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ネタバレあり「えんとつ町のプペル」をみた僕の頭のスピンオフ部分

今回感想というよりもただただ自己満足で記事を書かせてもらいます。

現在のところ映画本編2回見た状態。その状態で書き留めておこうと思ったスピンオフ(副産物)を一旦記録に残すことにします。


まず冒頭のシーン

この中でブルーノがルビッチを乗せて自転車で走るシーンの遠近感や紙芝居の準備シーンのクオリティがえげつないと思っていた。

このシーンは「新世紀エヴァンゲリヲン劇場版-破-」の中で使徒サハクィエルを殲滅に向かって疾走するシーンで街を構成しながら駆け抜けるシーンを思い起こさせられ、映像のクオリティに魅せられた。

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そしてその後の劇場で見た時にプペルが誕生するシーンの音響のド迫力に鳥肌が立った。このぞわーってなる感覚はしばらく続いた。
誕生後に雄叫びを上げるシーンもエヴァっぽくいい感じに仕上がっていた。


ゴミの中に埋もれている誰かを発見したルビッチが助けに向かうシーンがコミカルに描かれていて可愛らしかった。ぱっと出てこないけれど、海外のアニメとかで使われる感じの手法なのかな?2Dゲームっぽいやつ。

「かいだん、かいだん」ってのが妙に可愛らしかった(笑)


その後、ゴミに埋もれて危うく焼却炉に放り込まれそうな窮地から脱出するシーンもまさに王道。トロッコに乗り込んだその先に待ち受ける窮地も力を合わせて乗り越えていく。


乗り越えた先には「風の谷のナウシカ」に出てくる腐海の底のような地下の世界に招き入れられる。

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煙が常時焚かれている世界にはぜんそく患者が多いだろうことは当たり前のように想定できるし、その煙が届かない地下の方が空気が澄んでいるように描かれているあたり、ナウシカの世界観も注入されている。


えんとつ町は高い山と海に囲まれてできている。
高い壁に閉ざされて、壁の謎は限られた一部の人間しか知らず住民たちはそこから出ることすらできない。だから星の存在を知らない。
ほとんどの人はその中で諦めてしまうが諦めない一部の人がいる。

この設定は「進撃の巨人」でエレンやアルミンが壁の外の世界に憧れて、いつかそれをこの目で見たいと願っていた想いに似ている。

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おしゃべりスコップは西野さんが宛書きしたというだけあってオリラジの藤森君そのものだった。

口の軽さが・・・(笑)


えんとつ町の街並みや排水溝は「AKIRA」に描かれていた「ネオ東京」に通じるものがある。アントニオがプペルを殴ったようにAKIRAでも排水溝での戦闘シーンがあり、街並みはネオ東京の方が新しいんだけどどこかしら飽和状態っぽい雰囲気がよく似ている。

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ルビッチが「誰も見てないだろ!だったらまだ分かんないじゃないか!」と叫ぶシーン。

もちろん号泣なのだが、その後に出てくる母ちゃんのセリフが泣けて泣けて仕方がない。
全編を通して母ちゃんの偉大さを感じさせられた。


星を見たことがあるけれどそんな希望の記憶を自ら封印していたアントニオと仲間たち、そして町の人達がルビッチとプペルを助けるシーン。

そして王道のセリフ
「行っけえええええ!!!!」

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「時をかける少女」や「名探偵コナン」、「ソードアートオンライン」ほか有名タイトルでも必ず出てくるこのセリフ。

絶大な信頼に基づいた送り出しのセリフ。


最後の最後でまたピンチに見舞われるルビッチ達
そしてブルーノの口上で
「ここで終わってなるものか!
 ここで終わってなるものか!
 ここで終わってなるものか!」

ピンチを切り抜けて星を見ることができるまでの物語。
立川志の輔師匠のブルーノが最高だった。


レター15世の「煙を止めよう!」も印象的だった。

そしてエンディングテーマ

西野さんがロザリーナにこだわったのを映画を見終わって完全に納得した。

芦田愛菜さんも窪田正孝さんもこれ以上ないキャスティングだった。

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あと、ホントに申し訳ないけどプペルとそげキングがちょっと似てると思ってしまった・・・。


連休中にあと5回ぐらい見れるかな?
もうちょっと色々細かく見たい!!



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