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根気が必要!? カカオ豆からチョコレートを手作り

こんにちは、インターン生の大城です。
先日、「カカオ豆から手作り チョコレート・キット」を使用してチョコレート作りをしたので、その様子をお伝えできればと思います!

まだまだ毎日厳しい暑さが続いていますので、休日はゆっくり家で過ごす方も多いのではないでしょうか。そこで、お家での過ごし方として「カカオ豆からチョコレートを手作りしてみる」というのはいかがでしょうか。
カカオ豆を見ること自体中々なく、チョコレートが出来上がるまでの過程を一から体験する機会は特別な経験になること間違いなしです。

1.キットの紹介

ブックレットは34ページもあり、ボリュームたっぷりです

キットの中にはブックレット、カカオ豆、シリコンモールド(チョコレート型)が入っています。
ご自宅で用意するものはすり鉢&すりこぎ、フライパン、砂糖です。
カカオ豆をすりつぶすことで出てくる油分がチョコレート作りには重要で、そのためにはすり鉢&すりこぎが不可欠です!

シリコンモールドはカカオ豆の形がかわいらしく、キットのチョコレートを作った後にも活躍の場がありそうです。
ちなみに私は先日、この型で氷を作ってアイスコーヒーを楽しみました

ブックレットにはカカオキットの進め方だけでなく、カカオ収穫後の流れやdari Kの取り組みについても書かれています。
小学生のお子様でも分かりやすい内容でありながら、去年インドネシアの農家さんの元を訪れ、カカオ栽培を実際に見た私も学びになる点が沢山書かれていました。特にカカオ自体について、種類ごとの特徴や花から実になる様子など、普段カカオ豆の状態が身近でないからこそ是非読んでみていただきたいです。

また、箱の裏には農家さんの写真が載っており、どの農家さんが栽培したカカオ豆なのかを知ることが出来ます。
農家さんとの繋がりを実感でき、これから作るチョコレートがより美味しく感じられそうです。

QRコードを読み取ると他の農家さんの紹介や、
農家さんからのメッセージを見ることができます。

2.チョコレート作り開始

洗った後のカカオ豆。フルーティーな香りの中にふわっとチョコレートの雰囲気も感じます。

まずはカカオ豆を洗って、フライパンで炒ります。
見た目はアーモンドのような感じなのに、果物のようにフルーティーな香りがして不思議な気持ちになります。
袋からカカオ豆を取り出した時点で香りを感じられますが、焙煎で香りが増幅され、部屋全体がカカオの匂いに包まれました。

炒った後は、チョコレート作りの最初の難関、殻剥きが待っています。
しっかり焙煎が出来ているとパリッと殻が取れるので、一つ一つのはそれほど大変では無いのですが、何と言っても全量剥ききるのが忍耐勝負です。

殻(左)と中身(右)

無心で殻を剥いたら、最難関であり最重要工程、粉砕&すりつぶしのお時間です。

まずは粉状になるまでひたすら砕いていきます。この時点で手が悲鳴を上げていました。

ご自宅にフードプロセッサーがある方は、ご利用になることをお勧めします。クーラーの効いた部屋で作業をしていましたが、軽くジョギングをしたくらいの汗をかきました。
友達と2人で作ったのですが、次の日の一言目の会話は「腕が筋肉痛…」でした。3人以上で作ると交代しながらもう少し楽に作ることができるかもしれません。

※フードプロセッサーを使用すると、粉状になるまでの時間を短縮することができますが、一気に完成するわけではありませんのでご注意ください。またカカオ豆のような硬いものを砕くことができるか説明書等で確認のうえご使用ください。

カカオ豆の中の油分が出てきてしっとりしてきます

「一生粉状にならないのではないか…」と不安になる時間帯もありますが、それでも叩いたり擦り続けていると無事パウダー状になります。

サラサラになったら湯煎をしながらさらにかき混ぜていきます。写真は油分が出てきてしっとりしはじめてきた状態です。

すり鉢と同じような大きさの鍋を使って湯煎していたせいですり鉢が鍋にはまってしまうというハプニングも乗り越え、粘り強くかき混ぜ続けていると、だんだん油分が増えてまとまりが良くなってきました。
砂糖を追加し、ついにラストスパート!砂糖がなじむまで混ぜます。

液体のようにサラサラな状態になるまで根気強く混ぜ続けると完成時は滑らかなチョコレートに。逆に、少しざらざらとして粒を感じる状態で冷やすとザクザク食感の残るチョコレートに。
お好みの状態まで混ぜることで唯一無二のチョコレートが出来上がります。

いよいよ型に流し込み、あとは冷蔵庫で冷やして完成を待つのみです。


3.完成!実食

カカオの形をした方は特に粒感が残っています

待ちに待った実食のお時間です。
材料はカカオ豆と砂糖のみですのでdari kの商品でいただくよりも、インドネシア産カカオ特有のフルーティーな風味を強く感じることが出来ます。
キットのデフォルトの砂糖の量(30グラム)を使用して作ったのですが、甘すぎず、ビターすぎず「ちょうど良い」甘さのチョコレートが出来上がりました。

私は液体状になるまで続ける根気がなく、少しザクザク感の残るチョコレートが完成しました。しかし市販のチョコレートでは味わえない食感のコントラストがあって逆に良い!という結論です。クランチやナッツともまた違う食感が唯一無二でした。
本来は、粉砕やかき混ぜる作業は大型の機械で行われるものであり、手作りだからこそ、完璧に滑らかにしないのもまた良いと思います。
そして何より自分で作ったチョコレートは格別に美味しい!

一緒に作った友達はそれほどチョコレートが好きではないので、酸味が強いチョコレートは苦手かなと思っていたのですが、「食べやすくて美味しい」と言って何粒も食べていました!!

カカオ豆がだんだんと粉状、そして液体状になっていき、普段口にするチョコレートの形になる一連の過程を体験したからこそ、これからチョコレートのありがたさと美味しさをより感じ、楽しむことが出来そうです。

4.商品情報

冷やす時間を除いて約2時間で完成しました。 どうしても時間はかかってしまいますが、夏休み中の学生の方や休日の家族団らんの時間に特にぴったりなのではないでしょうか。「休日は家で一からチョコレートを作った」と言えば特別な経験で注目の的となること間違いなしです。

ご自身でカカオと向き合ってみるのも良し、ご家族やお友達と一緒にワイワイ作るのも良し。「ありのまま」のチョコレートを体験できるキットです。

▼商品情報
・カカオ豆から手作りチョコレート・キット(カカオ農家さんの顔がみえるカカオ豆入)
・2,420円(税込)
オンラインショップはこちら


チョコレート好きの皆さんは是非一度体験していただきたい、「カカオ豆から手作りチョコレート・キット」のご紹介でした。
カカオ豆がチョコレートになっていくまでの変化を是非お楽しみください。

ここまでお読みいただきありがとうございました。