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事業を続かせる秘訣

今日は拡張型心筋症とは少し離れたお話を。

わたしは事業主としては、ハッキリ言って

失敗事例

だと思う。倒れてから何度も思った。
今でもそれがとてもトラウマであり、コンプレックスである。

なんでもっと先を見て、自分がいなくても運営のサイクルがまわるように計画しなかったんだろう…。

周囲からの、

退院して戻ってくるのを待ってるよ!

っていう応援がどれだけ私に重圧だったか。

これだけみんなが期待しているのに、病気のせいでみんなが待っている元には帰れない現実。

死んで償いたいと何度も思った。

わたしは以前、北海道浦河町で
地域おこし協力隊として活動していた。

そこで地域の障がい者とともに地域のおみやげ作りの事業を立ち上げた。

一緒に活動していた仲間の
ピュアなハート。
真剣にモノづくりに取り組む姿勢。
やっと自分ができる仕事が見つかった時の嬉しそうな顔。
自分たちが作ったものが売れた時の達成感に満ち溢れた顔。

全てが私の宝物だった。

仲間の幸せをもっと共有したい!

作り手を育てたり、販路拡大やイベントへの営業、新しい取り組みの導入などに私は奔走した。

それだけでほとんどの時間が潰れた。

事業をたくさんの人に知ってもらうことが、私はとても嬉しかった。
メディアが地域の障がいを持つ人たちにフォーカスしてくれるのが、私の幸せだったし、仲間も心から喜んでいた。

そんな中、
突然私が倒れてしまった。

企画運営のほとんど私一人が現場を仕切っていたせいで、その一瞬で全てがストップした。

事業を拡大する前に、
私の頭の中を把握している人を
もう一人でもいれば状況が変わったかもしれない。

しないといけないことは気づいていたし、
中心的な協力者がいたが、結局わたしのブッとんだ思考回路についていけないという結末になった。
直感で物事を進めちゃうタイプなので、
そりゃ私がいなくなったら
事業自体に直感もクソもないよね。

ほんとバカだ…。


入院中、確定申告の時期が来て、病床で
決算書やら青色申告書やらいろいろ作成していた。

これを出したら
次は廃業届を出さないとな。

収益が出るようになって、一期で終了とか。
とんだクソ事業。

いや、まあ、
ブッとんだ、糞を使った事業だったんだけども(笑)

そんな中、神様が舞い降りた。

淡路島でやってみないか。

と、声をかけてくれた人物がいた。

私がバタバタと駆けずり回っている時期に、

淡路島にて馬でレボリューションしている人がいる事を知って、

その人に繋いで欲しい!

と、約1年前に人づてに紹介してもらったのがきっかけだった。

病気になって、暗闇でしかなかったトンネルに光が見えた。

直感でタネを蒔いておいたおかげで、
芽が出た瞬間と思った。

長い入院生活が終わり、
退院して体力を回復させて、

先日、協力してくださる施設に訪問した。
具体的な話になってきて、さらに希望が持てた。

直感も役立つ時があるなあ!
そう思った1日であった。


これからは、いろんな人たちの手を借りて、いろんな人たちの思いを絡ませながら、
焦らずに、事を進めて行きたいと思います。

ここでも馬に助けられました。
ありがとう。

直感は生き物として大事な感覚だし、

タネは蒔いておくと、環境とタイミング次第で芽が出るっていうことです。


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