暁の手記 その20

去年末にかけてから、2024年2月まで、わりと忙しい時間を過ごしていた。某大手芸能事務所のオーディションを受けた。個性豊かな応募者が多かったが、皆いい人で、グループワークで架空のCMを作った際にはとても楽しんでやることができた。だが、事務所があまりにも胡散臭い(例:やたら反社との繋がりがないことを主張する)のでそこで芸能界への未練は無くなった。
一つやりたいことがあって、それは作曲だった。一時期先生に習っていたことがあるものの、音楽科にいた時にコード進行の授業を受けずに辞めてしまったのでメロディーや歌詞は作れてもベースが作れず、機材を揃えてあるのに上手くいかずにいた。
そこで、インスタのストーリーの広告に出てきた「バンタンデザイン研究所」と言うところが月額5000円程度から通えると聞いて説明会に参加した。
先生は優しく色んなことを教えてくれたが、なんと、1年制(週3〕で年間151万円の学費を払わなければならないことが判明したのだ。私はタイミーの派遣で働いているだけなので、今のところは教育ローンは使えない。だが、国の奨学金制度は使えることが分かった。とりあえず2月中に答えを出して今年か来年かのどちらに決めることになった。
最初はとりあえず言ってみるか〜くらいだったのだが、こんな金額あっさりとOKが出るわけなくないか?という考えになり、とても落ち込んで姉と父を困らせた。結局姉と話して落ち着いたので父に相談することにした。カラオケしてから合流し、訳を話し、相談した結果、その場では受験は来年にして、入学費と受験料を自腹で出せるように1年間で頑張れるようにしようと言う話になった。ただ、学費の関係上、母に内緒でとはいかないので相談しなければいけない。丁度今日は病院だったので昨日倒れた話と今日の話をすると不安障害の症状が強く出ていると言われたので薬が増えた。はっきりとした目標が出来たことに少しホッとした。その後は病院をこなして帰宅。食事をして、両親も食事が終わってから話をした。
以下の答えが出たのでまとめると
①バイトを週3行けるようにする。(いきなりではなく徐々に)
②体づくり(倒れないように運動する)
③節約(いらないものを買わないすぐ始めない)
そして何より大事なのは、もっと気楽に、他人と比べず、自分らしく生きること。それが両親が私に課したものだった。

自分の将来のことにこんなに確実で輪郭が出来たのは初めてだったから嬉しかった。何より、最初は厳しい顔をしていた母がしっかり理解を示してくれたことが嬉しかった。
私は私の為に音楽を楽しめるようになりたいし、それのついでで誰かが幸せになればいいなと思う。
走り出せ、明日を迎えに行こう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?