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コトヌの治安

今回は、現在のコトヌにおける治安についてです。
私自身の半年住んでみた結果の肌感と、近隣国含め長くアフリカに駐在されている方のお話を踏まえてお伝えします。
私の生活範囲がコトヌに限られるので、今回はコトヌの話に留まります。
北部などは危険エリアに入るところもあるので、外務省の危険度マップで確認してください。

結論からいうと、コトヌの治安は他のアフリカ国々に比べると非常に良いです。
ベナンに来てすぐの頃、アフリカ数か国を何十年にも渡って駐在されている方とお会いした時に、「ベナンはアフリカ初心者にはとてもいい国だよ」と言われたのが印象的です。

まず、大きな点としては、日中の明るい時間であれば大通りなどは多少は歩いて行動できるのです。
聞くところによると、多くのアフリカの国々は「なるべく歩かない・タクシーなどを使う」というのが鉄則のようで、自由に歩けるだけで安全度は高いといえるそうです。

とはいえ、私は根っからのビビりなので1人で歩くことはほとんどしません。
また家から一番近いスーパーが歩いて30分かかりますし、車も所有しているので歩くことは少ないです。

とはいえ、もちろんひったくりなどの軽犯罪も少なからず発生しています。
最近よく注意喚起されるのが、
自称警官を名乗る人からのひったくり被害や金品要求トラブルです。
例としては、自称警官を名乗る私服警官に、身分証や所持品を見せるように要求され、その際にお金を要求されたり荷物を渡した瞬間にひったくられる等です。
この際は、聞こえない・理解していないフリをして無視するか、警察であることの身分証を提示させ携帯で撮影しておく、などの対応が必要です。
基本疑うという姿勢でいくことが大切です。

歩行中のスリ被害もあるそうで、その際はなるべく肩掛けバッグなどを使わない、車道側で荷物を持たない、隙を見せて歩かない
などの予防策があります。

夫さん含め私たちは、幸運なことながらまだ被害に遭ったことはありませんがいつ何時起こるか分からないので、慣れも大事ですがある意味慣れすぎないように常に気を配らないといけないと感じています。
そのため、外出時は常にある程度気を張った状態なので疲れやすい気がします。

こういう国に住む以上、トラブルに見舞われることを覚悟して自衛することが大切です。

外でのトラブル以外にも、家のガードマンが誰かと共謀して空き巣をしたり、お手伝いさんや運転手など個人的に雇っている人との間でトラブルに遭たりすることも少なくありません。

悲しいことですが、人を信じるというよりは、疑うことからはじめないといけないのです。



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