パワハラで凄い親身になってくれた人がいたが、何も変わらずメンタル逝った

パワハラがつらい、会社を辞めたいと悩んでいたら、
「上に掛け合って労働環境を改善させる」
「パワハラするやつを改心させる」
と凄い親身になってくれた人がいたが、結局何もしてくれなかった。
パワハラ防止法が制定されても、会社に相談できる窓口があっても、パワハラ問題は解決しない。

パワハラは、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に行われる。そのため、パワハラするやつよりも、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性が圧倒的に上の人でない限り、パワハラ問題を解決することは出来ない。だが、そんな救世主ような人が、突然あなたの目の前に現れることは、現実世界でない。だから、会社のパワハラ問題を解決するためには、自分自身で主体的に行動するしかないのである。

パワハラ上司は「あいつは仕事ができない」「性格がおかしい」「人間の心を持っていない」など、職場内で平然と言い続ける。業務上の必要な指導や注意であるとして、叱咤や怒鳴ることも平然と行う。職場にいる人は、パワハラ問題が存在することを必ず知っている。そして、ほとんどの人が、傍観者になるか、共犯になっている。下手にパワハラをかばい立てしたら、次のパワハラのターゲットになるかもしれないのだから、致し方ない。ただ傍観者になっていることを心苦しく思っている人もいる。

私がパワハラを受けていたときも、職場の先輩が、「上に掛け合ってパワハラ何とかしてやる」と言ってくれたが、結果的には何も状況は変わらなかった。どのくらい本気でそう言ってくれたのかは分からない。ただはっきり言えるのは、職場の先輩も、自分と同じく、パワハラ上司の部下であるので、パワハラ問題を解決する力はそもそもなかった。パワハラを受けている時はメンタルがかなり弱っていたので、つまらない期待をしたせいで、メンタル逝ったのを覚えている。

私の経験上、あまり役には立たなかったが、会社に相談できる上司がいたり窓口があるなら、相談することを否定している訳ではない。パワハラを受けると、心がすり減ってしまい、「自分は仕事が出来ないダメな人間だ」と思い込んでしまうようになる。誰かに相談することで、気持ちが軽くなるのであればそれはそれでいい。ただ、誰かに相談しただけで、パワハラ問題は解決できるほど単純なものではないことは覚えておいてほしい。

会社のパワハラ問題は、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に行われるので、誰かに相談しただけで解決するものではない。もしパワハラの救世主がいるとすれば、パワハラするやつより、圧倒的に優位な立場の人が助けてくれる時だけであるが、そんな人が現れることはない。  会社のパワハラ問題を解決するには、会社に相談できる上司や窓口があったとしても、自分自身で主体的に行動するしかない。そうすることで自分だけが、パワハラから自分自身を守ることが出来る。

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