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ランニングマシンの上を駆けていく僕らはどこにもたどり着けない 【先々月の短歌 vol.1】

どうもどうも、堂本剛。(光一派の方はすみません。)
だれでもないやまだ。と申します。
最近、短歌をはじめました。というか、短歌がわたしをはじめました。
これから月に一回【先々月の短歌】と題しまして、
わたしが先々月に書いた短歌を、勝手に紹介していこうと思っております。

まだまだヘタクソなんですが、
新聞やらwebマガジンやらなんやらに投稿しておりますので、
もし見かけたら、なんかください。

ちなみに、先々月に短歌をつくって投稿しまくった結果
・うたらば 2021年4月号|テーマ「彩」
・読売歌壇 2021 4/26 俵万智・選
に採用されてました。
出だしとしてはまあ、可もなく不可もなくといった感じでしょうか。


以下、わたしのつくった短歌。
というか、短歌のつくったわたしを読んであげてください。

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びろうどのボトルの底で生きていることの証明として息吐く

すみません発酵中に呼び出して、味噌先輩のことが好きです。

今日の朝、納豆食べてきた人がここから先へ行くと死にます。

くちびるで8000万の微生物交換し合って君と生きたい

優しさはすぐに腐ってしまうのでチェックリストから外されている

移動性高血圧はストレスを抱えぬようにほぼ楕円形

まだ読んでいないページにシミがあり 蚊の墓標として優しく撫ぜる

<雨>を読むあなたに雨が降るならば<僕>を読ませて僕を降らせる

リロードを忘れたままで敵に遭い愛想笑いが発射できない

「のこったのこったのこった…」残ったのはお前だけでロウリュが苦い

HERMESもタグをとったら布切れに変わってしまう僕らのように

ベランダのバジルに差した液体が漏れて階下のパンティに降る

後先は考えなくていいからさ しまむらを脱いだ天使になれよ

「おっぱいがないから反対ですね」ってひっくり返して確かめてみる

受話器から声の届かぬところまで離れることができない僕ら

失った右腕の袖ポケットに入れて左でコーヒーを飲む

国民の皆様のためと言うときの「皆様」の中に僕がいません

あの人に憧れるけどあの人になれるわけないなりたくもない

ランニングマシンの上を駆けていく僕らはどこにもたどり着けない

その土のどこかに秘めた色彩を見つけて花は春を染めなす

さいごまできみを圧搾してみると18キロの骨肉となる

顔に乳押し付けられて心得る「これが圧迫面接ですね」

プラチナに格付けされた指圧師のリップサービスだけ気持ちいい

迫りくる天井の罠に耐えきったやつだけますの押し寿司とする

血圧を測っている方の腕から採血したらそうなりますよ

水圧の弱いシャワーを浴びながら寄る辺なさにも社交辞令を

分針をぐるぐる回し憂鬱な時間をスムージーにして飲む

四捨五入して好きだった君をただ切り捨てちゃっただけの駅前

面積のとおりに紙をちぎっても拭いたら指にうんちがつきます

乳輪の大きさに気がついてからプールサイドで力がでない

人類は空と青姦したいのでコンクリートを勃起させた

偶然31音だったのでそのまま短歌にしてみました

お〜いそれ、お〜いお茶ではないんです、そうです、お〜い小便です。

おっぱいに桜の花が咲いていて僕はベッドで場所取りしている

今、下りエスカレーターを上ろうとしている人が僕の祖母です

2LDKに膨れた右心室 君に遊びに来て欲しいのさ

怪獣が垂直尾翼つまみあげ不時着させた父の禿頭

桟橋をのたうちまわるギルのごと暗がりのなか踊る女ら

好きという心の飛沫浴びせたら君も罹ってくれるだろうか

赤ペンは無慈悲に撥ねて人生の答えが決まっているかのように

いさかいをウィンブルドンの観客の目移りしつつ聞いているだけ

びしょ濡れの男がドアの前に立ちUber Eatsを自称している

ウインナーコーヒーなのにウインナー入ってないから君が好きです


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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
だいたい意味不明だったかと思いますが、
これでも上手くなった方なのでご勘弁。
ほんとはもっといっぱいあったんですが、
あまりにもひどかったので、マシなやつだけにしました。

ヘタクソだな、と思った方もとりあえず
スキを押しといてください。特にいいことはないです。
コメントもください。あとサポートもお願いします。あとフォローも。
わたしにいいことがあります。

そして、不定期でショートショートも上げていくので、
そっちも読んでね。


おわり



こんな感じで終わっていいんですかね。

先々月の自由律俳句もやろうかな。。
エッセイみたいなのも書きたいよね。
誰も興味ないか。

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