- カナダの日常 vol.14- 聖夜に "マンマの味"
おじさんにも"マンマの味"がある
40も半ばになって言うのはなんですが、私にも母がいます。脱線しないようにしないといけませんが、思春期には(いや、今も、と言うだろうが) 、恥ずかしくなるくらい迷惑はかけました。罵詈雑言は言うに及ばず、料理をひっくり返したり、家の壁に穴あけたり、、、それなりにろくでもない。そんなろくでなしが"マンマの味"なんて言うと、ちゃんちゃらおかしいですが、あるから仕方がない。覚えてはいます、"おふくろの味"。
親から子へ、子から孫へ
ラザニアとスモークサーモンのマリネ。よく食べていた記憶があります。なぜこれをよく出していたのかは知りませんが、パッと思い出せるのが、この二品。この味を受け継いでくれなんて、一言も言われてませんけど、クリスマスは子供も料理に協力するというので、せっかくなら、「家の味」ってことにしてしまおうと思います。(正確には、私個人の味ですね。私が育った家の味。今の家全体にすると揉めるので。)一緒に作った彼がどうするかは知ったこっちゃないですが。ここは親のエゴですな。
ラザニアを作ります!
ベシャメルソースは、イチから作りました。料理が身近な人にはなんてことはないであろうこのソース、初心者の私には、結構ドキドキ。フレンチ作ってる気持ちです。ミートソースは、合い挽き、ホールトマト、玉ねぎ、にんじん、マッシュルーム、ガーリック、あとはソースとケチャップ。ラザニアシートは既製品で生のものを使いましたが、焼いた時パリパリになっちゃって、ここは改善ポイント。チーズは、モッツァレラ、パルメザンにチェダーも加えて。チェダーチーズは“コク”をプラスになるんすかね。
そして、すっかり“お得意”のオーブンで。
掛け値なしでミートソースは美味しかったです。何がというと、塩分控えめなのが、すごく良かった。濃くないから食べやすい。味付けを濃くするとチーズとかのしょっぱさもあるし、そもそも血圧に良くないですし。実家の料理と違うのはここ。
スモークサーモンのマリネも!
今まで気づきませんでしたが、ちゃんとしたスモークサーモンって安くはないですね。いつもスーパーで切れ端みたいなのしか買って食べてないから、高くないと思ってましたけど。野菜はセロリ、パプリカ、玉ねぎ。本当はにんじんも入れる予定でしたが、ラザニアに全部使ってしまうミス!
マリネ液ですが、実家版は白バルサミコ酢がメインだそうですが、そんなの探してもなかったので、白ワインビネガーで。塩コショウ、オリーブオイルでしっかり和えて完成。当日のものよりも翌日以降の方が味が入って美味しいので、作るタイミングは失敗でした。
ディナーが完成
サンクスギビングでターキー焼いたりしたのに、今回のチキン料理は唐揚げ。だって、美味しいんだもん。ノンフライヤーなんで、それ相応の味ですが。健康へのインパクトはあるにも関わらず、やっぱり油には油の良さがあるってことです。ちなみにホールケーキは激烈に甘ったるくて美味しくないので、ナシ。
こうやって写真をみると、品数少なくて、ご馳走感がないっすね。盛り付けも華やかじゃないし。レタスとかパセリとかプチトマトってバカにならんですね。ただ、ラザニアもマリネも結局2日に渡って食べないと食べきれない量だったしな。何皿もアイデアないし。この辺りは、おウチシェフへの道のりフェーズ2で。
味の継承
クリスマスの話が大晦日投稿になってしまいました。そもそも25日に料理作ったってのがあったんですが。
まあまあ、マンマの味ということでしたが、自分で作るとこんなんだったっけな?ってのはありました。記憶では全てが濃い味付けだったと思うので、薄味にしたってのがデカいですが。向こうも正確なレシピがあるわけではないっていうんで、舌が全てでした。そう考えるとお店なんかでも、味の継承って大変ですね。老舗の味を守るってのは、字面以上に苦労がありそうです。
ということで、特に年が変わったからといって、めでたいとか何かある訳では無いので、年またぎは淡々とになります。それではまた来週~!!
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