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daremoga 物語が始まりました。

「だれもが○○な社会を作る」
○○にどんなことばを入れますか?

〜幸せな
〜笑顔な
〜健康な
〜平等な

私たちdaremogaは”生きやすい”という言葉を入れました。
だれもが生きやすい社会を創る
この言葉を日本全国の合言葉にしたいと思っています。

誰かにとっての生きやすさって
誰かにとっての生きにくさに繋がることもありますよね。

私はかつて外資系証券会社で勤めていました。
会社では毎年夏になると室温合戦が繰り広げられます。
欧米人の社員は温度を低く設定するのですが
日本人女性は「寒い」と言って温度を上げるのです。
室温ひとつでも、全員が心地よいものにするというのは難しい。

ですから
「誰もが生きやすい社会を創る」
というのは無謀な挑戦に聞こえるかも知れません。

実現するためには
「生きやすさ」の照準を誰かに
合わせることが必要になります。

daremogaが照準を合わせる「だれか」とは
子どもたちです。

子どもたちが生きやすい国というのは
誰にとっても生きやすい国ではないでしょうか。

ニューロダイバーシティという言葉をご存知ですか?

「ニューロダイバーシティ」という言葉は、
神経細胞の多様化を指しています。

脳神経の発育の仕方によって
人の個性は決まると言われています。

脳神経の発達は、遺伝子や養育環境の影響を受けて成長し、変化していきます。脳神経の特性によって、時には集団生活で問題が生じることもあります。

・言葉が話せるのに言いたいことがうまく伝えられない。
・読めるけど、書くことがうまくできない
・体が勝手に動いてしまって止められない。
・触られるとチクチクする。
・雑音や人の声が耳に刺さるような音に感じる。
・思ったことをなんでも口に出してしまう。
・感情を理解することが難しい
・知能が高いのに行動が幼すぎる

先ほどの室温の例のように
多数が「当たり前」だと思っていることが
少数の人にとっては難しいことがあるのですが残念ながら
「わざと」や「努力不足」と見られることも少なくありません。

でも、そのことを伝えるってとっても難しい。
子どもであれば「自分が多数とは違う」と気づくことも少なく
なおさら伝えることは不可能に近いほどです。

前提を変えてみる

”みんな違って、みんな良い”
そう思っていても、日本では違うことに不安を感じる人種です。

誰もが生きやすい社会を作るためには、
「同じで当たり前」という前提をガラッと変える必要がありますよね。

人によって「当たり前」が異なるものだという前提に立って
どう「みんなが生きやすくなるか」を検討し、工夫していくこと。
これが大切だと考えます。

「daremoga」の活動団体は、発達的なマイノリティの子どもたちやその養育者、子どもをサポートする学校の先生や医師、福祉の関係者の皆さんが、より「生きやすい」社会を作り上げるという強い思いを持って活動を2023年5月11日にスタートしました。

子どもや養育者のサポートをするメンバーたちと
日本の誰もが生きやすいGood Loopを創っていきます。

ぜひ一緒にこの活動を応援いただければ幸いです。

生きにくさを抱える子どもたちと養育者、支援者をサポートする団体
daremoga
泉けいと キャリアコンサルタント、発達凸凹ファミリーサポーター
和久井茉莉 産業カウンセラー
長岡祐佳 子ども発達専門作業療法士