コピー機の無い世界で寸分違わぬ模様を再現すると言うこと

日本にある紋という模様、葵の御紋や菊の紋章、家に伝わる家紋などたいていの日本人ならいくつかの模様をイメージすることはできると思う。

それらの模様がコンパスと定規のみであらわすことができると知って衝撃を受けた。

こちらの記事のトップに使わせていただいている鶴の紋も全て計算されていてコンパスを使うことで寸分違わず誰でも(根気とやる気と設計図(?)があれば)再現できてしまうらしい。

こんなに複雑な模様が??

コンパスと定規だけで???

しかもそれはこんなにも美しい模様を、コンパスと定規を使って再現できるようにデザインした。

ということにもつながる。

版画のようなやり方で複製するのでは、版木が痛んできたら仕上がりのクオリティが落ちてしまう。

それに原版が消失したら二度と同じ模様が作れなくなってしまうし、サイズの変更もできない。

かぶと、のぼり旗、着物、その他諸々どのようなサイズでもどのような材質でもオリジナルと全く変わらないものを再現しようとしたら、確かにこの方法が一番ふさわしいように思える。

当時の日本では書物も手書きが主流で、その技法を全国的に伝えるような手引き書が流通していたのかどうかも怪しいし、家紋をたくさん集めた「家紋大全」みたいなものを手軽に入手できるとはとうてい思えない。

にもかかわらず日本中に美しい家紋が何パターンも存在していることに、当時の人々の優秀さに、参りましたと感じ入る。

試しにコンパスと定規で模様を描いてみようとしたけれども、自分のセンスの無さにがっかりして終わる結果に。

歴史に詳しい人やデザインに詳しい人には常識みたいな話なのかもしれないけれども、紋、すごい。

中性のヨーロッパの紋章はどうなんだろう?なんだか素人目には「絵のうまい人がデザインしてみました!」「フリーハンドで描きました!」「絵のうまい人がマネして描きました!」みたいに見えるけどあれもちゃんとコンパスで曲線を作っているのだろうか。

そう思ってネットで少し調べてみたら、どうやら本当に絵のうまい人がキーとなる構図(右手をあげている、獅子である、など)を外さないように書いているだけでポイントさえ外さなければオリジナルと全く同じでなくてもかまわないということらしい。

なるほど!外人おおざっぱ!!

国民性って大昔から変わらないものなのだなぁ

誰か詳しい人がいたら教えてください。

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