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#72 うつになっても頑張れることとその落とし穴

退職し、3ヶ月間の無職生活を終えて、バイトを再開し始めて約1ヶ月が経った。
バイト自体は、週に3、4日で隔週15時間程度。
なので一日あたり4時間いくかいかないかくらい。


一つ気づいたことがある。


意外と前と同じように頑張れている。


これを自覚するのに1ヶ月かかった。
さらに、その事実に気づいたのは今再び揺り戻しで体の調子が悪いからである。
実際、無職の期間はうつが酷くて「二度と働けないのかも...」とか「仕事が生活の一部になっている自分が想像できない...」と多々思っていた。

大学生の頃のように、「今日バイト嫌だなぁ。でも行かないとなぁ。」と思いながらでも仕事ができるのか。以前のような動き方や働き方ができるのかなど不安なことは数え切れないほどあった。

そして、それを意識しながら1ヶ月働いていた。
1ヶ月の間、「意外と働けるな」とか「前と同じ感じで動けてるな」と安心することが何度もあった。


でも、これは自分の気が張っていて相当頑張っていたんだと言うことに揺り戻しが来て気がついた。


頑張りすぎないようにという意識や体調管理については、気を配りすぎるくらいに配っていたと思う。
退職前の休職期間も合わせれば、約10ヶ月ほど労働がスケジュールの中になかったのだから相当しんどかったのだと思う。


意外と働けていたのは、前と同じような働き方を無理やり心がけて動いていたからかもしれない。
実際、働いている時に「もっと働けるかもしれない」と思ったこともあった。


ただ、揺り戻しがきてメンタルが最近悪い日が続くと良い意味で魔法が解けたような感じがした。
そう思えたのも病院で先生に話が出来たからだ。
きっと、話してなかったらまたぶっ倒れるくらいになるまで気づかず、シフトを増やしていたと思う。


まだ、働けないと言うほどの揺り戻しではないので少し慎重に様子を見つつ、無理なく働いていこうと思う。


以前の自分には、どう頑張っても戻れない。
これは、サカナクションの山口一郎さんもうつ病を患って仰っていたことで、最近自分が救われた言葉でもある。

うつ病と付き合って生きていくには、うつ病を患っていなかった頃の自分と比べるのではなくて比較対象のいない新しい自分として生きていくのが大切なんだと思う。



最近は、気温差も激しいですし、これからは暑くなると思います。五月病とかもありますしね。
どうか皆様も無理なさらぬようご自愛ください。


今回は、この辺で。失礼します。

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