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写真がない。

先程まで

とっくの昔に容量を超えて
既にバックアップさえ取れていない
Google photoの写真の整理をしていた。

かなり遡ることが出来
息子が中学生だった辺りまで…

或いは、
後からバックアップした
小学生の写真も。

写真のメインは
息子、ハムスター、インコ
食事、風景、エトセトラ…

あんなにバカみたいに
何枚も撮っていた

…のに。

父の写真は
一枚も、ない…

(母の写真は極たま〜にある。殆ど息子が絡んでいる場面だけれど‪𐤔)

父が亡くなった時にも
遺影の写真がなくて途方に暮れたっけ…

結局適当な写真が見つからず

わたしの結婚式の集合写真から
切り抜いて使ってもらったんだった…

だから遺影の父は
亡くなった当時より17年くらい?若い…

(母の時も同じ写真から切り抜こうと想っている…父だけ若いと母が僻みそう…💧苦笑)

わたしは

人のカオと名前を憶えることが
本当に苦手だ。

それは
大好きで大切な家族であっても
例外ではなかった…


亡くなっている父の顔を見た瞬間
その余りの衝撃に
『わたしはこの表情を
一生忘れることはないだろう』
と確かに想っていたのに、

その一週間後には
全く想い出せなくなっている自分に
愕然とした…

日々が過ぎて記憶が遠ざかるに連れ

生きていた父の顔さえ
ぼんやりと霞がかってゆき…

今では
ハッキリ憶えているカオは
毎日見上げている
遺影の写真のみ…

寂しそうでくたびれた後ろ姿や
あの優しい声や香りは
何時でも何度でも
心の中で反芻できるのに…

震災以降、ずっと放置したまま
物置と化しているわたしの部屋には

息子が生まれる前くらい?からの
写真やフィルムが
かなりの数埋もれているので。

いつか片付ける気になったら
きっとその中から
大好きな父の姿に逢えるのだろう…

そう密かに期待して
かなり楽しみに、している。

…その割に全く
片付ける気になれないのは

まぁ、
未だタイミングじゃない
…ってコトで。

楽しみは後にとっておくよ、
お父さん…(*´∇`)

またね♥

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