直子 デチェン

1999年初渡印。2003~2015年インド・ダラムサラ仏教論理大学聴講。現在はインド…

直子 デチェン

1999年初渡印。2003~2015年インド・ダラムサラ仏教論理大学聴講。現在はインドと日本でほぼ半々。チベット語-日本語通訳・ガイド。仏教&インド生活の知恵を生かして心のヒアリング、タロット占いセッションも行う。 一華五葉氏のお金の学校&ノート術講師。 心も現実もともに大切!

マガジン

  • モンゴル・カーラチャクラ

    チベット密教の教えカーラチャクラが、モンゴル・ウランバートルのガンデン寺で2024年8月に伝えられました。導師はチャド・リンポチェ。 許可を頂き最初から最後まで法要に参加させて頂いたありがたい経験と、法要後のモンゴルフィーリング。モンゴル、チベット仏教に興味のある方へ。

  • スピティ Spiti,H.P.

    2021年9月、インド北部ヒマーチャル・プラデシュ州、スピティへの旅行記です。 マナリから山を越えてチベット国境の近くまで。古い僧院や人界から離れた修行の地まで、友人と一緒にインドに来て初の自由旅行!

最近の記事

なんだか元気(モンゴル番外・人間観察編)

モンゴルのコンビニ。 日本の野菜ジュースが目に入って 本当にびっくりした。 CUはモンゴル 特にウランバートルの至る所にある (1ブロック毎かと見まごうほど) コンビニエンスストア。 草原へ向かう道にも ポツッと建ってたりする。 トイレも無料で借りられる。 モンゴルに着いてしばらくは 暗い早朝と渋滞の夕方に車に乗って移動していただけなので、市内散策の時間がなかった。 着いた翌日にスーパーマーケットで大量の野菜や粉や牛乳を買って自炊。 買い物に行く必要もなかった。 それ

    • 無条件の愛 〈チャットGPTとの会話〉

      無条件の愛って何? 
無条件の愛とは、相手の条件や行動に関係なく、無償で与えられる愛情のことを指します。この愛は、相手がどのような状況にあっても変わらず、受け入れや理解をもって接することが特徴です。例えば、親が子どもに対して持つ愛情や、深い友情の中で見られることがあります。無条件の愛は、相手の欠点や過ちを受け入れ、支え合う関係を築く基盤となることが多いです。 無条件の愛を育むには? 
無条件の愛を育むためには、以下のようなポイントが重要です。

 1. 理解と受容:

      • 天にとどく声

        舞や音楽は 神々へ捧げるためにもある。 古代インドでも 貴人をもてなす供養物の中に 音楽があった。 口をゆすぐ水 足を洗う水 目を喜ばせる花 香りの良い香 明るい灯明 胸を洗う香水に 美味しい食べ物 そして 耳を楽しませる音楽である。 カーラチャクラという教えは これも一つの特徴なのかもしれないが 作法の途中で 舞や音楽などの芸能を 特別に供養・奉納する部分がある。 インドでのカーラチャクラのように 今回も法話会の中日にそれが行われた。 馬頭琴のようなモンゴルの弦楽

        • モンゴリアン・スキル

          モンゴル民族は 騎馬民族であると言われる。 実際、 観光地で馬の世話をしていた人々は 非常に馬に乗り慣れていると 素人の外国人でも分かる。 板についている とでも言おうか。 YouTube等の動画で見るのとは違う感覚で 乗りものである馬と乗っている人が 一体になっていることを感じる。 ちなみにラクダは 人が乗るというより 荷物を運ぶために使われていたらしい。 身体が大きくて力持ちだから。 これは帰りの飛行機の中 たった一つあった子ども向け映画の中で、 ラクダの行列が

        なんだか元気(モンゴル番外・人間観察編)

        マガジン

        • モンゴル・カーラチャクラ
          15本
        • スピティ Spiti,H.P.
          40本

        記事

          ラクダにのる少女

          ウランバートルという都会から 少し離れた観光地へ行くと そこここで馬やラクダが 沢山繋がれている。 モンゴルの大自然の中に来たからにはと 乗馬体験をする人は多い。 https://www.instagram.com/reel/C_ExbPFI-lE/?igsh=OGRmb25oaDVweWlj 彼らはいきなり馬に乗って 結構遠くまでインストラクターについて 行って帰ってくる。 馬に特別な違いは見られなかったが ラクダはフタコブ(ニ瘤)ラクダ。 https://www.

          ラクダにのる少女

          豊かなモンゴル

          無事帰国した。 日本に帰って 改めてモンゴルと日本の違いに気付く。 両方を経験できたことに 改めて感謝の念が湧く。 出発の日(一昨日) 空港まで送ってくれたのは 滞在時の宿と食事を手配して下さったお坊さんの弟さんと、 そのお坊さんの友人で とても信仰深いモンゴル女性。 このお2人が 朝5時のお勤めに間に合うように 毎日車を出してくれた。 早朝暗い時間での女性の独り歩きは 「ベーリデンジャラス」。 ならば無免許で乗れる電気スクーターがあるので、それに乗って自力で行く

          豊かなモンゴル

          クンジンズマ クイーン寺

          モンゴルは 観世音菩薩とも縁が深いらしい。 観世音菩薩の化身といわれる ダライ・ラマ法王は チベットとモンゴルは 双子だとおっしゃったそうだ。 ウランバートルの南にも 観世音菩薩がご本尊のお寺がある。 https://www.instagram.com/p/C_FDw2oB-q_/?igsh=MTR1c2F2ODN0aDJjZw== https://www.instagram.com/p/C_FD51Yh-GR/?igsh=emNuM24za2s2M204 様子はほ

          クンジンズマ クイーン寺

          偉大なる祖師

          ウランバートルの外 モンゴルらしい山と草原のあるところへ 行きたいと思っていた。 お祈りミッションが終わって ゆっくりできるようになったことと 何と出発の日を1日間違えていたため 昨日急に1日空いて ウランバートルから50Kmほど離れた チンギスカン・コンプレックスと ティリッチ山へ行くことができた。 1日空いたことを知った時には まるでパラレルを移動したかのような 感覚を覚えたものだ。 ありがたく時間を有効活用させて頂いて ビルの全くない広い場所へ 連れて行って

          縁結び完了

          昨日で、ご本尊様との縁結びと 縁を結んで下さった導師への長寿の法要が終わった。 本当をいうと 今日明日も別の縁結びがあるのだが 宿で休ませてもらっている。 今回の縁結びは怒涛のように運び 最初はただ祈ろうと思ってきたのに ありがたい導師の先生が 字が読めるのにただ祈るだけとはもったいないと 特別に朝のお作法参加への許可を下さり 朝のお作法は早朝5時からだったので 3時半起床で自分のお祈りをして 4時半に車に乗りお寺へ向かい 5時からの読経に参加した。 (1日の仕事が終

          マンダラ完成

          今日で準備の法話が終わるはずだったが 明日の儀式を挟んで 明後日からもテキストの教えは続く。 今日の法話は まずは己の解脱を求める修行者 中士の部分だった。 輪廻の中、どこに生まれても 永遠の幸せは得られないと悟り 輪廻からの脱出を心底願うよう 導く部分だった。 法話の日数が増えたのは 細かく実践的なアドバイスを入れながら 丁寧に法話をなさる故と カーラチャクラの非常に珍しいテキストの 口伝をなさっていて 時間がかかる故である。 さて、 昨日の法話の後も作業を続けられ

          モンゴルらしさ

          生まれて初めて モンゴルにきているのだから モンゴルらしく馬に乗るとか できれば良いのだけれど 今のところお寺と宿の往復で 1日が終わっている。 そんな中でもモンゴルらしい 何かしらを経験する。 思っていたより昼間は暑い。 太陽に近くて乾燥しているせいか 天気の良い日は日本の真夏の暑さ。 Tシャツ一枚でokだけれど 日陰に入ると涼しい。 空気が熱くない。 ここがインドや日本の夏と違うところ。 若者は美男美女が多い ような気がする。 女性は女性らしく男性は男性らしく

          モンゴルらしさ

          法話2日目

          今朝も5時からお経を読みに行った。 正確にいうと5時から読経が始まるので それに間に合うように4時半に宿をでる。 4時半に知人が車で迎えにきてくれる。 自分はやりたくてやっているのだから良いが 早朝から毎日車を出すのは大変だろうと 何度も自分で行くと伝えたのだけれど 朝早くは酔っ払いがいて危ないからと 車でお寺まで送ってくれる。 朝行くことをやめるという選択肢もあるのだが 今回モンゴルまで来た目的が 最初から最後まで 灌頂(縁結び)次第の側にいて 皆が幸せになるよう

          縁結びの前に

          数日後に縁結びのお作法が始まる。 ご縁を頂くのは仏教徒のご本尊さまなので 弟子の準備として 仏の教えで器を整える。 その為に 前行の法話がある。 本格的な教えとお作法の前に 弟子が行う準備である。 今回器を浄化する教えは チベット仏教に伝わる修行の要である 『道の三要素』と『37の菩薩の実践』 というテキスト。 『道の三要素』は カーラチャクラの法統にも名を連ねているツォンカパ大師が著した 大乗仏教の修行の道筋を要約し 深く説かれているテキストである。 『37の菩

          神が降りる

          縁結びの準備のお作法は続いている。 今日もスーパーフェストに 半分しがみつき 半分振り落とされながら お作法は続く。 ありがたいことに 何処にいるのか分からなくなって ちゃんと読経について行っているお坊さんの方をチラチラ見ていると 「446」 とか声をかけてくれたり 「362」 とかスマホに大きな数字で打って 見せてくれたりする。 ページ数が分かって やった!👍 と思うのだが 読経は同時進行中なので 文字列の中からそれを見つけるのにも時間がかかる。 時々2ページ先

          スーパーファスト

          縁結びの準備のお作法は 毎朝5時から始まる。 22日に全てが完了するまで 毎日。 今回ご縁をするカーラチャクラは ご本尊様が多い教えとしても知られる。 なので ご本尊様について唱えなければならないお経も非常に長い。 しかも はじめから順番に唱えていって 真ん中くらいで後は明日 とかできないものである。 1日で唱えなければならない内容は 決まっている。 それを時間内に唱えなければならない。 ここでベテランのお坊さん達の スキルが光ることになる。 チャンティングマス

          スーパーファスト

          始まった

          今朝は4時に飛び起きて 4時半に車に乗せてもらって 法話会場へ向かった。 5時から一連の儀式がスタートするからだ。 実際は早朝5時ちょっと前に始まった。 儀式とは ご本尊さまを お招きして 教えを頂いて 縁結びを頂く儀式。 縁結びを頂いて これから皆んなのために役に立ちます 実践の修行をします と約束する。 ご本尊さまに来て頂くためには 先ずその場を浄らかにしなければならない。 土地を使わせてもらえるよう 土地の所有者に話を通しておかなければならない。 というわけ