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記憶の砂時計

ガラスの隙間から

ひと粒 また ひと粒

零れ落ちる刹那の時

砂と共に流れゆく出来事


いったいどれだけのものを

記憶に残すことができるのでしょう


忘れてゆくもの

忘れられないもの

忘れたくないもの

忘れてはいけないもの



何が残り 

何が消えるのか・・・・・・



無意識の領域で選択され

書き換えられる記憶の意味



意識の及ばぬところで繰り返されるなら

せめて今この瞬間

幸せを強く感じていたい


過去でも未来でもなく

永遠の現在にしか生きられないのだから


あとどれだけの砂が

残されているのかも分からないのだから


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