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#88 病気抱えてそれでも生きてる人間が弱いわけないじゃないか

精神疾患を患ってる人が弱い人間かどうかって話をよく聞くんですよ。
まだまだいるじゃないですか?
「うつ病は甘えだ!」って頑なに唱える人とか。

患って、蝕まれてるとどうしても「甘えなのかも...」とか「なんでこんなに弱いんだろう...」とか思っちゃうんですよね。

精神疾患って心の病気って言いますけど、最近だと脳の病気だって言われてるわけです。セロトニンがどうじゃいこうじゃいとかうんたらかんたらとかって。
気力が出なくてベッドから動けず、誰かと比べれば消えたくなるような毎日で俯瞰して自分を見てみれば消えてしまいたくなる...なんて辛いことこの上ない経験をした人だって少なくないと思います。

それと今闘ってる人や乗り越えた人が果たして本当に弱いのか問題がここにはあると思うんです。
そりゃ患わないなら患わずに済んだ方が良いですが、なっちゃったんだからしょうがない。
向き合って心すり減らしてそれでも生きてる人は、弱いわけないと僕は今となっては思います。

収入とか地位とかそういうのもありますが、それらよりも自分に合った生き方を選んで病気と向き合いながら生きていることの方が余程凄いですよ。きっとね。

個人的な話をさせてもらうと、精神疾患を患ってからより他人に優しくできるようになった気がします。そして、周りに感謝ができる人間にもなれた気がしています。「どん底を知った人間は強い」とよく言いますが、その通りだと思います。

強い弱いという話をずっとしていますが、仮に強くはなくとも弱くもないと思います。

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