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Designers Wonderland

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デザイナーによるデザイナーのための、それほど役に立たない話
運営しているクリエイター

2020年7月の記事一覧

「エヴァでね…」「はっ!?」

「エヴァでね…」「はっ!?」

その打ち合わせは、
結構込み入った内容だったのだけれど、
なんとかこちらに有利に引っ張り込んで
終えられた。
ひとしきり雑談も終わり、さあ意気揚々と
引き上げようかというその時だった

「エヴァでね…」
「はっ!?」
(エヴァ…あ、エヴァンゲリオンか/0.5秒)

「死海文書の話が出てくるんだけどね…」
(え〜シカイブンショ…なんだか予言が
書かれているやつだったかな?/0.8秒)

「あれはね、

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命をかける仕事

命をかける仕事

以前いた会社の同僚が亡くなったと聞いた。
私よりいくつか下だから、50になったか
どうかという年齢のはずだ。
心筋梗塞だったという。
会わなくなって10年近く経つので、
私は細かいことは知らず、
最近はフリーだったとしか聞いていない。

なぜ亡くなったのか?詳しい話も聞いてない。
ただ仕事がらみであろう事は想像に難くない。
ストレスが溜まってたのだろうか、
過重労働だったのだろうか…

いつも思う

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それは、仕事?

それは、仕事?

仕事の内容は大きく分けて
「創造」と「作業」がある。という事。
なので、今やっている事はどちらなのか?
という事をはっきり自覚しながら
行動した方がいい。

もちろん、
デザイナーの本業は「創造」なので、
そちら側の仕事に力を入れる。

でも現実は落とし穴がいっぱい待っている。

コンピューターで制作する今よりずっと昔、
手作業で細い罫線を描く作業があった。
ぶっちゃけこれは版下制作であって
正確

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あるアートディレクターさんのつぶやき

あるアートディレクターさんのつぶやき

いや結局ねアートディレクターだ、
デザイナーだってもね、
芸者さんと変わらへんのね。実は。

営業がたいこもちで、制作会社が置屋で、
クライアントさんはもちろん旦那さんです。

そやから、
旦那に気に入ってもらえてお座敷が増えて、
たまにそのまま水揚げされて、
囲われる人もいはる。

まあ、その会社に移籍するか
ハウスエージェントになるということ
なんやけどね。
でもそれがアガリでもないん

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10年後の君へ…

10年後の君へ…

注)これは今から10年前の文章です。

最近、年代のギャップについてよく考える。

「年の差を意識するから年を取るんだ。

年齢なんか意識しちゃいけない!」

…と言うご意見を聞くのだけれど、
「年齢を意識しない」ことを

「意識的にする」というのは、
ただの無駄なあがきでしか
ない気がする。



などと愚痴っても仕方ないので
意識して自分と20〜30代のデザイナーとの

「年齢的ギャップ」を眺

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デザイナーの勉強会は必要か?

デザイナーの勉強会は必要か?

勤務先のチーム内で半年続けていた、
デザイナーのための勉強会を
止めることにした。

上からやってくれとか頼まれた訳でもなく、
個人的に始めたので、止めるにあたって
何のしがらみもない。
ただ、潮時かなと思ったので
止めることにしたのだ。

ネタが尽きた訳じゃない。
ネタなぞ、noteに書くほどあるのだ(笑)
受講者、つまりチームのメンバー
(といっても二人だけ)の
反応の薄さが主たる原因だ。

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