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影の日休暇を申請します【エッセイ?】

カンカンに晴れている天気とは対照的に、今日の私はどんよりしている。

あまりに眩しすぎる太陽

「ひかりがあるから影ができる」って言葉、昔学校で流行ってた気がするような。

自分が前を向いているとき、太陽のひかりは私の顔に降りかかって明るく照らしてくれるのに、自分が明るいほうから体を背けた途端、目の前は真っ暗な影になってしまう。

こころも同じ。

自分の前にひかりがあれば元気に、そして前向きに頑張れるのに、少し後ろを向いたりすれば暗くなってしまう。

「影」の日はなんとなく憂鬱で、気分が晴れないし、でも泣いたり感情を爆発させられるほどの気力もない。

そんな「影」の日が嫌なときがたくさんある。

でも、多分必要なことなんだと思って思い込ませてる。

実際どうかはわからない。

毎日太陽やひかりに照らされ、どこまでも歩みを止めずに前に進むことがどれだけいいことかもわからない。

ただ、休みたいと思うときってあるし、すこし立ち止まりたいときもある。

そういうときに「影」の日はやってくる。

ときにはどうしても「影」から逃げるようにひかりを浴び続けなければならないけども、きっと「影」は悪いやつじゃない。


「今は休んだほうがいいよ」を伝えてくれる日。

「今は後ろを向いて泣いてもいいんだよ」を教えてくれる日。

そういうときに「影」は私たちを独りにしない。


今日は私、すこしゆっくり過ごします。

この記事を投稿したらまたお布団に入ろうかな。
それとも本を読もうかな。
音楽を聴くのもいいかも。


短歌

「今日は外があまりに眩しくみえるので「影の日」休暇を申請します」

村上 耽美

2024年5月17日


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