ああ組織は興味深い

あの人、めっちゃいい人!
あの人って話が通じる人だよなあー
話しやすいな、あの人って。

そんな風に思える人がいる。でも、そんな人も、とある組織に入ってから変わる、そんなことって往々にしてあるもので。

その人自体がどうというより、その組織の持つ磁場にやられてしまうってこと。もちろん本人の性質もあるんだろうけど、それ以上に組織がもつ磁場がヤバイってこと。

個人と組織。

それは大きな大きな二つのテーマ。
組織は個人の集合体。組織自体に人格があるわけじゃない。でもなんか組織自体にも意図があったり、組織自体が進みたい道もあったりするんじゃないかなと思うこともある。

人の1つひとつの細胞が「個人」。
その細胞の集合体が「組織」。

そして、その組織がもつ磁場。
この磁場がなかなかに恐ろしい。

まあ、いわゆる組織風土みたいもんだ。
その風土に足を踏み入れた瞬間、ズブズブと足をとられて、がんじがらめになって自分の意図とは違う動き方をするようになってしまう。それほどまでに組織の風土というのは強い力をもっている。

さらにたとえていくと、
個人は種、組織は土壌(土)でもあるかも。
どんな種も土壌によって、良くも悪くも育つ。
水(給与とか)も光(育成機会とか)も与えつつ。

しかし、その組織の持つ磁場だとか土壌だとか風土だとかはどうつくられるのだろうか。

それはもう一言でいうと、人の認知だと思う。
それぞれの人が組織に対して認知しているものの集合体が組織風土なんだと思う。目に見えるものではないし、みんなが同じように見られるものじゃない。

だからたちが悪い。
だって、みんながおもいおもい言いたいことも言えるし、どれも正解でもあるから。人の集合体である組織って本当に難しい。

でも、なんで組織ってあるんだろうか。
そりゃ社会的インパクトを引き起こすには個人よりも組織化した方が効果的だし、より効率的に効果的にかにも提供できるから。それはわかる。

しかし、組織になると、人の切り口で見ればどこか可能性を閉じたり、潰したりすることがある。組織は個人の力をいかしきれていないというのが現状だ。

ビジネスの成果としては組織化した方が圧倒的に良い。そこで働く人にとっては組織化したら自分の想いだけじゃないから辛い想いだってすることはある。人と人が交わるからそこで生まれるものってあるんだろうな。

人の交わりによって生まれるものがある。
好んで交わらない人と強制的に交わることで生まれるものがある。
同質性よりも多様性の方が可能性は生まれる。

そこに組織化する意味があるのかもしれない。

だからこそ、その組織で個人が自分の人生を大事に、自分の願いを大事に生きられるような仕組みや取り組み、風土づくり。僕には何ができるか。

そんなことを考えていきたいなあと思った。
結構、つれづれに書き綴ってしまったけど。

とにかく、簡単じゃない複雑性の高い組織。
それでも…僕は諦めたくない。
一歩一歩。一歩一歩。

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