見出し画像

【収穫体験記】 1本100g超!? 星野農園(新潟県新発田市)で"アスパラガス”を収穫してきた!

広報の平田です!

各地の旬でおいしい食材を求めて、実際に収穫へ行ってみる〝収穫体験記〟企画。

おかげさまで、noteの「今日の注目記事」に掲載されるなど、好評をいただいております!!!

1回目の“雪下キャベツ”

2回目の“大崎菜”など、

この企画では、実際に生産現場へ足を運び、こだわりを持って作られている農家さんのお話を聞かせてもらっています。

収穫してきた食材は、『海鮮居酒屋 魚魯こ』などダーンディッシュプロジェクトのお店でも食べることができます!

この記事を読みながら食べていただくと、さらにおいしく感じられるのではないでしょうか?

そして、3回目の今回は、“アスパラガス”を収穫して来ました!

この時期の新潟では、おなじみの食材ですね。

新発田しばた市真野原にある星野農園さんへおじゃましてきました!
ちなみに1回目におじゃまさせてもらったカガヤキ農園さんからのご紹介です。

収穫は朝の5時から。暗闇のなか新発田へと出発!

朝の5時に来てください

星野農園さんに取材で訪問したい旨をお伝えしたところ、このような返事がかえってきました。

朝の5時??

なんでも、アスパラガスは放っておくと、1日で数センチから10センチも伸びてしまうので、早朝に収穫を行っているそうです。

というわけで、眠い目をこすって、いざ新発田しばたへ!!

農家さんの朝は早い!

出発した時はまだこんな空でした。

だんだんと日が登り、到着する頃にはすっかり明るくなってました。

今回おじゃまする星野農園さんは、新発田しばた市で、安全でおいしいアスパラガスを作っています。

星野農園さんのホームページはこちら

本日迎えてくれたのは、星野農園の星野龍一さん!

■プロフィール
星野龍一さん(58歳)
東京都出身
園芸会社の営業などを行うが、結婚を機に奥様の実家である星野農園へ。
営業マンの経験を活かして、自ら販路を開拓。

本日はよろしくお願いします!!

アスパラガスはデリケート。 手間をかけてでも露地栽培にこだわる理由とは?!

星野さんは早速、アスパラガスの畑へと案内してくれました。

畑の入り口には、立派な桜の木が。

「桜の花が咲いてから2週間くらいで、アスパラガスが芽吹くですよ」と星野さん。

桜の開花で、アスパラガスの収穫タイミングがわかる。

なんだか素敵やん。

そして、こちらがアスパラガスを育てている畑。

あれっ??

みなさんもお気づきになりましたでしょうか?

そうなんです。

星野農園さんは、ビニールハウスでの栽培ではなく、|露地栽培《ろじさいばい》(ハウスなどの施設を使わず、作物を野外の畑で栽培すること)を行っているんです!

アスパラガスはとってもデリケート。病気になりやすく、ハウス栽培が主流なのですが、星野さんは手間のかかる露地栽培を続けられています。

「どうして、露地栽培をやられてるんですか?」と聞くと、

おいしいからです!」と星野さんはキッパリ言いました。

ただおいしいものを作る、そのためには手間は惜しまない。
星野さんのこだわりを、いきなり感じることができました。

栄養たっぷり! 畑の生き物を育むフカフカの土作り

「さて、アスパラガスを収穫しよう!」と畑に入った私に、星野さんはおもむろに長い棒を持ってきて、

この棒を畑に刺してみてください」とひと言。

どれどれ…。

おぉ!

なんの抵抗もなく、手元までズボっと刺さりました!

アスパラガスの畑は、1mくらい下までフカフカな土の層になっているそうです。

これには大きな理由が。

アスパラガスは通常二期どり栽培と言われ、春採りと夏秋採りと2回収穫するのが一般的なのだそうです。

ただ、星野農園さんでは、6月中で収穫を終わらせ、あとは翌年のため、畑に栄養を蓄えさせるそうです。

夏場には、豊浦の新発田しばた牛の完熟たい肥を畑にすき込み、畑作りをするんだとか。

こうすることで、フカフカの畑になり、アスパラガスの根が土の中で伸び伸びと育つため、養分をめいっぱい吸収して、おいしいアスパラガスが出来上がるそうです!

また、極力農薬を使わないので、土の中にはミミズや虫たちがたくさんいるそうです。

それをエサにするモグラもたくさんいて、土はつねに耕されているとのこと。

「私たちはモグラを〝生物トラクター〟って呼んでますよ!」

星野さんは笑いながら話されていました!

収穫は1日3回?! 奥様はアスパラ収穫の達人!

アスパラについて説明を受けた後は、いよいよ収穫体験へ!

収穫はこの鎌で行います。

気分はグレートカブキ。笑

この鎌を使って、収穫方法を教わります。

星野農園さんでは、アスパラガスを25cmで出荷するため、25cm以上のものを選んで収穫していきます。

アスパラガスは群生しているわけではなく、畑で点々と育っています。
常に中腰でいるため、なかなかきつい作業です。

そして、これが収穫したばかりのアスパラガス!!

朝5時から始めて、3箱分収穫しました!

収穫は主に、星野さんの奥さまが行っているそうです。

(奥さんの)手際の良さには敵いませんよ」と星野さん。

朝5時の部は終わりましたが、アスパラガスは成長が早いため、10時と14時にも収穫されるそうです…。(大変だ!)

生でもOK! えぐみが少なくジューシーな星野農園のアスパラガス!

収穫した後は、アスパラガスの選別へ。

星野さんのご自宅の作業部屋で行われます。

この機械では、アスパラガスを太さでわけていきます。

長さをそろえるために、下部が切られていきます。星野さんが切られた下部を取って、

生で食べてみてくださいよ」と1本渡してくださいました。

皮を剥いただけなのですが、口に含むとものすごくジューシー。甘くてやわらかい!

砂漠に行くときの必需品に、アスパラガスも加えるべきです!!

「ふかふかの土で育っているから、下部まで柔らかく、ストレスを与えず育てているので、エグミも少ないんですよ。だから生で食べてもおいしいんです。ただ皮が硬くて手間になるから、この部分は出荷しないんですよね」と星野さん。

どうしてるのか?と聞いたら、肥料として、入り口の桜の木の下にまいてるんだとか!(桜の開花時期との関連性がここに?!)

そして、収穫したアスパラの中にはこんなものも!

なんと、1本100gオーバーの、特大サイズ!!

でもこれは、キズが入ってて売り物にはならないそう…。
(この特大アスパラと下部は、平田が個人的にたっぷりといただいちゃいました!笑)

アスパラガスの美味しい食べ方を聞くと意外な答えが!

「採れたその日よりも翌日の方が美味しいんですよ!」

なんでも1日置いた方がエグミが減って食べやすくなるんだとか。

とれたてが瑞々しくて美味しいとばかり思っていました。
(とはいえ、その日の採れたてもエグミはほとんど感じませんでしたが。。。)

「食べ方は素焼きが一番おすすめです。」

味が凝縮されて旨味が増すそうです!(ゴクリ…。)

また調理する際はカットせずに1本丸ごと調理する方が良いそうです。

天ぷらやフライもおすすめですよ!」

美味しいに決まってますよね。。。

ご家庭で保存する場合は、新聞紙で巻いて立てておくのが良いそうです。

横に寝ているとアスパラガスが曲がってしまうそうですよ。奥さん!

「おいしい!」を聞きたくて。成分の分析で追い求める理想のアスパラガスとは?!

星野さんは、今でもアスパラガスの改良に余念がないそうです。

畑の一角では、種のメーカーと一緒に、新しい品種の生育を研究していました。

おいしさを追求していたら、自然に栄養価も上がってきたとのこと。栄養価の分析では抗酸化力(アンチエイジング力)が、星野さんもビックリするほど高い結果だったそうです!

おいしいイコール健康〟というアスパラガス作りを続けていきたい、と星野さんは語っていました。

実際に星野さんのアスパラガスは、新発田しばた市の学校給食にも提供されています。それほど、安心で安全なんです。

以前、天皇陛下(現在の上皇様)が聖籠せいろう町にいらっしゃる機会があり、星野さんのアスパラガスをお召し上がりになったそうです。その時に「おいしかった!」と言っていただけたことが、今でも励みになっているとのことでした。

おいしいと言ってもらえるのが何よりも嬉しい

星野さんは笑顔でおっしゃいました。

・・・

というわけで、今回は最盛期を迎えたアスパラガスを栽培されている、星野農園さんへおじゃましてきました。

星野さん、お忙しい中お時間をいただきありがとうございました!

このおいしいアスパラガスをみなさんにも食べていただきたいと思い…、早速『海鮮居酒屋 魚魯こ』でアスパラガスの天ぷらを提供中です!

6月中頃までの提供予定になります


『肉山』新潟では炭火焼きで提供中!!

旨味がギュッと詰まった、星野農園さんのアスパラガス。

ぜひ、たくさんの方に召し上がってほしいです!!


ダーンディッシュプロジェクトのお店の関連記事

※『海鮮居酒屋 魚魯こ』の記事はこちら

※『肉山』新潟の記事はこちら

※『練馬鳥長・新潟』の記事はこちら