント「トンカカ」のキーマンであったことでも知られ、2015年に行われたD.J.Fulltono a.k.a. EDDY FULLTINGTON とのイベントでの「ユーロビート歌謡」DJセットの同録はsoundcloudで評判になり、海外のリスナーをも虜にした。
 JULIEとのイベント「都会のJ Groove」やMix CD「80's J Groove」シリーズでは80年代の日本の煌びやかな音楽を紹介していた。
ツイッター、うるさめ。

 1. Fun Fun - Mega Hit Mix [1988]

 冒頭のHappy Stationのおどかし(エディット)から最高なメガミックスで、Martin de Boerは17歳でこれを作ったっていうから、才能に嫉妬してしまったぐらい。これをかける時は、3曲目のBaila Boleroで次のレコードに替えます。

 2. Anteprima – Romantic Rendez-Vous (American Remix) [1986]
https://www.youtube.com/watch?v=EHdpecKjoPs
 これはイタロディスコって言っていいのかわからないけど、広義のイタロディスコなら入っているかなと。
Arthur Baker/Latin Rascals人脈としておなじみのJay Burnettがなぜかリミックスをやっているってだけで、俺は充分なんだけど。

 3. Vivien Vee - Destiny
https://www.youtube.com/watch?v=4dnt3tdVMlA
 俺はイタロディスコの中でもファンク味が加味されたのも大好きなんだけど、その中でもこれは特に好きですね。
エッセンスとしてのファンク。でも様式はイタロディスコ。

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MEEBEE a.k.a KAZUHIRO ABO
 DJ/Producer DJ界きってのつかみどころがない男。20年以上に渡って日本クラブシーンの重箱の隅を突き続け、その活動はマジで多岐に渡る。プレイの現場もアンダーグラウンドクラブから幼稚園、はたまた美術館からランジェリーパブ、そしてたまに大箱と、説明すればするほど混乱を呼ぶ数少ないDJ。FIATのオフィシャルファンイベントにてイタロセットを披露したことも。マンキューソとバンバータの教えを胸に、常にマイノリティの事を気にしつつ、新しい何かを探しています。

 1. Electro Potato - Vocoder Love [2017]

 普段、あまり分類を気にせずDJをしているので、この機会に振り返ってみると「ああ、そうか、僕が好きなあれもイタロか」と発見がありました。
どんなジャンルでもロボ声で歌われると無条件で好きになってしまいます。
イタロのボコーダーソングだと、Mr. Flagio - Take a Chanceなんかもありますが、僕はこっちのちょっと奥行き感があるボコーダーが好みです。
タイトルも直球でいいですねー。内容がすぐわかる!

 2. Tantra - Hills Of Katmandu [1979]
https://www.youtube.com/watch?v=IyqkePY6FKY
 これをかけてるってことは、今日は調子がいいってことだぞ!って曲、DJ誰しもあると思うんですけど、僕にとってはこの曲がそれです。長旅感が本当に大好きな曲。だんだん目が寄ってきます。パトリックカウリーのリミックスも素晴らしいですよね。持ってないけど。

 3. Starflight - Dance To The Beat [1984]
https://www.youtube.com/watch?v=qAstS9kG2Ko
 グルーヴに独特な重量感がありますね。この曲もいい感じのボコーダーあり。StarflightはパラダイスガラージクラシックでもあるGino Socciodancerをカバーしてたりしますが、僕はこっちで。鞭っぽい「ピシャ」みたいな音が入ってるのもいい。

*おまけ
デンジマン(https://www.youtube.com/watch?v=KXk2hhD_Nxo)の曲ってちょっとイタロ入ってる気がする。

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Dazzle Drums
 Dazzle Drums. NagiとKei Suganoによる男女2人組ユニットDazzle Drums。 それぞれが90年代からDJ活動を開始。 ソウルフルなハウスを軸に幅広い選曲が持ち味で、ダンス / ハウスクラシックスと最新の新譜を織り交ぜプレイする。

 1. Advance - Take Me To The Top (Moplen Remix) [2019]

イタリアのMoplenはマルチトラックを元にリミックスするけれど、全ての作品から原曲へのリスペクトと愛情が伝わってきます。

 2. Kano - I'm Ready [1980]
https://www.youtube.com/watch?v=bPui_LrhtQQ
 Nagiが10年下積みで参加させていただいたSmokerというパーティで聴いてて、大好きになった曲です。

 3. Gaznevada - I.C. Love Affair (Edit By D Dep) [2005]
https://www.youtube.com/watch?v=XpJXlGyrsnY
 David DePinoが名曲をエディットしたブート盤ですが、イタロディスコをデピーノさんがエディット、っていうのがグッと来ます。

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■ DJ No Guarantee (CYK)

1993年生まれ。東京にてDJを開始、大小様々なベニューでのプレイを経て、ハウスミュージック・コレクティブCYKに所属する。伝統的なハウス・ミュージックを広義に再解釈する折衷主義。

1. Giusy Dej - Walking in the Night [????]

 オーストラリアのイタロディスコ再発レーベル〈MOTHBALL〉からのリリースで知りました。下世話なベースライン上で弾けるスネア、哀愁漂うヘタウマボーカル、典型的なポップス系譜のフォーマットに則る、多分10年代初頭なら間違いなく「ナシ」な一曲。この5年くらいかけてイタロディスコの定型は何周目かの「アリ」になったのだと思ってます。
 元はイタリア80年代のビッグレーベル〈Durium〉傘下の〈Disco In〉からのリリースっぽいんですが、このレーベル、一発屋当てたか当てないかでいなくなったアーティストだらけです。当時ですらも「ナシ」だった音楽から、この曲みたいに今だからギリギリの「アリ」を見つけるのが楽しくてDJやってる、みたいなとこはあります。この曲、逆に5年後は「ナシ」だろうなー。 音楽はリリースから40年経ってもナマモノですね。

 2. Big Ben Tribe - Tarzan Loves The Summer Nights [1984]
https://www.youtube.com/watch?v=zmL2kfrMCHk
 燦然と輝くイタロディスコ・クラシックからお気に入りを一曲。ものすごいフレーズが入り乱れるのに、派手さで押しきるなんてことはなく、このパートではこれだけを聴かせたい、みたいな引き算的発想が僕は大好きです。結果、艶っぽいのにオブスキュアっていう。先に取り上げた“Walking in the Night”と比べるなら、より普遍的な魅力で溢れてます。
 再発を手がけた〈Dark Entries〉も、レアなイタロディスコだけじゃなく、Helena Hauffのアルバム再発やBezierみたいなアーティストを起用したりPatrick Cowleyの実験的な一面をキチンとピックアップしてたりして「シンセサイザー・ミュージック」全般に強いから僕は好きです。”Tarzan Loves The Summer Nights”も、きっとレアなイタロディスコだから再発されたわけじゃなくて、先述の完成度の高さを評価されてのことでしょう。関わった全員が良い仕事をしてくれました。ありがとう!!!

 3. Gaznevada - I.C. Love Affair (Italian Version) [1982]
https://www.youtube.com/watch?v=5E00Hxtuz2A
 個人的なイタロディスコとの出会いというのが、横浜のDisk Unionで名コンピ『Confuzed Disco』をワンコインで手に入れたことに端を発します。もし「最初にイタロディスコ聴くなら何ですか」って聞かれたら『Confuzed Disco』を勧めるくらいよくできたコンピでして、名作佳作そして駄作溢れる名門Italian Recordsから、様々なタイプの曲をコンパイルしてくれています。一口にイタロディスコといっても、ハイエナジーに近いものだったり“Walking in the Night”みたいなバカらしいポップス、広義の「バレアリック」文脈で扱われるものや、先述の〈Dark Entries〉からのいくつかのリリースのように、当時の最先端のシンセサイザーミュージックとしての作品etc、いろいろあると思います。
 僕は“I.C. Love Affair”に対しては、イタロ初期っぽいバレアリックと繋がるディスコということで愛着を持ってます。もはやクラブでプレイするには躊躇するほどのクラシックでなのですが、決して上がり切らない熱量、間延びした構造、Shinichiro Yokota and Soichi Teradaもサンプリングした肝のワンフレーズのリフレイン、家でそっと針を落としてのびのび聴くのにぴったりじゃないですかね。バレアリックってそんなもんだと思いますし、イタロディスコの抜け感のあるユルさも、僕は好きです。

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DJ TOMO ASAHINA (FIERCE ANGEL)

 1994年、青山LOOPにてDJデビュー。第1回 CIA DJコンテスト ハウス部門優勝。そのFunkyでGroovyなプレイは人種・性別・年齢・セクシャリティを問わず好評を得ている。国内最大級のゲイミックスパーティ「The Ring」では10年以上レジデンシーを務め、渚音楽祭などにも出演。2009年には正式にHed Kandiのクリエイターであった「Mark Doyle」率いる英国レーベル「Fierce Angel」のオフィシャルDJチームに加入。同時にレーベルメイトであるDJ Shu-maとのリミックスチーム「TOKYO ANGEL」を結成。数曲をリリース。

 十代ながら芝浦GOLDで遊んでた(今思えば完全にワルですね)僕としてはあまり詳しく通ってない道なのですが、サンプリングやリミックスから辿っていって好きになっていく典型的な回顧タイプでして、ITALOというよりほぼEURO全域POP HITSといったセレクトになってしまいました。すみません。しかしこうして改めて持ってるラインナップを聴き直すと、ここからPWL(時期若干被ってますが)やHOUSEへ繋がっていったんだなぁ……と、感慨深く確実に「好き」だったんだ、という想いです。

 1. My Mine - Hyonotic Tango [1983]

 皆さんご存知すぎでしょうか。サビの部分はフレンチハウスにもよくサンプリングに使われていて、そのフレーズを聴くだけでワクワクします。 Frankie Knucklesのリミックスでも有名ですが、僕は断然オリジナルの方がロマンティックで好き。このファルセットボイスの流れでModern Talkingとかもあげたかったんですが、ドイツ出身なのでやめておきました。苦笑

 2. Sandy Marton / People from IBIZA [1984]
https://www.youtube.com/watch?v=01R1jTypsXM
 この曲は実は同タイトルの歴史的イベントがイビサ島のクラブ「Amnesia」でありまして、いわゆる名物DJではなくパフォーマーや地元のDJで形成されたイケてるパーティでした。その好きだったイベント名から辿っていったらこの曲じゃん!となり、ルーツを知って嬉しくなったのを思い出します。哀愁漂うメロディラインに繰り返されるフレーズ。一度聴いたら口ずさんでしまう名曲かと。

 3. David Lyme - Bambina [1985]
https://www.youtube.com/watch?v=VsEoUy3NXzw
 その昔、80年代後半から90年前半に活躍(?)していた「HIROKO」という(一応)海外活動をメインとしていた歌手がいたのですが、彼女がこっそりちょこっとカバーしていて「やばいこの曲。バンバンビナってなに?」と十代ながら病みつきになった記憶があります。たどり着いたオリジナルのEPはPet Shop Boysの「Suburbia」と共にお気に入りの一枚となりました。

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Torei
 2014年よりDJ活動を開始。NTSやNoods等のラジオや、英レーベルCoastal Hazeのポッドキャストシリーズにミックスを提供。2020年にはレーベルSet Fire To Meを立ち上げ自身のEPをリリース。

 1. Azoto - Any Time or Place [1979]

 違うタイプの曲を3つ選びました。
 DJ Harveyプレイでも知られるすこぶるキャッチーな昇天マジ名曲の①
 Flemming Dalumリミックス収録で今年再発した②(昔Rush HourのAntalを招聘した時にあの曲何?最高!と言いまくってたら後で7インチくれました)
 80年代にイタリアで作られた効果音だらけの激チープで変態カルトなディスコ?の③。

 2. Cheaps - Moliendo Café [1983]
https://www.youtube.com/watch?v=YusgOkU5_wQ
 3. Maurizio Delvecchio - Resusitate [1986]
https://www.youtube.com/watch?v=-rP84mG55eY

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REMI (ROUNDHOUSE | The Oath)

 東京屈指のシカゴハウス愛好家。青山Maniac LoveやYELLOWといった都内の伝説的なクラブを中心にDJを行う。Derrick CarterやMark Farina、Luke Solomonといった海外アーティストからの信頼も厚く、2014年には渋谷moduleで10年にも渡るR20のレギュラーを終了し、代官山AIR、渋谷Contactに渡って開催中のROUNDHOUSEのレジデントを務め、2016年夏からは青山OATHの第3金曜を担当し、現在進行形のシカゴハウスシーンの活性化に励む。

 1. Electra Ft. Tara Butler - Feels Good [1982]

 ハウスミュージックが生まれた時代、シカゴのレコード屋「Importes Etc.」ではFrankie Knucklesのプレイリストの棚があり、そこはItalo Discoがいっぱい並んでたみたいです。
 そん中でも80年代にシカゴでかかりまくったイタロディスコを3つ挙げてみました。
 Frankie Knucklesの「YOUR LOVE」は完全にイタロからハウスへの道しるべとなった1曲。
 イタロとシカゴハウスはリンクしていて、ジャンルに詳しくなかった学生の自分はこの辺のトラックをシカゴハウスとして聴いていました。

 2. Kasso - One More Round [1981]
https://www.youtube.com/watch?v=wG-1JTa7meM
 3. Klein & M.B.O.  - Dirty Talk [1982]
https://www.youtube.com/watch?v=79Qb1tsoYZg

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Hattori (Pigeon Records | Black Cream)
 名古屋ダンス・ミュージック専門店Pigeon Recordsバイヤー。20年を超えるDJ経験の中で、NYスタイルのハウスパーティーやカルトディスコパーティー等を経て、様々なパーティスタイルにその都度合わせていく柔軟なスタイルを得意とする。 これまでに国内外問わず様々なDJ/アーティストとの共演も数多い。長年の音楽遍歴から得た知識や振れ幅を武器にしたソウルフルでエモーショナル極まるプレイが魅力。2014年末にはベルリン・アンダーグラウンドNo.1パーティーと誉れ高かった第1期”Homopatik”に出演。

 1. International Music System - Dancing Therapy (1984)

 Charlieをはじめ、FireflyNexusでも活躍したMaurice Cavalieri擁するI.M.S.によるシカゴ・クラシックとしても知られる名作。ポジティブでアップリフティングな歌詞もまた最高です。

 2. Passengers - I'll Be Standing Beside You [1979]
https://www.youtube.com/watch?v=4LgcXHi2aoM
 説明不要のイタロ・ディスコ・レジェンドCelso Valli手掛けるグループPassengersによる個人的にも思い出深い名作。これまたポジティブでアップリフティングな歌詞が最高です。

 3. Cyber People - Void Vision [1985]
https://www.youtube.com/watch?v=cKjsTlxf80k
 名門イタロ・ディスコ・レーベル<Memory Records>を代表する究極のマスターピース。この哀愁に満ちたメロディーとシンセにヴォコーダー、どれをとっても完璧だと思います。

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Takeshi Sato (TYTL)
1992年、東京都町田市生まれ。
下北沢を拠点とした“Too Young To Love”にて活動中。

 イタロディスコに惹かれる理由は、煌びやかな音色に見え隠れする人懐っこさにあります。
 最初のうちは艶やかで華美なサウンドに導かれるようにして、メロドラマさながらの情熱的なイメージが浮かび上がってきますが、次第に「意外とこの人、シャイなのでは?」「少し背伸びして、気になるあの子をエスコートしてるのかも」と曲中の登場人物が身近な存在に思えてきてしまいます。
 そんな彼/彼女らがテロテロしたビートの上でステップを踏み、ヴォコーダーのかかった声で思いの丈を歌い上げる、その姿のちょっとした滑稽さがなんとも愛おしく、親しみの感情を抱かずにはいられません。

 1.Kano - Now Baby Now [1980]

 疾走感のあるナンバーですが、少しBPMを落としてかけることもありまして、それなりに乙なモタリ感を演出できます。毎度イントロのリフに心を鷲掴みにされますし、“Baby baby~”の前に置かれたフィルが高揚感に拍車をかけてくれます。「色々御託は並べるんだけど、まぁいいから“Let's just go rocking now.”」というような、妙に潔いラインも好きです。

 2.Jay & Jason - Do You Want? [1984]
https://www.youtube.com/watch?v=ygpumr_DldQ
 アートワークに屈服する形でポチってしまった一作です。
アグレッシブなベースラインの動きが印象的で、中盤によく分からない寸劇がインサートされるところも気に入っています。
 Jay & Jasonについてはよく知りませんが、プロデュースを手がけたClaudio Casaliniはグッドワークスを多数残しています。
 昨年、Best RecordからリイシューされていたValery Allington「Stop」も彼が関わった作品のようですね。

 3.Gary Low - You Are A Danger [1982]
https://www.youtube.com/watch?v=WK3Z9jxaB9g
 彼の代表曲「I Want You」もフェイバリットですが、いたいけなキッズコーラスが耳に残る、こちらのナンバーを選びました。
 冒頭の安っぽいホイッスル、サビ前のそっけないカウベルなど、要所に織り込まれた小ネタがやみつきになります。
 YouTubeにライブ映像がいくつか落ちていまして、コメント欄で「ジョージ・ブッシュがイタロを歌ったら……」などとイジられています。確かに少し似ているけど、さすがに可哀想。

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■ Rachel D'Amour

 90年代初頭よりクラブイベントや各種パーティーで活躍するラテン系ドラァグクィーン。数多くのPV、ライブに出演のほか、最近はDJ活動も。

 1. Spagna - Call Me [1987]

 イタロディスコ…あんまりよく分からないけど、スパーニャの「コールミー」もイタロディスコに入るのかしらん…大好きなのョ…(^◇^;)
 うろ覚えだけど、Call MeはバイクのCMで使われていたような気が…
そして歌舞伎町のCODEがまだXENONだった頃、遊びに行ってこの曲で踊ったような気が…(^◇^;)

 2. Spagna - Easy Lady [1987]
https://www.youtube.com/watch?v=ofaaz9uGPu4
 あ〜!!Easy Ladyもいいわよネッ\(^o^)/

 3. Gary Low - I Want You [1983]
https://www.youtube.com/watch?v=xEVpQKGjn-c
 コレもスキッ\(^o^)/

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■ Severino(Horse Meat Disco)
NYのロフトの精神を引き継ぐ、サウス・ロンドンのサンデー・LGBT・ディスコ・パーティー集団 HORSE MEAT DISCO。Severino Panzettaはイタリア人DJで、現在 HORSE MEAT DISCOの一員だ。2003年に結成し、2014年には初のレコーディング作品、Joey Negroと、TS Monkの"Candidate For Love"のカバーが大ヒット、Defectedに認められた後、現在、Glitterboxでの冠番組のラジオなども配信している。 

 1. Scotch - Penguins invasions [1983]

 素晴らしいグルーヴとアップリフティングな和音。いまだに色褪せないと思う。(Great groove and uplifting keys  Still very modern i think)

  2. Kano - Im Ready [1980]
https://www.youtube.com/watch?v=H1Hc-dTKwI0
 未来をいってる…特にこのグルーヴ… 既に、何かブロークンビーツのレコードのような、 そして 殺 し の ベ ー ス ラ イ ン (...so futurist ...especially the groove ...already like a broken beat record of something...  KIller BASSLINE)

 3. Klein & M.B.O. - Dirty Talk [1982]
https://www.youtube.com/watch?v=79Qb1tsoYZg
 全てのはじまり。素晴らしいTony Carrascoによるプロダクション。たくさんのシカゴハウスのDJは、これが一番最初のハウスのレコードだと同意するだろう。(The beginning of everything. amazing Tony Carrasco production.
Lots of Chicago house dj agree it might be the 1st HOUSE record)

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■ Daichi (Vinyl Youth)
 1999年神奈川県生まれ。地元江ノ島のCurryDinnerオッパーラで働きながら、渋谷の老舗Dj bar Koaraにて自身のパーティーVinyl youthオーガナイズ。
Discoやhouseのグルーヴに酔いしれる一方、様々な音楽ジャンルのグルーヴを大切にしつつ、さらなる高みを目指し進化し続ける。

 1. Gang - KKK. [1983]

 この曲はオーストラリアのPitch Music & Arts Festivalという野外フェスに行った時、たしかMarvin & Guyが一曲目に流していた曲。
 慣れない環境で踊り疲れていた時この曲で一気に癒されたのは今でも鮮明に覚えてます 笑
 当時の事は何もわからないですが、80年代とは思えない程フューチャリスティックであると共に気持ちいいメロディーは何回聞いても飽きないです。

 2. Stopp - I'm hungry [1983]
https://www.youtube.com/watch?v=rzR1NKwYBbU
 これも有名ですが、オーストラリアにいた時、ドミトリーに泊まってたら、受付の人が一晩中イタロディスコを流していて、その中から印象的だった一曲 笑
 Disco magic Recordsからの作品。ドラムマシンのグルーヴィなリズムにコズミックなシンセが気持ちいい曲。個人的には歌詞が面白くて好きです。

 3. The Analog Session - Ascension [2012]
https://www.youtube.com/watch?v=vhJ6ha0jBwk
 新しいですが、Alexander RobotnickとLudus Pinskyのコンビのアルバム「April」からの一曲目。ジャムセッション形式で曲が展開する独自のライブスタイルで、踊りたい夜中に聴きたくなる。

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■ Oozne (Vinyl Youth)
 1999年熊本産まれ。東京を拠点にDJをはじめる。時にジャンルを横断しつつも持ち前の高いバイブスと敬愛するディスコミュージック由来の肉体に依拠したグルーブは常にフロアを沸かし続けている。現在は渋谷Koaraにて毎月第3火曜日にKamome、Daichi、JuddyらとVinyl Youthを主宰。

 1. Klein & M.B.O. ‎-Dirty Talk (European Connection) [1982]
https://www.youtube.com/watch?v=g9SVErYkWUI
 Italo discoを好きになったきっかけの曲!
イントロの笑い声からの怪しい女性ボーカルの
歌声が最高!じわじわと盛り上がってくる感じもたまりません!

 2. Lama ‎– Love On The Rocks [1983]

 3. Massimo Barsotti - Whole Lotta Love (vocals) [1983] https://www.youtube.com/watch?v=9h2Ai43MKR4

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■ Kamome(Vinyl Youth) 
 1999年生まれ。原宿のセレクトショップDOMICILE TOKYO スタッフ。
DISKO KLUBB yamarchyに刺激を受けDJを始める。昨年からShibuya KOARAでは毎月第3木曜日に、Enoshima Curry Dinner OPPALAでは不定期で【Vinyl Youth】を開催している。

 1. Liquid Mask - Just-A-Moment (12'' Version) [1982]

 自粛中に改めて聞き直した一枚です。太いドラムやエフェクトのかかったボーカルのコズモ感に魅力を感じます。どの曲でもやっぱりギターや金管楽器には体が反応します。この曲をレコードで出しているレーベル〈EREZIONI〉はたしかイタロ、オブスキュアを復刻した作品レーベル(名作系)なので現場でも使えると思いますが、家で聞くのに良いなって思います。

 2. La Troupe – Dancing Tab [1984]
https://www.youtube.com/watch?v=L7WS4_OUmWo
 こちらも先程同様〈EREZIONI〉から1984年にLA TROUPEというイタリアのグループからリリースされたのを復刻して出してます。
バレアリック感もあって気持ちいいです。

 3. Steel Mind - Boss Man [1982]
https://www.youtube.com/watch?v=y0MgNTkVyYk
 スローなスペーストリップです。

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■ TOMC 
 サウンドプロデューサー/ビートメイカー/DJ。環境音と古今東西の楽曲スタイルを掛け合わせた制作を得意とし、2017年にPURRE GOOHNよりリリースされたアルバム『Yesternow Once Now』は「アヴァランチーズ meets ブレインフィーダー」と称され音楽評論家を中心に話題を集める。近年はローファイ・ヒップホップやアンビエントに接近し、アメリカ西海岸・東アジアを中心に多数のリスナーを獲得。井上陽水のバレアリック解釈をはじめ、意外性のあるSpotifyプレイリスト編纂でも知られる。
今年は音楽系媒体への寄稿のほか、初夏に3年ぶりのアルバムリリースを予定(いずれも後日情報解禁)。

 1. Shy Rose - I Cry For You [1987]

 2010年代前半に箱付きディスコDJの仕事をしていた際、それまで主に日本語カバーを通じての哀感溢れる “歌モノ” の印象が強かったイタロディスコの “ダンスミュージック” としてのパワーに驚かされた記憶があります。この曲は当時何度かリクエストを受けたこともあり、特に印象に残っています。ピアノのフレーズが好き。

 2. Dharma - Plastic Doll [1986]
https://www.youtube.com/watch?v=CMvUfNOXXgU

 3. N.O.I.A. - True Love (Sexual Version) [1984]
https://www.youtube.com/watch?v=vRE1ROLypvM

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■ CALPISS
 10代から20代にかけて新宿2丁目界隈で夜を過ごし、ダンスミュージックに開眼する。その体験は煌びやかで高揚感のあるDISCO・HOUSEを軸にした世界観に色濃く反映されている。
 また全身全霊で音楽を表現するダイナミックなパフォーマンスは見る者の記憶に鮮明に刻まれるだろう。
近年ではDaniel WangやDimitri From Paris,Rahaan等のサポートを務め、三軒茶屋を拠点としながら都内主要クラブからDJ Barまで、所構わず元気いっぱい活動中。

 1. Adolf Stern-Twenty Seven [1979]

 愉快なシンセサイザーのリフと、どこか優雅で爽やかなピアノの組み合わせが素晴らしいです。

 2. Camomilla - Buenas Noches [1984]
https://www.youtube.com/watch?v=dKK0EfVvkbc
 年頃の健康的な女の子たちが夜の街に繰り出してバカ騒ぎしている様子が目に浮かびます。

 3. Joe Yellow - Synchronisation of Love 
https://www.youtube.com/watch?v=aM4cE4kCTy4
 どこか叙情的なムードを嗅ぐわせつつその先にあるのは雲をつき抜けるような圧倒的な多幸感。ドラマティックな展開に胸を打たれます。

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坂田律子
  歌のユニット、pagtas、fuelphonic(バイクとシンセのバンド)、ソロでのDJは、バイク音、トレオ、台湾レコード、ヌケメバンド、レゲトンなど活動は広く狭く幅広い。

 1. Finzy Kontini - Bass and Drums [1985]

 イタロとユーロとか、あまり違いがわかってませんが、だいたいピンクのジャケットに入ってるのが好きです

 2. D.F.C. Team - I.C. Love Affair (1989)
https://www.youtube.com/watch?v=eMa1SJq9ijo
 3. Moulin Rouge - Stranger (1989)
https://www.youtube.com/watch?v=dXNXVCNUVbU
 裏ジャケの写真の胸毛具合も最高です。


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■ MSTAG
 センスも無いのにDJなんかできるわけあらへんやんと思いつつ、35年ばかしリアルタイムでクラブミュージックを追っかけ続けています。ジャンルなんてクソくらえ、そんなHaciendaの精神をこよなく愛しています。

 1.Den Harrow - Future Brain [1985]

ベタだけど、とにかくカラダが覚えてる。

 2.Raf - Self Control (Part II) [1984]
https://www.youtube.com/watch?v=0SK5hW0-IPA
 (サマンサフォックスがパクったと信じて疑わない)ローラブラニガンの大ヒットの元曲。Part II/Extendedに入ってる当時では割と稀なRapパートがいい味出してる。Carrereからのリリース。
 あの頃はイタロっていうとなんか安っぽいなあって感じがしてて距離を置いていたのは確か。

 3.Mac Jr. - Elephant Song (instrumental) [1984]
https://www.youtube.com/watch?v=EmsnOPmZDmE
 象の鳴き声がガチで入ってて印象に残るバレアリック調。Discomagicからのリリース。2年前にLuxury Elite ’Confidence’という曲でまんまピッチダウンさせたようなのが出ていた。https://luxuryelite.bandcamp.com/track/confidence

 番外. Pet Shop Boys - West End - Sunglasses
https://www.youtube.com/watch?v=ti1HnjLuKUQ
 イタロのコマーシャライゼーションに貢献したであろうZYX Records
ここでPet Shop Boysがリリースしてなかったら彼らも陽の目を見なかったんじゃないかと思う。
 イタロ受け狙ったのかはわかりませんが、Corey Hartの曲を無理やりねじ込んだ感じ。


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DJ SHIKISAI

 1. Mike Francis - Body Thrill[1987]

 "Survivor"や"Let Me In"でお馴染みですが、シングルDreams Of A LifetimeのB面であるこちらも素晴らしい。
浮遊感のある素晴らしいインストゥルメンタルナンバー。

 2. Fun Fun - Tell Me [1984]
https://www.youtube.com/watch?v=5Buyv3-Ov8E
 1stアルバムに収録されていた、モロJon and Vangelis"State Of Independence"なBalearicチューン。
シングル"Give Me Your Love"B面の12inchバージョンが良いです!

 3. Stefano Pulga - Love Taker [1983]
https://www.youtube.com/watch?v=K_5lmyKlctg
 イタリアのキーボーディスト。
The Saintのファイナルの録音でWarren Gluckが、恐らく3枚使い?での凄まじいプレイでこの曲をプレイ。
所謂ハイエナジーなイタロに対する固定観念を完全にぶち壊されました。
ソリッドなシンセフレーズが脳を直撃します!

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  まだまだ続きます!! PART 2 はこちら!!
DJ Kaos (JollyJams) / Nari(CYK) / Tsunaki Kadowaki (Meditations) / Hard Ton / Kikiorix / 酢豆腐 / Marco "Peedoo" Gallerani / robomi / DJ TASAKA / REMO-CON / DJ KEN-BO / nutsman / Phil Mison (Cantoma) / Gem(PALM BABYS) / HIDEO / YOSA / Genki Tanaka / Lyoma / sharkboy / Souta Raw(Disco Play) / Ujörk (ディスコ元年) / bungo / JO-JO / DJ NINSEI / k_yam / Xi a.k.a. Musicarus / RYUZO / COOLG / 吉野 (新宿D-light Tokyo) / DJ HONEYPANTS / Ludmira Vontenburg / DJ PIGEON /

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   →→→ ★ PART1紹介曲 全曲視聴YOUTUBE プレイリスト (全100曲)

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~~~~~~~~~~~~~~~~~https://dieseldiscoclub.bandcamp.com/album/spaghetti-dancer-ep
DJ SHIKISAI/DJ Pigeon - Spaghetti Dancer EP
JPY 700.-
1. DJ SHIKISAI - Addio Mia Amata (Original Mix) 5:56
2. DJ Pigeon - Yellow Lipstick (All about Funk) (Original Mix) 8:11
Mix & Mastering : Oni
DIESEL DISCO CLUBのカタログ第3番をかざるEPはDJ SHIKISAIとDJ PIGEONによる、異色タッグ擬似イタロEP! 2人のこだわりが詰まった、極濃ディスコをお楽しみください!

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