「真実」を追いかけてもたどり着けない理由についてダヴィンチさんが思うこと
どうも、元クリエイターの思考コンサルタント
ダヴィンチさんです。
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本日のテーマはこれです。
「真実」を追いかけても
たどり着けない理由について
ダヴィンチさんが思うこと
真実にたどり着きたいかー!?という事で、今回もよくわからないテーマでお送りしています。
ダヴィンチさんが考えるに「真実にたどり着きたければ、追いかけるな」という事なのです。
では、今回のテーマを深堀りさせてください。
皆さんは、会社でどんな立場ですか?
管理・指導する側ですか?
「YES」の人にお尋ねします。
あなたの部下が、仕事でミスをしました。あなたはきっと、上司として部下を叱責するでしょう。
「なぜこうなった」「なぜもっと早くに報告しなかった」「そもそもなぜ相談しなかった」「あのとき、なぜ正直に言わなかった」
お決まりのパターンです。報告も相談もなしに、ある日とんでもない状態となっている部下というのは、いつの世にもいるものです。
まったく、一体何を考えているのでしょうね。最近の若いヤツは報連相すらまともにできません。
そんな風に思っちゃいますよね?
正直、思っちゃうタイプですか?
もうすでに、ダヴィンチさんが何を書きたいのか、バレちゃいましたかね。まぁ、そういう事なんです。
こんな風にアプローチしていると、部下はまともに応えてくれません。そしておそらく、今後も同じミスを繰り返します。
なぜなら、今後も報連相は行われないからです。
わかります?
これ、本当にわかってない管理職が多いんです。
なぜ、今後も報連相が行われないのか?
行いたくないからです。報連相したくないんです。
ていうか絡みたくないんです。
本当なら、ミスをしても、傷が浅いうちに上司へ報告して、事なきを得るのが1番良いはずです。本当なら。。。
しかし、過去に指摘された事のあるミスを、繰り返してしまったとき「それ、この前と同じミスだよね」「何回注意したら理解できるの」「そんな事では仕事を渡せない」なんて具合にまた詰められます。
ミスをして、逃げ道全部塞がれて、詰められて、とどめを刺されるのは、とっても辛いのです。ミスする自分が駄目だと分かっているんです。思っちゃうんです。だから、反論できずにその場で「無条件すみません」しちゃいます。
そもそも上司というのは「上司っぽく振る舞いたい」気持ちがあるものなんです。平たく言えば「偉そうにしたい願望」という感じでしょうか。非常に陥りがちな、心理トラップです。皆さんだいたいコレです。
しかし、気持ちは分かるんです。私も同じ感情が湧きます。部下を叱りつける事で、自分の立場が高いことを実感する。これは、しごく当たり前の、人間的な反応だと思います。
でも、これをやっちゃうと、あなたに「真実の情報」が入る事はありません。
ダヴィンチさんが思うに、真実の情報にたどり着くための方法は「詰め寄る事」「理詰めで、逃げ道を全部塞ぐこと」「地球の裏側まで追いかける事」ではない、という事なのです。
管理職である以上、事態を収束させるためには、正確な情報が必要ですよね。そう、管理職に必要なのは「正確な情報、偽りなき真実の情報」のはずです。なぜなら、正確な情報がないと、正しい判断ができないからです。
しかし
逆に、常日頃から、偽りなき正しい情報が入る管理職もいます。
そんな管理職が仕切っている部署では、大きなトラブルは一切発生しません。あってもボヤ程度で、すぐに消火できます。
なんせ、正しい情報が入るので当たり前です。
いったい、なぜ、その管理職のいる部署では、トラブルが起こらないのか?つまり、なぜ真実の情報がいつも入って来るのか?なぜ、その部署では報連相が活発に行われているのか!?
理由は、先に書いた事と、全く逆の事を行っているからです。
つまりこんな感じです。
部下がミスをした際「なんでもっと早く報告相談しなかった!!!」と詰め寄るのではなく、管理職自身もトラブルの当事者として、どうすれば良いのか共に考える。
いつもにこやかに振る舞い。朝は爽やかに上司から挨拶。残業してるとコヒーを奢ってくれたり、気前も良い。
何を相談しても、機嫌よく返してくれる。何を報告しても、頭ごなしに否定しない。どんな話題を振っても、冷めた態度で返さず、興味深く話題に乗ってくれる。
どうですか? これなんです。
そんな仏様みたいな人間がこの世にいるかーーー!
って、、、いませんよね。いません。
ダヴィンチさんも、決してそんな人間ではありません。
でも、やるんです。あなたが管理職なら!
部下が自分に対して、つつみ隠さず、全ての情報を開示できるような環境・関係を作るんです。どんなヤバい状況でも、ゲロってしまえるように、心理障壁を無くすんです。
コレは、戦略です。仏戦略です。
管理職として、上手く部署を治めるための、大いなる戦略です。
【仏戦略】頭ごなしに否定しない人間である事を態度で示す事で、周りの人間から様々な情報を得る為の戦略。ただし、やりすぎると面倒事を押し付けられやすくなるため注意が必要。(ダヴィンチさん造語)
ダヴィンチさんにはそんな上司がいました。何でも正直に相談報告ができて、本音で話せる上司です。
こういう上司が部署にいると、部内の雰囲気も全然違います。
という事で、こういう事が出来る人も世の中には存在します。
しかし会社によっては、偉そうに肩で風を切ってる上司の方が評価されてしまう場合があります。コレは非常に残念なことです。まぁこのタイプの会社は長くは続かないでしょう。
また、先に書いたような仏(ほとけ)上司に甘えて、テキトーにしか取組まない人間が現れてしまうことも残念です。普通は、こんな上司だからこそ協力しようとするものです。これに甘えて、ナメた態度を取る人間は言語道断です。
という事で、管理職は「戦略的仏(ほとけ)」になりましょう、という話でした。
真実にたどり着きたければ、追いかけてはならない。
向こうから近づいてもらう以外に方法はない。
― ダヴィンチさん ―
以上、本日はこの辺で。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ダヴィンチさんでした。
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