就活ゆる日記【番外編】〜発見した便利なもの
"チェンジングボード"
私は就活中に、この言葉を知った。
駅やビルにあるトイレの個室の壁に設置されているものらしいけれど、使ったこともなかった。
「いつ使うんだろう」用を足しながら思っていた。
そう、あの日までは。
就活が山場を迎えると、日に2〜3社をはしごすることも増える。
多くの企業はスーツで挑んでいたが、なかには「私服指定」という個性派企業もあった。確かに行ってみるとオフィスカジュアルを超えたラフな格好の就活生が見られた。
そんなある日、午前中にスーツ、午後は私服の選考が入った。しかも選考の間は小1時間。
「果たしてどうしようか」
とりあえず着替えを紙袋に詰めて、選考の間は駅のコインロッカーに眠らせておくことに。スーツでの選考が終わると急いで駅へと向かった。
家に帰れる訳もなく、トイレで着替えるほかない。近くのトイレは運良く誰もいなかったので、そこで着替えることに。
個室に入ると真っ先に目に入ったのが、そう、チェンジングボード。白い板を床に下ろすと、ちょうど荷物を置いて人が立てるくらいの広さができた。
おかげさまで衣装チェンジをきっちり済ませ、次の現場へと向かうことができた。
あの板が無かったら、便器のフタにしか荷物を置けず(そもそも物置くところじゃない)、不安定なフタから荷物が床に落ちて発狂(潔癖性)なんてことになってたかもしれない。
チェンジングボードに感謝。発明した人にも、感謝。
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