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僕はその昔、テレビ局で働いていました。

テレビ局というのは、入社することに関しては超難関、と言われています。

業界繋がりで言うと、広告代理店も難関と言われますが、比になりません。なぜかというと、採用人数が違いすぎるのです。

代理店で超大手のDとかあそこだとだいたい200人は採用するのですが、テレビ局は東京では40人前後で、地方に行けば行くほど少なくなり、一人や二人という感じです。

最近どんなことに気をつけていたか思い出したのです。ちょっとしたコツでもあるのですが。

面接では、自分の自己紹介で、涙が出そうになるくらい、自分で自分に感動していました。面接前には、自分のこれまでを振り返り、気持ちを作って臨んでいました。

イメージ的にはこんな感じです。

これはその当時は知らなかったのですが、アメフトやラグビーでよく使うみたいですね。試合前に昂らせると、怖いものがなくなる感覚があるのです。僕も昔陸上競技に本気で取り組んでいたので、その体感があります。

僕は全試合決勝戦に進むレベルだったので、まぁ好きでやっていたのですが、同時に「もう逃げられない…」という若くして、無の境地にたどり着かなければ、どうしようもなく苦しい状況に直面していたので笑

その時にこうして乗り越え、まぁほとんど優勝してました笑

のちに就活生からアドバイスを求められた際にも、

お前が、自分のことを感動しないで、誰が感動するんだ?
”感動する”ということは、つまり、”誰かの心を動かす”ことであり、”こいつを取りたい!”と思わせることに繋がるんちゃうか?
泣くぐらい感動して、喋りまくって帰ってこい!

と能弁垂れていました笑

これ、いま振り返って思うのは、まぁテクニックに過ぎないな、と思いますね笑

むしろ危険なほうの。言ってることは、正しいです。というか、大学生の自分がよくこんな技身につけたな、と感心する「洗脳技術」に近いです。

小手先とかいうレベルではないテクニックですが、テクニックで入社したから、辞めることになったのでしょう。

我々は本音で生きなければ、本当に辛い人生が待っています。
逆に、今の僕は、本音で生きているから、周りからもわかるほど楽に生きていますし、自然体で生きることができているのです。

では僕が面接で使ったのは何か?

これはね、自分に「テレビ局で入ること」を本音だと信じ込ませ、そうすることで面接官も騙すテクニックです。今ならわかります。超危険です。

では僕の強みはなんでしょう?

・腹を括った時、理屈ではないレベルで、やると決め、やりきること
・面接で必要なことを分析する分析力
・他者を巻き込む力

このあたりでしょうか。

今となっては、テレビ局に入社し、辞めるわけですが、僕は1ミリも後悔してないです。しかし、もし今悩んでいる若い方がおられるなら、こういった間違いはしなくてもいいのではないか、と思い、この経験を共有することにしました。

まぁね、「死ぬ気で」とか「本気出して」とか、聞こえはいいですが、本当に向いてりゃ、そんな概念を使わずとも、「スルッとできたんですけど…w」てことになりますよ笑

気負わず、力まず、できることから手をつけ、できることを積み重ね、いつの間にか得する人生を目指しましょう。


★☆僕の生きる指針(たまに忘れる…)☆★
1・淡々と生きる。
2・他人と比べない。
3・できることだけやる。
 (最近、”できること”の見究め方がわかりました。)
  できることの範疇を超えたものは、
  自分でやろうとせず、
  能力ある友達に任せる。
  もしくは探す。
4・ネコを見習う。
5・「いい」「わるい」と安易にジャッジしない。基本的に全部「いい」。


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