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イエメン滞在中 | 国境なき医師団 | 救急医 | 5歳児の母

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イエメン滞在記

はじめまして、Datekoです。 国境なき医師団の活動でイエメンに半年間滞在することになった救急医です。 活動の具体的な内容というよりは、異文化・多文化の中で感じた日々の小さな発見を綴ってゆきたいと思います。 では、短い間ですがよろしくお願いします。 Dateko

    • 多国籍のファミリー

      このゲストハウスの住人は多国籍である。地理的に近いためか13人中7人がAfricanで他にパキスタン、フランス、ベルギー、ボリビアなどなど。Africanもケニア、エチオピア、ナイジェリア、ガーナ、カメルーン、タンザニア、エジプトなどそれぞれ違う国から来ている。 チャパティという分厚いクレープの様なパンがたまに昼食に出る。African中で馴染みのある人とそうでない人がいる一方で、地理的に遠いパキスタンで食べる習慣があると聞き驚いた。後で調べるとインド発祥の南アジアで広く食

      • コットン製のシーツ

        洗濯をしようとランドリールームに行くと男性が1人、一生懸命シーツを漁っている。どうしたのかと思い話かけると、今日ベッドシーツを替えてもらったのだがそれがいまいちなので別のシーツに替えたいらしい。 「コットン製じゃなきゃダメなんだ。快適じゃない。」 あまりにも真剣に探しているので、私も一緒に探してみることにした。 「この赤いのはどう?」 「これは血の色だよ。安眠できない。」 結局、ボタニカル柄のコットン製のシーツを見つけて満足そうに持っていった。 そんな彼は国境なき医師

        • Holiday

          ここでの生活は意外と快適だ。外は猛暑だが、室内は冷房完備の個室。シャワーもトイレも出来たばかりで綺麗。(ただし、他のスタッフに聞くとこんなに住環境が良い所はあんまりないとのこと。)何より食事、掃除、洗濯を地元のスタッフがしてくれるので、自分の時間が山ほどある。 思えば、日本では常に時間に追われていた。仕事から帰ると食事、洗濯、風呂、寝かしつけて自分も寝る。(正直言うと、食事は家政婦さんの作り置き、洗濯は夫が大体してくれた💦)休日はひたすら英語の勉強。子供と休みが合えば、どこ

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        イエメン滞在記

          気温40℃の村から

          この国は暑い。特に私の住んでいる地域は標高が低いためイエメンの中でも特に暑く、日中の気温は40℃にもなる。洗濯物は1時間で乾き、暑すぎて逆に蝿もいなくなった。エアコンがなければ私はとっくに干からびていただろう。 すでにこの地に9ヶ月滞在しているケニア人女性に、どの時期が1番よかったか聞いてみた。しばらく我慢したらもう少し過ごしやすい季節が来ることを期待して。しかし、答えは 「ずっと暑いわよ。1年間ずっと同じ気候。私の街とは大違い。」 がっかりすると同時に少し驚いた。なん

          気温40℃の村から