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「タイパ」ばかりじゃ「バカ」になる? (2022/9/14)

記事の長さはおよそ1,000文字。2〜3分程度で読めます。

【倍速ニッポン 上】
「タイパ」重視、楽曲イントロ半減
時間争奪戦、企業も揺らす

2022/9/13(火)日本経済新聞朝刊


こんなふうに考えた


「タイパ」(タイム・パフォーマンス)、
効率的な時間の使い方を重視する動きが強まっています。

特に若い世代に、少しでも時間という資源を
有効に使いたい意識が強いようですね。


「タイパ」の事例

  • ヒット曲のイントロ:昭和・平成時代が平均17秒台。2021年には半分以下の6.3秒。

  • 配信ドラマ:見るときは1.25倍速が標準。

  • コンビニ:出かける時間を節約したい人向けに注文から30分以内配送推進。

  • 食品:調理時間を減らし、調味料の軽量や洗い物が必要がない簡便調味料を拡大。

  • 家電:適量の洗剤を自動投入する洗濯機が人気。


私の考え


時間を「貴重な資源」と考え、
有効に使おうと意識することには大賛成です。

例えば他の人のお金をムダに使ってしまったとしても、
後から弁償することができます

でも他の人の時間をムダに使ってしまったら、
返すことも弁償することもできません

それほど貴重な時間だからこそ、
「タイパ」で浮いた時間をどう使うかが重要です。


学びの場所である学校(school)。
その語源は古代ギリシャ語のスコレーまたはスコーレ (scholē) 。
元来は「閑暇」「ひま」を意味する言葉だそうです。

「ひま」といっても、たんなる余暇ではなく、
精神活動や自己充実にあてることのできる
積極的な意味をもった時間

古代ギリシャの人たちは、
「ひま」な時間があるからこそ、
「学び」が高まると考えたんでしょうね。


「スコレー」の説明リンク


せっかく配信ドラマを1.25倍速で見て時間を浮かせたのに、
他の人と話しを合わせるためのインプットとして
別の配信ドラマやYouTube、TikTokを見ていたのでは
時間に追い立てられていることには変わりがなく、
「ひま」ができたとは言えません。


「タイパ」を意識して「ひま」な時間ができたのであれば、
それを自分との「対話の時間」「思索の時間」に使いたいですね。



本投稿は日経新聞に記載された記事を読んで、
私が感じたこと、考えたことについて記載しています。

みなさんの考えるヒントになれば嬉しいです。
「マガジン」にも保存しています。


「学びをよろこびに、人生にリーダシップを」
ディアログ 小川






美味しいものを食べて、次回の投稿に向けて英気を養います(笑)。