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-第4章-事件その2

一つ前の事件の際、その時点で離婚を考えました。
が、色々調べたところ、離婚をしてしまうと、幼い子供たちは母親のもとで暮らすことになる可能性が極めて高いということでした。大きくなっていく姿を見守りたい、父親がいないという状況は避けたいという思いから、私は再度、夫婦として生活することを選びました。

もちろん、妻には仕事をやめさせ、二度と間男と接点も、連絡も絶つことを約束させました。苦悩はありましたが、子供たちのため、家族で生活を続けることにしました。

このような形で一度冷え込んでしまった夫婦仲は努力は続けましたが、とても難しい状況でした。日々苦悩していました、時間を戻せないだろうか、どうすればいいのだろう。唯一の救いは子供たちは元気に過ごし、成長を見守っていくことが出来ることぐらいでした。

そして約一年後、再び悪夢は訪れました。
妻は仕事を変え、別の職場、女性だらけの職場で働いていましたが、そこで仲良くなった同性の同僚もおり、その同僚と仕事終わりに飲みに行くことがありました。最初は本当にそうだったのでしょう。

その日々が続くと共に、妻は再び私への態度が日々冷たくなっていき、離婚の提案をしてくるようになってきました。子供と離れたくない私は、もちろん反対しました。ただ、度重なるように離婚を切り出され、私ももう限界かも知れないと思うようになっていました。離婚を受けいれ、夫婦離れて生活をしつつ、子供の成長を見守っていく方法を考え始めていました。

そのようなことを考えていた最中、私はとある方から衝撃の事実を聞かされることになります。※ここは少し端折ります。

「奥さん不倫されてますよ」

妻の変わりようは、私への気持ちがないから。そう思っていましたが、違いました。結果、妻は私と私の子供たちとの約束を守ることはできませんでした。相手は同じ間男でした。

妻は平日に休みの時があり、その日には子供のお迎えの時間までデートをしていたようです。夜、同僚と食事に行くことも嘘で、車での送迎付きで遊びに行っていました。妻は離婚後、子供たちと生活をすると言っていましたが、間男と新しい生活を始めることを計画していたようです。

私が何よりも許せなかったことがありました。それは私の知らないところで、その間男と子供たちが会っていたことです。そしてそれは、デートの帰りに間男の車で幼稚園の送迎をしていた時のことでした。妻はこのことを長男に決して私に言わないように、と口止めまでされていました。

妻は人でなしだと思いました。私は子供たちを守るために何が出来るかをひたすらに考え、結論を出しました。

家を出る当日、私は長男にたずねました。
私 「パパの車じゃない人の車に少し前に乗った?」
長男「うーん、でもそれはママに言っちゃダメだって言われてるの」
私 「そっか、でも車には乗ったの?」
長男「うん、ママの友達、男の人、知らない人」

私は子供たち二人と家を出ました。

                              だてんぐ

コロナ渦で実は無職となってしまいました(6月末で)色々悩んだ挙句、フリーランスとして開業の準備を進めています。色々なことに挑戦していき、子供たちを育て上げるために頑張っていきます。