「不満」の価値が、最大化される世界とは?
データがお金(商売)になる時代ですが、「不満(データ)」も売れるんです!
NFTが賑わっておりますが、あなたの「不満」に◯億円!なんて時代が来る、、、かもしれません。
ビッグデータ販売事例、第3弾 「不満買取センター」
今回は「不満買取センター」さんを取り上げ、ビッグデータを販売するためのデータ集めにトークンエコノミーを採用したらどうなるのか?
について書いていきます。
まずはサービス概要から。
不満を1-10ポイント(円相当)ほどで買い取り、リサーチデータとして企業や自治体に販売しています。
「不満」という情報(データ)も、集めて、見える化すれば、商売になるわけです。世の中の「不満」は、新しい商品やサービス開発アイデアの宝庫。
アイデア募集!よりも、不満募集!のほうが、取り組みやすい点も見逃せません。
発想が素晴しいですし、ビジネスとしての需要もありそうです。
データを集める方法
いいんですけど、まずは、このモデルの材料となるビッグデータをつくるため、投稿してもらってデータを集めないとなりません。
無料とはいえ、ユーザー登録して「不満」を投稿したくなる人がいるか?が、このモデルの重要ポイントです。(実際には、すでに3000万件のデータが集まったとありますので、順調そうです。)
では、投稿者にとってのインセンティブ(報酬)は何か?
を考えてみますと、
①社会貢献
②不満を書くことによるストレス解消的な何か
③金銭報酬
といったあたりです。
「買取」というWEBサイトの謳い文句からしても、高額買取キャンペーンなどがあることからも、③金銭報酬がもっとも人気ありそうです。
「不満買取」の不満?
しかし、③金銭報酬の現状は、もどかしいモデルです。
なぜか?
理由.1 送金手数料の課題
このインセンティブの支払いは、500ポイント貯まってからでないと、ギフト券に変えられません。
理由.2 価値の課題
価値のある不満を投稿しても、最大で10ポイント(もしくは高額キャンペーンでは最大50ポイント)です。数ある「不満」データ投稿から、素晴らしい発明がされて、データを買った組織が例えば数億円の利益を得たとしても、投稿者には還元されません。
以上、私の(買取してもらえないだろう)「不満」であります。
しかしです。
逆にこの課題がクリアできて、自分の投稿がもしかして、、、ってなったら、夢がありますよね〜。頑張って投稿したい人が増えると思いませんか? まさに「不満」から見い出した価値ある発見???
トークンエコノミーで変える「不満」
とはいえ、送金をまめにして銀行だけ儲かってしまったり、価値ある投稿を適正に評価してもらって、報酬も”ある程度”上乗せできるようなしくみには、さまざまな管理コストがかかってしまいます。
そこで、ブロックチェーン技術をベースにしたトークンエコノミー(詳しくは、ググってくださいませ。)です。
これを変える可能性を秘めています。
①少額報酬でも、即トークン(代替通貨)で支払われ、
②不満データを活用した側が、気に入った「不満」にトークンを付与できるが簡単にできるようになります。
つまり、投稿者としては、即インセンティブがもらえ、リターンの可能性は定額でなく無限大です。投稿数の増加が見込めます。
さらに、このトークンをユーザー同士で、いいものに「いいね!」するように評価して付与できるようになると、トークンの流動性がさらに高まり、とても盛り上がります。
企業や自治体にとっては、価値をつけるトークンを購入するため、コストが上がるのでは?という懸念があるかもしれませんが、価値あるものに価値をつけるので、逆に価値のないものに払わなくていいといったトレードオフな関係であればこれを払拭できます。
プラットフォームサイドも、コミュニティの規模が大きくなればなるほど、もしくは盛り上がってトークンの価値が上がれば上がるほど儲かるモデルにできます。
将来有望で、ますます楽しみなサービスですね。
トークン名(案)は、「FUMAN」とかどうでしょう。(なんのひねりもないな😆)
あなたの「不満」に、◯億円の価値がつく時代がくるかもしれませんよ!
過去のビッグデータ販売事例はこちら
カインズさん(第1弾)
ヤフーさん(第2弾)
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