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走ることを続けていたら、昔の道に惹かれるようになりました。 まずは近郊の古道を巡ってい…

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走ることを続けていたら、昔の道に惹かれるようになりました。 まずは近郊の古道を巡っています。

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  • 浦賀道を走る

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鎌倉街道 中道を走る 二子玉川~岩淵 西ルート

 鎌倉街道中道の続きを走ります。  前回二子まで走った翌日発熱して、病院でコロナと診断されたので、翌週末は自宅謹慎して、今後の行程のルート作成をしていました。  岩淵までは西ルートと東ルートがあり、西ルートだけでいいかと思っていましたが、東ルートをたどると渋谷、新宿、池袋と大都会を縦断するので、それはそれで面白そうだと思い始めました。  とはいえ、西ルートはほとんど行ったことがないエリアなので、ここも飛ばす訳にはいかないということで、今回は西ルートを走り、次回東ルートを走る予

    • 鎌倉街道 中道を走る 鶴ヶ峰~二子

       鎌倉街道中道の続き、鶴ヶ峰から二子の多摩川まで走りました。  前半は初めて訪れた場所でしたが、後半は以前走った青山通り大山道とほぼ同じルートなので、新たな発見を期待するというより、次の区間への繋ぎの意識が強かったかも。  前回と同様に丘陵地を横断しながら進むので、きつい坂もあるのですが、そこはだらだらと歩きながら進みました。ちょうど桜が満開の日だったので、道中の桜で癒やされる絶好のお花見ランになりました。  今回も芳賀善次郎の「旧鎌倉街道探索の旅 中道・下道編」を参考にし

      • 鎌倉街道 中道を走る 鎌倉〜鶴ヶ峰

         鎌倉街道上道に続いて、中道を走ります。  この日は早めに帰宅する必要があったので、鎌倉から鶴ヶ峰までをサクッと走るつもりで出発しましたが、後半はだらだらと歩く時間が長くなりました。まだ、足の調子が万全ではなかったのもありますが、上道よりアップダウンがきつかったのが要因だと思います。  中道は、頼朝の奥州征伐に使われた軍道といわれているそうです。確かに通常の往来に使う道としては、人里から離れすぎだと思います(現代は住宅地ですが当時は山道がほとんど)。人目を避けて行軍するには、

        • 鎌倉街道 上道を走る 町田~東村山 後編

           鎌倉街道上道を町田から東村山まで走った記録の後編です。現在の幹線道路としての「鎌倉街道」ではなく、鎌倉時代の古道の道筋を辿ります。  後編では、中河原で昼食をとった後から、ゴール地点の東村山までを紹介します。  多摩川を渡るまでは、ところどころ古道の雰囲気を感じさせる山道もありましたが、武蔵野台地に入りほぼ平坦な街中になるので、古道っぽさは薄れてきました。でも歴史を感じさせる史跡や光景に各所で出会えたので、そのあたりを中心に紹介したいと思います。  引き続き、参考とした

        鎌倉街道 中道を走る 二子玉川~岩淵 西ルート

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          鎌倉街道 上道を走る 町田~東村山 前編

           前回に引き続いて、鎌倉街道上道の続きとして、町田から東村山までを走りました。印象的な風景や伝承に出会えて、今回も量が多くなりそうなので、前編、後編に分けてアップします。  鎌倉から離れるにつれ、鎌倉街道の痕跡が薄くなるように思われますが、実際に訪ねると、いろいろな意味で、鎌倉街道の存在感が増していました。  特に、鎌倉幕府を倒した新田義貞に関する史跡が目立っていたでしょうか。鎌倉の近郊は、源氏に関する史跡が多かったのに対して、離れると新田義貞の方が人気かも。  また、各所

          鎌倉街道 上道を走る 町田~東村山 前編

          鎌倉街道 上道を走る 鎌倉~町田 後編

           鎌倉街道の上道を、鎌倉から町田まで走った記録の後編です。今回は、俣野から町田までを紹介します。  前回は鎌倉近郊だったこともあり、鎌倉色が強いのはイメージ通りでしたが、鎌倉から遠く離れた瀬谷区あたりまで、鎌倉に関する史跡があるとは思っていませんでした。  一番の発見は「サバ神社」。それが何なのかは是非記事を読んでいただければと思います。  なお、参考とした文献は下記になります。 ・荻窪圭 「鎌倉街道伝承を歩く」山川出版社 ・芳賀善次郎 「旧鎌倉街道探索の旅Ⅰ 上道・山ノ

          鎌倉街道 上道を走る 鎌倉~町田 後編

          鎌倉街道 上道を走る 鎌倉~町田 前編

           2月上に足を痛めてから、約1か月ぶりに長距離を走りました。ところどころ違和感がありましたが、様子を見ながらペースを調整したので、故障が再発することはありませんでした。気候もだんだん良くなるので、徐々に復活していきたいと思います。  今回は、古道の代名詞であり、現在も各地に残る鎌倉街道に踏み出します。これまで探訪した江戸時代の街道とは違い、明治の地図からではルートを見つけらないので文献を頼りにルートを設定しました。それこそ諸説ありますので、一例としてとらえていただければ幸い

          鎌倉街道 上道を走る 鎌倉~町田 前編

          神奈川の古道~おすすめ風景10選

           毎週のように走りに出かけていましたが、ハムストリングスを痛めてしまったので、しばらくは控えるつもりです。この期間を使って、これまでを振り返り、良かった風景を選んでみました。  自分の趣味、主観で選んだので、偏向しているかと思いますが、一個人の感想としてご容赦下さい。  結果、有名なところから、穴場的なところも含まれたものになりました。ちょっとでも興味を持たれて、自分も訪ねてみようと思われる方がいればうれしいのですが。      番号は順位をつけているわけではなく、西から

          神奈川の古道~おすすめ風景10選

          金沢八景を走る

           今回も近場の古道探訪です。かつての風景の面影を求めて、金沢八景周辺を走りました。  歌川広重の浮世絵に描かれた金沢八景は、かつてこの地に広がっていた入江の風景なので、今は無き入江の周辺を巡るようにルートを設定しました。  金沢八景駅を起点として、周辺を巡りながら野島や能見堂など、名所、史跡にも寄り道して約20㎞の行程でした。  なお、工場や学校など私有地により立ち入れない場所は迂回しています。  今回のルートを、当時の海岸線をスーパー地形図上に描いた図に重ねてみました。

          金沢八景を走る

          横須賀湾岸古道を走る

           休日の午後から時間があったので、近場の古道の探索に出かけました。  以前、浦賀道として街道を走りましたが、そのわき道として当時から存在したであろう海側の古道を古地図から抽出して、ルートを設定しました。  当時はトンネルが無いので、三浦半島の山に行く手を遮られ、何度も山越えを強いられます。  また、横須賀の軍港を巡るルートにもなっているので、ここでしか見れない風景にも出会えました。 六浦~船越 7km  六浦辺りの浦賀道(16号線)から海岸沿いの道を迅速測図から抽出して

          横須賀湾岸古道を走る

          大山道を走る 柏尾通り大山道 戸塚~大山

           2024年の初走りはどこに行こうかと考えて、初詣も兼ねて大山詣がいいのではと安易に思いつきました。それで、未だ行っていない柏尾通り大山道を走りました。  でも、MAPを見てもらえれば判りますが、神社までたどり着けずにお詣りは叶いませんでした。  無理し過ぎないということで、今年もやっていきたいと思います。 戸塚柏尾~藤沢土棚 14㎞  柏尾通り大山道は、戸塚柏尾町で東海道から分岐し、藤沢、海老名、厚木、伊勢原と神奈川の内陸部を西に向かう。  8時半に戸塚駅をスタートし

          大山道を走る 柏尾通り大山道 戸塚~大山

          古道探索のおすすめ 机上編

           実際に古道を訪れ、その場の雰囲気を味わうことは、当然楽しいのですが、出かける前に地図から古道を探してルートを机上で考えているときも、古道探索の楽しみのひとつです。  今回は机上編として、準備としての自分が机上で行っている古道探索の手順と、参考にしている古地図を紹介します。現地でのナビも含めて、お手軽なワークフローになっているのではないかと思っています。  まず、どうやって古道を探すかというと、自分は関東迅速測図を基にしています。 関東迅速測図  関東迅速測図とは、古地

          古道探索のおすすめ 机上編

          矢倉沢往還を走る その3 小山~沼津

           明けましておめでとうございます。2024年もいろいろなところへ出かけたいと思っています。  前回、足柄峠を越えて静岡県に入りました。今回は、矢倉沢往還の最終として、小山町から、旧東海道との合流地点がある沼津まで駿河の国を走りました。  行く前は、ほぼ市街地を通るので古道の印象はあまり期待できないし、寒波が来てるし、遠くてアクセスにも時間が掛かるし、などネガティブなことばかり考えていました。  実際に現地を走りだすと、富士山と箱根の山々の風景に癒されながら気分よく進めまし

          矢倉沢往還を走る その3 小山~沼津

          矢倉沢往還を走る その2 足柄峠越え

           前回の続きとして、南足柄市の大雄山駅を出発点として、足柄峠を越えて、駿河の国に入り、足柄駅まで進みました。  江戸時代以前は、こちらが東海道の本道だったようですが、箱根路が整備されてからは、東海道の脇往還として庶民が使う道になっていたようです。  現在は車が通れる県道が通っていますが、別ルートを通っている246号線も、箱根新道もあるので、移動目的でわざわざ足柄峠を越えることは無いのではないでしょうか。  幹線ルートから外れたことにより、古道の雰囲気が残っていることが期待で

          矢倉沢往還を走る その2 足柄峠越え

          矢倉沢往還を走る その1 伊勢原~南足柄

           矢倉沢往還は、東海道の脇往還として、江戸から内陸部を進み、足柄峠を経て、沼津まで至る街道です。現在の246号線とほぼ重なります。  以前走った青山通り大山道は、この矢倉沢往還の前半に相当するので、大山道との分岐点をスタート地点として、その先の沼津を目指しました。  その初日として、伊勢原から南足柄市大雄山駅までを走った行程を紹介します。  当時の様子がそのまま残っている場所がある一方、消えゆく古道の姿も垣間見れましたので、その状況もお伝えできればと思います。 伊勢原~

          矢倉沢往還を走る その1 伊勢原~南足柄

          大山道を走る 田村通り大山道 藤沢~大山山頂

           前回の青山通り大山道に続いて、田村通り大山道を走りました。  田村通り大山道は、藤沢宿から寒川、平塚、伊勢原を経由して大山に向かうルートです。青山大山道と比較して1/3程度の距離なので、前回見送った大山山頂を目指し、大山詣りを完結させることにしました。  標高1200mの山頂までたどり着くことができましたが、なかなか厳しい行程でした。 藤沢~寒川 9.9㎞  藤沢から西に向かって平地を進み、相模川までの平坦な区間。  最寄りの辻堂駅から、旧東海道から大山道の分岐点に

          大山道を走る 田村通り大山道 藤沢~大山山頂