始まった
今朝は4時に飛び起きて
4時半に車に乗せてもらって
法話会場へ向かった。
5時から一連の儀式がスタートするからだ。
実際は早朝5時ちょっと前に始まった。
儀式とは
ご本尊さまを
お招きして
教えを頂いて
縁結びを頂く儀式。
縁結びを頂いて
これから皆んなのために役に立ちます
実践の修行をします
と約束する。
ご本尊さまに来て頂くためには
先ずその場を浄らかにしなければならない。
土地を使わせてもらえるよう
土地の所有者に話を通しておかなければならない。
というわけで
大地の女神に話を通し
暴れん坊には暫く席を外してもらう。
人間世界でいえば地鎮祭のようなことを
神様の宮殿設置のためにもする。
このお作法は
金剛阿闍梨を務められる
チャド・リンポチェと共に
モンゴルのガンデン僧院のお坊様と
インドのダラムサラから出張してきたお坊様が進める。
主には
経験が豊富なダラムサラのナムギャル僧院出張部隊が作法を取り仕切っている。
今日は初日。
一連の法話とお作法全てが
滞りなく成し遂げられるように
結界も張っていた。
更に、予定にはおそらく無かった
阿闍梨が弟子を保護し導くための短い法話と作法があった。
結界とは外界から内側を守るためにある。
何だかすごい魔法や超能力まで連想させるが
今日のお話では
愛情と慈悲を礎とした利他の心
菩提心と
ものごとはわたし達が感じているように
「本当に」あるのではないという
空性の見解が
無上の防御であると
リンポチェはおっしゃっていた。
これから22日、全ての作法が終わるまで
菩提心と空性の見解をできるだけ強く思い続けることが
今回のオーダー。
任務遂行の気持ちを新たにして
明日からは
砂曼荼羅製作が始まる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?