発達障害で悩む人に~ストレスサインを味方にする3つのポイント
発達障害を持つ人のなかには、自分のストレスサインになかなか気づけない人もいます。例えば、以下のように。
物事にどっぷり集中して、我を忘れてしまう。
仕事で緊張しすぎて、身体に意識が向かない。
ひらめくままに動き回って、気が付けばどっと疲れをためてしまう。
うっかりミスが多すぎて、自分の体調まで注意が行かない。
では、どうすれば身体からのSOSに気づきやすくなるのか。3つのポイントをお伝えします。参考になれば嬉しいです。
1.【外見のチェック】鏡で顔と全身を確かめる
自分の顔を鏡に写して、顔色が悪くないか、浮かない表情をしていないか、チェックしてみましょう。ストレスは意外と顔に表れているものです。ストレスが相当溜まってくると、鏡を見ること自体嫌になりますよね……そんな時こそ要注意です。
全身が映るようなスタンドミラーだと、姿勢のチェックもできますね。猫背になったり、左右のどちらかに曲がっていると、自律神経も乱れがちです。自律神経は、身体をアクティブにする交感神経と、身体をリラックスさせる副交感神経の、両者のバランスで成り立っています。姿勢が悪いと、交感神経が優位になるため、ストレスを溜め込みやすくなるでしょう。
2.【内面のチェック】ストレス度合を数値化する
毎日のストレス度合を数値化して、日記や表などに記録するのもおすすめです。例えば、ストレスの最大値を100%とした場合、月曜日は大雨が降ったから80%、火曜日は美味しいカレーライスが作れたから30%という風に……「今日のストレスは何%くらいだなあ」と、その日に感じた数字を書き残しておきます。
ずっと記録を取り続けていくと、数値が上昇している時は気をつけようと思えるようになります。70や80を超えたら危ないというような、自分にとっての限界値も分かります。
3.【時間のチェック】生活リズムとのズレを意識する
毎日の生活リズムと、テンポがズレているときは、ストレスサインと受け止めた方がいいかもしれません。
朝なかなか起きれない。いつもなら30分で出来る仕事が45分もかかった。気がつけば夜更かししている……ちょっとしたズレが積み重なっていくと、大きなストレスにつながりがちです。
2の項目とも関連しますが、起床時間・就寝時間も記録しておくと、ストレスチェックに役立ちますよ。
まとめ
ストレスサインに気づきやすくなるための、3つのポイントを紹介しました。
外見のチェック:鏡を見て顔と全身を確かめる
内面のチェック:ストレス度合を数値化する
時間のチェック:生活リズムとのズレを意識する
大切なのは、
ストレスサインに具体的に、客観的に気づくこと。
ストレスサインに気づいても、自分を責めすぎないこと。
なのかな……と思います。
発達障害があると、目に見えない微妙な疲れには気が向かないところがあると思うんですね。なので、自分の顔色を鏡を見たり、疲れを数値化して記録を取るなど、ストレスチェックは視覚化して行うのがいいかもしれません。
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