2022年3月の記事一覧
文脈がわからなくなったあとに
梢が首を垂れている
蕾の重みに耐えられないからだ
自らの声がこの掌を振り払うような
憐れな日々がありました
瓶のなか、くだけてとけた果物
わからないことが根絶されるようにして
かつての澱が落ちていったから
きみはやさしいひと
魚たちは回遊する
誰もが信仰をひけらかして
意思の雲母がわれた
ああ!
きみにかける言葉が見つからない!
きみにかける言葉が
そうしてまた失った
蛇口からこぼれる慈悲の
梢が首を垂れている
蕾の重みに耐えられないからだ
自らの声がこの掌を振り払うような
憐れな日々がありました
瓶のなか、くだけてとけた果物
わからないことが根絶されるようにして
かつての澱が落ちていったから
きみはやさしいひと
魚たちは回遊する
誰もが信仰をひけらかして
意思の雲母がわれた
ああ!
きみにかける言葉が見つからない!
きみにかける言葉が
そうしてまた失った
蛇口からこぼれる慈悲の