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逆噴射小説大賞2020百合作品ピックアップ(第一週)

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逆噴射小説大賞2020へ第一週目に投稿された百合作品(個人的独断と偏見による)のピックアップです。
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#小説

ケラっこ阿修羅は仲がよかった

コハルはパンク。目のまわりにゴリゴリアイラインを入れる。 ナツキはサイバー。白のカラコン…

フェイス・マスカレード

 薄ら白い花明かりで満たされた、真夜中の公園をわたしは歩く。ときおり、白い花びらと涼やか…

雨宮桜花
3年前
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冥土・made・mind

 相対するは2つの影。  ひとつは古風なヴィクトリアン・メイドの格好に身を包んだ、眼光鷹…

参径
3年前
6

灰被りの魔女 ─ バトルプリンセス・シンデレラ ─

「出てこいババァ!」  深夜、爆音と共に屋敷の扉が破壊されたかと思うと、現れる人影/少女。…

重川俊
3年前
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何も知らないあなたの旅路と、歯車の壊れた私の家路

立ち止まるのは悪い癖。私はどうせ、限界がある。 「…ねえ! お願い!お願いッ!」 もうだ…

ばぷる
3年前
13

壁に咲く華

「これが、世界の果てだって?」 その壁は、黒い鉄と黄色い銅が互い違いに層をなし、美しい縞…

三宅つの
3年前
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肉を打ち、心を打つ

「最後は同門同士で殴り合いか」  弾切れの拳銃を捨てる。血で濡れたアスファルトの上を拳銃が滑り、男の死体に当たって止まった。男の手の甲には、見慣れた紅天会の刺青がある。月光だけが頼りの暗い夜の路地に残された生者は、もはや私とミナの二人だけだ。  ミナもまた銃を捨て、拳を鋼のごとく、固く握った。脇を締め、拳を顎の横へ。足を肩幅に開いて、腰を落とし、つま先をやや内側へ傾ける。私と同じ構えだ。 「人の宿命とは皮肉なもんだね。ミナ」  ミナは応えない。射抜くような眼光で見つめてくるだ

ナゴヤ城、鎮めるべし!!

p.m.3:00 アイチ県 ナゴヤ市 「ついにこの時がやってきましたね………」 袈裟を着こなす牧原…

ブロークンアロー

 姉妹は眠りに就くべきだと、カレアは思った。救済は人間の虚妄だとしても、眠りだけは確かに…

雨宮桜花
3年前
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帝都霊戦記・隠剣不始末

拝啓  久しく御無沙汰しておりますがその後いかがお過ごしでしょうか。かねてよりお伺いした…

棺桶六
3年前
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ガール・ミーツ・ウーマン・アンド・ガン

 アマンダが初めて殺したのは父親だった。彼女の父はのんだくれの自動車修理工で、酒を飲むと…

激情の朱い花

 イビツな水晶が生え、霧が立ち込める街で豚顔の男は首を掴まれて持ち上げられていた。少女は…