婚活パーティ #とは

昔からなけなしだった出会いが本気で無くなってしまい、言い寄ってくる男はインポな既婚者という見るに堪えない状況から脱却すべく勇気を振り絞って婚活パーティとやらに行ってみた。
思えば友達が紹介してくれるっていう幻想は私の人生には存在しなかったようで、歳をとればとるほど取り返せない実年齢（見た目と肌年齢と精神年齢を含めたすべての体の年齢は若いのに。）のバーに阻まれてしまって淋しい人生を過ごしている。
関係ないけど精神の乱れにあわせたかのように部屋も荒れてきてるし。

さておき、初めて行った婚活パーティ。

そこでは異様な状況が繰り広げられており、記憶が新しいうちに書いておこうと思った。

募集の文面はこんな感じ。

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高収入×好条件男性限定♪

世の中の女性が
「こんな方とお付き合いをしたい！」
と思える男性を集めちゃいました♪

①高収入
《年収600～900万円以上》の男性限定♪
②恋人いそう
『出会いありそうなのに…！』そんな魅力的な男性
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デートはもちろん禁煙席！嫌な匂いも気にならない！

①～③すべてにあてはまる方限定です！
女性も恋人いそうな方にお集まりいただきます！

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いやいやいや。

実態は恋人がいそうとかそういう前提チェック無かったし、行ったら既婚歴ある人いたし、お申込み中の男性のサンプルのような方、存在してませんでしたよｗ

男女比は男性6に女性4（っていうか、私申し込んだの当日だぜ？）とちょっと売り手市場なんじゃないかと錯覚しそうになった。

後学のために書いておくとその時の私の服装はコンサバ目のデザインの上質なワンピースにティファニーのネックレス、TASAKIのコレクションラインのピアス、バッグはロエベのゲートとNG事項であるブランド物で武装をしているがきづかれる気配はなかった。婚活系のサイトにあるようなブランドもので武装はNGというのはわかりやすいものに限られてるんじゃないかな。（カップル不成立だったから知らんけど）

会場に到着すると、受付でiPad miniを渡され（一応、アプリ以外の操作できないようにコントロールされてた）昔のハプニングバー（知らんけど）のようなアベックシートっていうのかな、満喫のカップルシートのようなちょっと背が高いパーティションみたいになっているシートに飲み物1杯と共に移動する。

このあたりから、マジかよっていう気持ちでいっぱい。

人見知りな私は超絶後悔していた。
渡されたタブレットで相手のスペックと自己紹介を読むことができるが、全員私より年上なのに年収が自分より少な目。うん。実年齢の弊害ってこういうことか。年収低めに書いておいて正解だった。

めげずに、せめてイケオジに出会えれば本望と思い始める。

スピードデートよろしく、20分程度の情報交換で気になる相手を決めるというもので、相手のことばかりキャバ嬢よろしく聞き手になっていると中間でいいなアピールという名のシステム上のフラグづけをされる。
服装のこと書いたけど半数がいいなアピールつけてたので、服装でNGはまず出ないんだなって思った。
いいなアピールの後、なんの交流もなく交際希望を募る。どこに判断材料があるんですか？先生。

いやぁ、まじでこれは無いわって思いました。これなら飲み屋で引っ掛けたほうがはるかに会話できるわっていうレベル。
婚活市場怖い。っていうか婚活というわけじゃなくってただ長く一緒にいられるパートナーがほしくて一緒に遊んだりセックスしたいだけなんですけどっていうのは無いものねだりなのですかね。
とにかくこの方式の婚活パーティは詐欺まがいだっていうのは理解した。