読書感想文:石田月美さん『まだ、うまく眠れない』
落ち込んで居たのですが、考えていてもグルグルするだけなので、丘の上のオシャレ書店まで買いに行きました。私が、それこそ「うまく」書店員さんに、この本が欲しいと言えなかったのですが、店員さんが優しく「本の題名を言ってくだされば、探して来ますよ」と言って親切にしてくださってありがたかったです。
石田月美さんの「自伝文学」なのですが、リズムが良くて面白かったです。月美さんに失礼ですが、私は中井久夫先生の本を最後まで読めないので「ラップで学べる中井久夫」は観たいなぁと思ってしまいました。
「自分の痛みに鈍感で他人の痛みに無頓着」
私が、そう言う人なので、この言葉は良いなぁと思いました。
仲間のAちゃんのお話。何度も読み返しました。
Aちゃんが生き延びてくれるだけでOK!だよと思いました。
依存症治療のスポンサーに関する話をAちゃんがしてくれて、月美さんが見解を書いてくださっていますが、私も、きっとAちゃんと同じ事になります。Aちゃんが生き延びて、月美さんに話してくれたから、私は依存症の治療に悩んでいましたが、組織がOKするなら私は、今は、フリーでスポンサー無し、12ステップもやらないで行こうと思いました。(必要があれば変更します)
社会運動について
「アディクションの反対はコネクション」と話す著名人がいると、初めて知りました。私は「ウルサい」って怒ってしまいそうです。「つながり」は大切だと思うし、このnoteでも「あ、こう言う考え方あるのか」とつながらないと、他の方の「生きる知恵」は知り得ませんが。なんだか「アディクションの反対はコネクション」って、強制的につながりを持てと言われているようで私はイヤだなぁと思いました。(精神病の当事者・治療者・支援者の)社会運動界隈に居る人って、ガンガン人に話しかけるコトが出来る気持ちの強い人が多いのかな?それとも境界線が壊れている人が多いのかな?と感じました。
当事者の社会運動については、主治医に「永沼さんは、永沼さんの楽しいと思えるところまで」と言われるけど、どう付き合うかは、何回か読んで、自分なりに考えたいです。
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