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データの誤謬#7 『サンプリングバイアス』
” 誤謬(ごびゅう)とは、つまり、間違っていることである。”
データにまつわる誤謬を紐解き、やさしく学ぶシリーズ(全15回)
イラストには、犬がいっぱい。
犬と一緒にいる犬のTシャツを着た女性に、
男性が「犬と猫どちらが好きですか?」と尋ねてます。
なんと答えますかね?(笑)
#7 サンプリングバイアス
母集団を代表していない偏ってサンプリングしたデータから結論を導き出すこと。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54791095/picture_pc_a5dcfd3c3a9166bed91bf32e10a48b53.png?width=1200)
世論調査で、調査員独自の抽出や分析者の偏見によりサンプリングしたせいで、そもそも参加した人々が総人口(母集団)を代表していないデータから結論を導き出すことがサンプリングバイアスです。
有名な例では、1948年のシカゴトリビューン紙。
電話調査に基づいて、トーマス・E・デューイが次期米国大統領になるとの予想を元に誤報し、大失態を起こしてしまいました。
当時、そもそも電話を買えるのは特定の富裕層だけで、それは共和党とデューイの支持者が圧倒的であることを考慮していなかったため、調査対象とすべき母集団として適切ではなかったということです。
調査対象者が本当に調べるべき母集団の代表者であるか?
をきちんと考慮してみることが大事ですね。
おまけ:粋なトルーマン
デューイに勝利したトルーマンが、シカゴトリビューン紙の誤報「デューイ、トルーマンを破る」の見出し記事を掲げ、笑う写真が現存します。
伝えられるところによると、勝利後のトルーマンはこの記事を見て、「私の聞いた話(私が勝利)とは違うな」(That ain't the way I heard it!)と言って笑っていたそうです。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54793612/picture_pc_984b33ccfed8a208f7139114424515b7.png?width=1200)
忙しい毎日、しかし、生産的であるとは限りません。
多くのチームでは、データのカオスに時間を奪われています。
「データの確認」に毎日、何回クリックしてますか?
「数字の読み合わせ」に時間を割くミーティングは効率的ですか?
「深刻なエラー」を見逃さない工夫がありますか?
Geckoboard(ゲッコーボード)で解決できるかもしれません。
あなたがこれから目にするものは、他に類を見ない、見る者の目を奪う「揺るぎないシンプルさ」を追求した、美しいダッシュボードです。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54793666/picture_pc_8922c7ffd92b8ded3af12568efd0f44a.png?width=1200)
※当記事は、英国ロンドンDatachoice Solutions Limited社とのライセンスに基づいて、転載・加筆しています。
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