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BIG MAC 50TH ANNIVERSARY/MCDONALD’S

アイデアとしてはコイン作ってそのコインがハンバーガー1個と交換可能です、っていうシンプルなアイデア。

だったのでなんでカンヌに選ばれてるんだろうって思いつつ調べる気が起きなくて3日経過。笑

でも調べてったら細かな話題づくりとかあってハッとした。

ビックマック偉大。

・ファクト


マクドナルドの看板商品であるビックマックが50周年を迎えたため世界中でこのビックマックを盛り上げる必要があった。

イギリス週刊新聞The Economistが世界各国の購買力をはかるため「ビックマック指数」というのを作っていたことが着想のきっかけ。

・内容


2018年8月2日、全米でビックマックの誕生を記念した「MacCoin」が配布された。ビックマックを購入した顧客に1コイン無償提供される。同コイン1枚と引き換えにまたビックマック1個がプレゼントされる。コインのデザインは5種類あって、1970年代「フラワーパワー」、80年代「ポップアート」、90年代「抽象的」、2000年代「テクノロジー」、2010年代「コミュニケーション」がモチーフになっている。他にも中国やフランスなど世界50カ国以上で7つの言語のコイン620万枚以上が流通する。

(マクドナルド公式Twitterアカウントより)

・結果

媒体数、リーチ数ともに不明。

しかし50カ国で使える共通のコインということで50カ国分の媒体にリーチしている。キャンペーンに参加していない日本ですら話題になっていた。

・ターゲット

世界中でビックマックを食べる人

・このキャンペーンで果たす役割、目的

ビックマックを全世界で使える通貨にすることで、マクドナルドのグローバルブランドを印象付ける。また記念コインにして年代ごとのデザインを5種類作ることでターゲットにビックマックが歩んできた歴史、自分が歩んできた歴史を思い出す効果がある。コインをビックマックと交換しにいったり、集めたりすることで店舗へのリピート率も上げる。

・ターゲットインサイト

1ビックマック50周年で配られるコインはビックマック1個と交換無料らしい。

2全世界で使えるらしい!

3集めたい!

・このキャンペーンのイメージ

Anniversary,グローバル、通貨

・メモ

◎世の中の大きい流れと小さい流行り

ビックマック指数は1986年から考案されたもので30年くらい使われている。そして2018年はわりと仮想通貨が話題になっていた年だった。そのため、マックコインの記事で検索をかけた時に仮想通貨がらみで紹介される記事も少なくなかった。この大きい世のなかに受け入れられている安定した流れ(ビックマック指数)と突発的な流行り(仮想通貨)を合わせたことがこのプロモーションの基盤なのでは。

◎コレクター心理と家族コミュニケーション

通貨を発行すると決めたら、どういう通貨をどのようにキャンペーンにしていくかという工程がある。年代ごとの記念コインにすることで他の年代はどうなんだろうと集めたいという心理がはたらく。そしてデザインを見てこれはなんでこのデザインなの?とか両親に聞いたり、年上の先輩に聞いたりするコミュニケーションが生まれる。

さすが、2000年代のコインの柄にコミュニケーションをデザインしているだけあって、このプロモーションによるコミュニケーションがかなり考えられている。


-ひとり言感想-

はぁ~~2日さぼっちったなぁ。

カンヌライオンズの記事出している日本の媒体少ないおかげで必然的に英語の記事を見ることになるから時間かかっちゃうし負担と思ってたからさぼってしまった~ビックマックのに関してはトータルで2時間半くらいかかってる気がする。

でもやっぱやってみると楽しいし自分の知らなかったことがいろいろ知れる(ビックマック指数とか知らんかったし、、、)

そして英語の記事見るよりプロモーションの動画を見てちゃんと解読した方が早いことに気づいた。

前決めてた1時間でちゃんと終わらせられるようにがんばろ!


カンヌライオンズ2019 PR部門も残り2つ!

がんばるぞ~!




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