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【サービスデザインとは】

皆さん、超オハヨー!サービスデザイナーのシシシだよ( ^ω^ )

サービスデザインはあまり日本ではなじみがないですが、ここ最近、世界中で急速に需要が高まっている仕事領域です。

今回はサービスデザインの定義と注目されはじめた理由について解説してみたいと思います。

↑今回のサムネイルはシステムマッピングを行うポモドーロちゃんです(^◇^)フリー素材です。会社資料にお使いください。


求人数がUXデザインを超えた

Linkedinで仕事検索をかけると、
UXデザインが32400件なのに対し、
サービスデザインはなんと235%も上回る、75983件がヒット
します。

参考までにそれぞれ〇〇デザイナーとして検索してみたらどうでしょうか。

地域=ワールドワイド
検索ワード :件数
UX Designer 14693
Service Designer:16973

↑それでもサービスデザイナーの方が15%も多いです。 ※数字はいずれも2020/05/01現在

数年前までは名前も知らなかったはずの領域が何故急速に伸びてきているのでしょう?


サービスデザインの定義

サービスデザインとは何なのか については 様々な人が様々な切り口で定義をしようと試みていますが、まずはサービスとは何かについて振り返ってみましょう。

シシシはアメリカのProductizedと言うカンファレンスでJamin Hegmanさんが引用した、エコノミスト誌による定義がしっくりきました↓

これによるとサービスとは経済活動そのものを指すようです。足に落とすことが出来ない、というのもポイントですね。


サービスとは何か、に触れたところで改めてサービスデザインの定義に注目してみましょう。引き続き、JaminHegmanさんの言葉から引用したいと思います

つまり、サービスデザインは世の中を取り巻くモノゴトを、デザインの方法論(デザイン思考と捉えてもいいかと思います。)を使って広範囲に設計すること、と言えます

具体例を用いると、
どのような市場を狙うのか、その為にはどのようなパートナーと組むのか、どのようなコスト構造でバリューを提供するのか、それをどのようなモノゴト、プロダクトで実現するのか、といったことを設計します。

ここからはシシシ個人の見解になりますが、この考え方に基づくと、プロダクト(フィジカル、デジタル問わず)はサービスの構成要素の一部、 あるいはそのものと捉えることができると考えています。

したがってそれらを設計するためのUXデザインもサービスデザインに包含されると考えています。

実際に、多くの組織ではUX デザイナーはプロダクト単体に関わることが多く、サービスデザイナーはよりハイレベルビューからプロダクトやサービスの設計に関わっている場合が多いです。これについては他のブログエントリで詳しく解説していますので併せてご参照ください。
※近日公開準備中です


サービスデザインの重要性

最後に、なぜここまでサービスデザインの需要が高まってきているのか?について、This is Service Design Doing から引用して締めたいと思います。

Many organizations are looking for an effective way of working which makes it easy for people with different backgrounds and responsibilities to work together meaningfully and productivity -they are looking for silo breaker. Because the tools of service design have been filtered through a design mentality, they are visual, fast, lightweight, and easy to grasp. They form a common language for collaboration so cross-functional teams are happy to pick them up and get on with it.

要点をまとめると、企業は昨今、複雑に絡み合うサイロ化された組織間を、つなぎ合わせ、コラボレーションを加速させる働き方を求めてきているからと言うことです。

※サイロ化とは…外部との連携を持たずに独自化している様を示す言葉。いわゆる縦割り組織なんかがそうですね。

そしてそのサイロブレーカーとしてサービスデザインを必要としています。なぜなら、サービスデザインのツールはデザイン思考を基礎としており、可視化し、素早く、軽く、簡単に理解ができるため、クロスファンクショナルなチームをうまく機能させるための共通言語として持ってこいだからです。

現代はVUCAの時代と呼ばれ、先の見えない時代に突入しました。そのような状況下に置いては組織のサイロを越境して、ビジネスモデルを創出し、柔軟かつスピーディにバリューエコシステムを構築することが求められています。そんな中でサービスデザインが求められてきている事は至極当然の流れと言えるでしょう。

まとめ

冒頭に挙げたように、世界でサービスデザインの需要が高まっているのは紛れもない事実です。組織はVUCA時代で生き残るため、サイロを越境してモノゴトを設計するための共通言語としてサービスデザインを利用しようとする流れが進んでいます。

グローバルレベルで捉えるとその需要は顕著であり、日本国内においても徐々にその需要が高まってくる事は間違い無さそうです。

このブログではサービスデザインについて、幅広く情報を発信していきますので定期的にチェックして頂けると嬉しいです。よろしくお願いいたします(^◇^)

お読みいただき、ありがとうございました!

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↓今回の記事を執筆にするにあたり参考にした本です。



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