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長い目で見れば人生には無駄がない  (2022/8/31)

記事の長さはおよそ1,000文字。1〜2分程度で読めます。

NTT、20代でも課長級
6.5万人対象
脱・年功序列の新制度

2022/8/27(土)日本経済新聞朝刊


記事のポイント

  • NTTが年功序列の人事制度を刷新。

  • 基準を満たせば入社年次や年齢に関係なく早期に昇格・昇給できるようにする。

  • 20代で課長級の役職への抜擢も可能にする。

  • 2023年4月から、グループの主要9社の合計約6.5万人が対象。

  • 将来的には国内グループ全体の11.5万人に拡大の方針。

  • これまで2〜3年とされていた等級ごとの在任年数の目安をなくす

  • 社員を18の専門分野に分けて、それぞれ評価基準を明確にする。

  • 前身の日本電信電話公社から長い歴史を持つNTTは年次主義が色濃く残っていた。

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こんなふうに考えた


現在のNTT、かつての日本電信電話公社は、
「三公社五現業」と呼ばれた国が運営する組織のひとつで
まさに「The お役所」といった感じでしたが、
そんな組織にも脱年功序列の波が押し寄せてきています。


「電電公社」の民営化は1985年なので、
それから37年が経過しました。

人事制度の刷新が始まるまでには、
民営化一期生として入社した人が、
定年退職を迎えるくらいの時間がかかるんですね。


私は30歳前後の頃に、
ある部門の責任者をしたことがあります。

それまでも役職としては管理職だったのですが、
部門の「責任者」になるのはこのときが初めて

しかも60名もいる大所帯だったので、
どう運営したらいいかわからず焦りました。


さらに当時の上司は、
兼務する他部門にかかりきりでほぼ”放置プレイ”(笑)。

おかげさまで?、体調を崩すほど苦労しました。


でもあの時の経験があったからこそ、
リーダーの役割についての学びを得ましたし、
その後大変なことがあっても「あのときに比べれば」と思って
乗り越えることができました。

仮に上手くいかなかったとしても、
その後にやり直しの期間が長く取れるので、
若いときに経験することはとてもいいことだと思います。

「長い目で見れば人生には無駄がない」(本田宗一郎)


若い時期から貴重な経験ができる環境が、

早く広がるといいですね。


追伸:
「三公社五現業」という言葉を初めて聞く方も多いと思いますので、
ご参考までに説明ページのリンクを貼っておきます。

「三公社五現業」の説明ページへのリンク



本投稿は日経新聞に記載された記事を読んで、
私が感じたこと、考えたことについて記載しています。

みなさんの考えるヒントになれば嬉しいです。
「マガジン」にも保存しています。


「学びをよろこびに、人生にリーダシップを」
ディアログ 小川




美味しいものを食べて、次回の投稿に向けて英気を養います(笑)。